本当の姿を見せましょう
3
「おはよう!」
「あぁ…」
なんでだ?
俺といつも一緒に登校していた学…
でも隣にいる奴と付き合いだしたからもう一緒には登校しないものだと思っていた…
だって昨日は俺と帰らなかったから…
「あのな!昨日、俺がお前と一緒に登下校してたって言ったら、3人で登下校しようってことになったんだ!」
「そうか…わかった。準備してくる」
「おぅ!早くしてこい!」
本当は3人で登下校なんて息の詰まることなんてしたくない
でも学の傍にいたいから…
少しでも傍にいたいから俺は承諾した…
「あっ!忘れ物した!ちょっと待ってて!」
俺の支度が終わり学校に向かおうとした時に突然言いだしたのだ
家は目の前のためそれほど時間はかからない…
しかし、早瀬と少しの時間でも2人でいたくない…
そんな俺の気持ちも知るはずもなく1人家に戻っていく…
「なぁ…?」
「なんだ?」
家に入ったのを見計らったように俺に話し掛けてくる…
一応相手をしてやろうと思い返事をした
「学可愛いな?」
「なんで俺にそんなこと言うんだ?」
「だって…
お前学のこと好きだろ?」
「つっ…なんで…」
「なんでって?見てればわかるよ?」
「そうかよ…」
俺は隠せていなかったのか?
でもばれた相手がよかったのかもしれない…
彼氏なら嫉妬して彼女に話すこともないだろう…
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