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本当の姿を見せましょう
偽りの姿

「俺彼氏できたっ!!」

「そうか。よかったな」

無邪気に笑顔を作る友人
それに応えるために俺も笑顔を作る

「なんだよ?お前偏見とかないのか?」

「まぁ…ね。俺そんな偏見ない。てか俺バイだし」

「そうだったのか?なんか緊張してそんしたぁ!!」

そんなに笑顔を俺に向けるな
心が痛い…
なんで俺は行動を起こさなかったのか…?

「俺。ノーマルだったけどなんか早瀬のことは気になって…
好きなんだなって気づいたんだ…」

頬を赤らめて話す



やめろ…
俺の前でほかの男の話をするな…
お前がノーマルなのは知っていた
だからこの気持ちを伝えなかったのだ…

それなのに…
いきなり現れてこいつを落とした

なんで…
なんで俺は行動しなかったのだろう??

なんでこの気持ちを伝えられなかったんだろう…??

伝えたかった…
お前に『好きだ』と言いたかった

怖かった…
お前が俺を嫌いになることを…

恐れていたんだ…
お前の傍にいられなくなることを…

だからずっと心に秘めていたのに…


「俺、早瀬に好きっていうのめっちゃ緊張したんだ」

「お前恥ずかしがりだもんな」

「そんなこと言うなよ…なんか本当に恥ずかしくなってきたっ…」

顔が真っ赤だ
それほど早瀬が好きなんだろう…




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あきゅろす。
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