短編 Happy-Valentine!!(フィエド) FFIの真っ最中、今日は練習もない。 特にする事もないのでただぼーっとしていたら、急に携帯が鳴り出した。いきなりの事に驚きつつも電話に出る。 『もしもしエドガー?』 声の主が誰なのか、すぐにわかった。 「…フィディオ、一体何の用だ?」 『今から会いたいんだけど…良いかな?』 「………別に構わないが…」 『本当!?じゃあイタリアエリアの公園に来てね!』 それじゃ、というとフィディオは電話を切った。 「…全く、なにがしたいんだアイツは…」 私は溜息をつきながらイタリアエリアへ向かった。 「あっ、エドガー!こっちこっち!」 言われた場所に向かうと、フィディオが嬉しそうにこちらに向かって手を振っていた。 「エドガー、今日何の日か知ってる?」 「…は?」 思いがけない質問に私は首を傾げた。 今日は…2月14日…? 「…バレンタインがどうかしたか?」 「『どうかしたか?』じゃないよ!…はい、これあげる!」 そういってフィディオが差し出したものは、チョコと思われる直方体の箱だった。 「俺からの本命チョコだよ!」 フィディオは満面の笑顔で言った。 「…ありがとう」 私が笑ってお礼を言うと、フィディオは顔を赤くして付け足すように言った。 「…折角だし、改めて言うよ、」 「…聞かせてもらおうか?その改めての言葉とやらを」 「…うん。 愛してるよ、エドガー。 --------------------------- まだ早いけどバレンタインモノです! フィエドフィエドフィエドぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!← [*前へ] [戻る] |