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スタスカ短編
俺の奥様はおっちょこちょい(魚×月子)








「月子、そこあぶねーよ」

「大丈夫・・・・うわぁ!!」

「おい!!?」

初詣の帰り、月子と哉太はまだ帰りたくはなかった

だからゆっくり散歩でもしよう。そう思っていたのだが・・・・








今夜はすごく冷える。そのため地面が凍ったりしてしまっている

踏めば氷は割れるが、だけど滑って転ぶ確率も高い

ゆっくり歩いたりはしているものの、氷は容赦無く相手を転ばせる

「いたたた・・・」

「大丈夫かよ?」

「うん、滑っただけだから!」

「・・・・・・これで何回目だよ」

「う」

これで何回目かというと、先ほどのを合わせて5回目

月子は一生懸命言い訳を考えるが本当のことなので何も言い返せない

哉太の方を見ると完全に呆れてる。恥ずかしい

「ほら」

「え?」

哉太の手が自分の前にくる。月子はその手を取ると、哉太に引っ張られた

起き上がりそして、哉太の胸元辺りに顔を埋めた

「もう転びたくない・・・」

「ぶっ」

哉太が笑った。月子はムッとなり哉太に怒る

「笑わなくてもいいじゃない!痛いんだから!」

「お前がドジなだけだろうよ」

「なんですってー!」

新年初めての怒り。ただ哉太はにこにこ笑って月子を見ている

月子自身は何か仕返ししてやりたい。そんな時哉太は言った

「俺がお前の手つないでやるから、そしたら大丈夫だろう?」

「哉太・・・」







昔から哉太は優しい

そんなこと言いながらも本当は優しいのだ

哉太が手を差し伸べる。月子はその手を握り、哉太を引っ張る

「おい、また転ぶ―――」

「あ!?」

「「うわぁ!!」」

二人で一緒に転んだ。哉太はそのまま月子を抱きしめる




















おちょっこちょいの奥様。やっぱりお前一人にはさせられないよ



あきゅろす。
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