(´Д`)ノ小説
セトシン
だから…電車なんか乗るんじゃなかった…っ
今、自分の前には人、人、人。
しかもガタゴト揺れてなんか気持ち悪いし…。
自宅警備員がいていい場所じゃないみたいだ。
「大丈夫ッスか?シンタローさん」
あぁ、大丈夫だ。問題ない。だがめっちゃ座りたい。座りたい!!
「返事がない…まるで屍のようだ」
どんだけ酷いんだ、俺の顔!!
はぁ、とため息をつくと、尻になにかが触れた。
触れた?触れてるなう?
……痴漢っ!?
あ、どうせ悪戯だろ。つか俺がきゃー痴漢!!!とか言ってもキモイだけだし、そのうちこいつも飽きるだろ。…つかなげぇー。いつまで触ってるつもりだ!
…長い。
やばい気持ち悪い
「どうしたんスか!? 顔色悪いッスよ??」
「あ…。大丈夫…だから…」
ガタンガタン…ギギーッ
「……ヒッ…!!」
不覚。声に出してしまった
周りには聞こえてないみたいだけど
セトには…聞こえたな。
「シンタローさん?」
「セト…。ちょっと…たす…けて…その…痴漢…なう…」
その瞬間、ぐいっとうでを引っ張られ壁ドン状態になった
かあああと顔が赤くなるのがわかる。
「もう大丈夫ッス!」
いや、これは痴漢よりやばい
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