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ひと夏の恋
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おはよ〜。
あ〜。寝不足だぁ。
俺、ひっで〜顔・・・・。
昨日な。
あれから祐二の奴、ちっとも話しかけてこなかったんだ・・。
もう、どよ〜っとしちゃってな。
会いたいっていうのはどうしちゃったんだろうな・・。
だけど、このままってのもな・・。

あ〜〜〜。
俺、頭、悪りぃ〜から全然、浮かばねぇや。

「おい!祐二?」

「・・・ん〜・・なに?・・」

ゲッ。なんちゅう声だ。こいつ。
こいつもずっと起きてたみたいだ。
やっぱ、かなり、こたえてたんだろうな。
片恋ならいざしらず・・
しかも、何も出来ないなんて・・・。

ん?
そうだ!!
「おまっ、メール打ってみろ!」

「え゛っ、だって僕は・・」
「いいから、いいから。」

僕は畳みかけるように祐二に言った。

「お前、彼女が死んでもいいのか?」
「・・・・」

これはかなり効いたね。

僕は彼女の仕事が気になっていた。
セクハラ・・
なんとかしてやりたい。
なんとか出来るかも・・

さてと、メールには、なんて打つかだな。
ふっふっふ。
気分はあれだな・・。
なんてったっけ・・。

この遠山桜がみえねぇか!

ん?ちょっと違う?
さてと、宿題するか・・

じゃなっ。



   2020.7.3 jun.




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