スタスカ短編 愛しい奥様とお正月(山羊×月子) 結婚をしてからの初めてのお正月話 「あけましておめでとうございます」 羊はそっと頭を下げる。月子も満面の笑顔で挨拶 「あけましておめでとうございます。今年も一年よろしくお願いします」 結婚してからの初めてのお正月を迎えた 羊と月子が結婚してから半年が経つ。早いものだ 今日はわざわざ日本に行き、そこでお正月を迎えたのだった おせち料理はその後。今は初詣に行くところ 「わぁ、たくさん人が来ているね」 「初詣だからね。僕は人のことより君の事をずっと見ていたいな」 「よ、羊君!!」 顔を赤らめる奥様。それが羊にとっては微笑ましい 参拝をし、月子は何かを見つけたように羊を引っ張る 「ねぇ羊君、おみくじ引いていこう?」 「そうだね。そんなにあわてなくても大丈夫だから」 おみくじが売ってる場所まで行き、御神籤箱をふる 「あ、私11番だ」 「僕は32番」 番号を言い、巫女さん姿の人におみくじが渡され二人は「せーの」と言ってから中を見た 「やった!僕大吉だったよ。君は?」 「・・・・・私凶だ」 月子はがっかりしたように溜め息をした。しかし羊はにこにこしている ちょっとムッとした月子は羊をたずねる 「ねぇどうして羊君そんなに――――」 「そんなに怒らないで。君が凶なら僕のその幸運を君に分けてあげる。そうすれば平行になるし、君ともっと近く にいられるような気がする。だから月子、後でちゃんと分けてあげるからね」 「羊君・・・・・って後で?」 月子は理解できてないだろう。羊は微笑んだ 大好きな愛しの奥様。僕はあなたを一生大切にします |