潤と祐二のその2 楽しい楽しい霊体験 3 おはよ〜。 いい天気だぁ。 でも、不思議と暑くないのは、こいつらのせい? おっと、祐二は幽霊とはちょっと違うか。 一部は生きてるんだし・・。(と補足・・) ゲッこいつら、お絵描きなんぞしてやがる。 仲良いんだな、お前らよ。 「祐二・・。おまっ、まさか、そっち系の趣味?」 「な・・なにをいうんですかっ。」 俺は祐二をいじめたくなった。 だってさ。最近、弄ばれてない?俺。 俺はにまにま笑いながら、突っついてやった。 「もう。何を考えてるんだか。・・妹、いたんですよ。 ちょっと思い出しちゃって・・・・。」 「・・!・・・悪りぃ・・。」 「いいですよ・・。未練、残していませんから。」 と、ぼそっと呟く。 そうだよな。 こいつにも家族、いたんだよな。 俺、すっかり忘れてた・・。 「潤、気にしないでよ。今の僕は家族がいるでしょ。 ほら・・・。君がいるんだし・・」 祐二は頭を掻きながら照れ笑いをする。 うっ。おまっ、可愛い。 止めてくれ。そんな顔で笑わないでくれ。 倒錯の世界に入り込むじゃねえかぁぁ。 「あれ?潤、顔、赤いよ?」 うおぉぉぉぉぉ。 「あれ?更紗(さらさ)ちゃん、その絵は何?何の絵?」(祐二) [前へ][次へ] [戻る] |