あのね...
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「今日も仕事遅いの?」
「そうだよ…いい子で待っててね」
「うん!・・・行ってらっしゃい♪」
今日は土曜日学校はお休みの僕…
あの人が仕事に言っているため僕はひとりでお留守番
家事は僕がしなきゃね
好きな食べ物を用意して
今日はケーキまで作ろう!
だって今日はあの人の誕生日だもんね
お祝いは僕がしてあげなきゃ
「えっと…卵は…」
ケーキの本を見ながら一生懸命作って
沢山好物を作る
「よし!!できたぁ♪」
部屋の飾りつけまでしたころにはあの人が帰ってくる時間になっていた
ガチャっと玄関が開く音がした
「もうは寝たのかな?」
「おかえりっ!!」
「わぁっ…びっくりした」
「お誕生日おめでとう♪それとまだ夜の7時だよ?寝てるわけないよぉっ!」
「・・・」
「どうしたの?」
僕は抱きしめられていた
どうなっているのかわからない僕…
一応背中手を回すとさらに強く抱きしめられた
「ありがとう…」
「どういたしまして♪」
しばらくして僕から離れ笑顔でお礼を言ってきた
少し目が赤いけどどうしたんだろう?
それから一緒にご飯を食べた
笑顔で『おいしい』といって食べてくれた
最後に手作りケーキを渡すと
ほっぺにキスされた
「僕頑張ったんだよ?」
「うん。おいしいよ。頑張ってくれたんだね。ありがとう」
「僕もうれしい」
そう…
だって貴方がいなかったら今頃僕はこの世にはいないかもしれないから…
貴方は僕のすべてなんだ
だから貴方が嬉しいと、僕もうれしい
貴方が悲しいと僕も悲しい…
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