潤と祐二のその2 楽しい楽しい霊体験 2 ふわ〜ぁ。 おはよ・・。 寝不足ダァ〜。 ねえねえ、俺ってもしかしたら憑依されやすくなっちゃったの? そこのところ、マジ知りたい。 よし。祐二に聞こう。 「おい、祐二。」 って、あれ、いない・・。 あいつってばまた、抜け出してやがる。 「お〜い。」 そしたら、目の前に2人?いた。 「どう。けっこう、可愛いだろう。」と祐二。 目の前の少女がにっこり笑う。 いつの間にか、髪は綺麗に切りそろえられ、 服は綺麗にこざっぱりしていた。 薄汚れていた顔はきれいに拭われ、とても綺麗な顔立ちだった。 少女ははにかみながら笑顔を見せる。 祐二はいったいどんな魔法を使ったんだろう。 「どう?潤。」 「ああ・・・。」 こうしてみるとどこにでもいる女の子だ。 ちょっと顔が蒼白いけど・・。 当たり前だけどな。 「さてと、名前、つけてやるか。祐二、なんか良い名前、ない?」 「更紗っていうのはどう?」 「おう。良いんじゃないか。可愛い名前だな。」 と、言うことで名前は更紗に決まった。 「よし。お前、今日から更紗だ。いいか、それで。」 「うん。」 まるで犬っころでも拾ってきたようなのりだな。 ん? まてよ。 おい、祐二、昨日の事なんだけど、あれってさ〜・・ と言っている間に二人は消えた。 ずるいぞぉぉぉぉぉぉぉ〜〜。 [前へ][次へ] [戻る] |