BL長編変態ヤクザな話snatch(完結)
Snatch38bond
◇◇◇
「あーあ……、髭伸びたな…」
無精髭は本格的な無精髭と化している。
髭剃りがあれば剃れるけど、また寺島に頼むのは何だか気が引ける。
テツの肩の辺りに肘をついたら、無意識にあくびが出た。
4時間おきの体位変換が地味に堪える。
それに、テツの温もりを間近に感じたら……妙に安心して眠くなる。
「おい」
「あ……寺島……さん……?」
寝ぼけ眼で振り返ったら、誰もいなかった。
「馬鹿、こっちだ」
「えっ…」
まさかと思ってテツを見た。
「へへっ、蘇ったぜ」
「あっ……嘘…、テツ、意識戻ったのか?」
「当たりめぇだ」
信じられない気持ちだったが、悪戯っぽくニヤリと笑うのを見たら、涙がぶわっとわき出してきた。
「あ……、うっ…」
「なんだぁ?へへー、俺が蘇ってそんなに嬉しいか、ったくよー、俺にベタ惚れじゃねぇか、参ったなーこりゃ」
相変わらず、馬鹿な事ばっかし言う。
「…う…うるせー」
「ははっ、冗談だ、ほら、来な」
泣き顔を見られるのが嫌で顔を背けたら、腕を掴んで引っ張ってきた。
「わ、ダメだよ……、傷がある」
テツの左腕には点滴が刺してあり、腹に巻かれた包帯やガーゼは、今朝医者が交換したばかりだ。
「おう、傷か、そっちはいいんだが……ナニに管が突き刺さってっぞ、ションベンとるやつか?」
だが、テツはカテーテルが気になるらしい。
「そう…」
「抜いてくれ、こんなもん刺したままじゃ使い物にならねぇ」
たった今目覚めたばかりなのに、傷よりもチンコの心配をするとか……ふきだしそうになったが、やっぱり泣けてくる。
「ぷっ……、うぅっ……」
「おめぇ器用だな、笑いながら泣くのか」
重傷を負ったわりには元気そうだ。
「い、いいだろ……、カテーテルは医者じゃなきゃ無理だ、あとで頼む」
「そうか、ほら、来い」
安心した途端、起き上がって肩を抱いてきた。
「あっ、起きたら駄目だ、おとなしく寝てなきゃ」
「もう治った」
すっと顔を近づけてきて、誰かに見られたらマズいと思った。
「あ……」
抗おうと思えば抗えるのに、抗う気持ちになれない。
「兄貴……!」
唇が重なる寸前で寺島の声がした。
「……んだよ、邪魔するな」
テツは不満げに言ったが、俺はホッとする反面……落胆していた。
「良かったー!目ぇ覚めたんすね、いやー、本当に良かった!」
寺島はビニール袋を両手に提げ、慌てたように俺の横にやってきた。
「寺島、おめぇと友也の2人で面倒みてくれたのか?」
「はい、そうっす」
寺島は満面の笑みを浮かべて言い、本当に嬉しそうだ。
「そうか、そいつは悪かったな……世話ぁかけた、まさか奴が銃を持ってるとは……、油断した」
テツは珍しく申し訳なさそうに詫びを口にする。
「世話をかけたとか、とんでもねぇ、俺は兄貴が元気になればそれで十分っす」
寺島は謙遜して言ったが、ここはもうちょっと推しておきたい。
「寺島さんが来てくれなかったら、俺ひとりじゃどうにも出来なかった、あの時は……マジで救われた、テツが復活できたのは、寺島さんのお陰だ」
「そうか……、寺島、ありがとよ、おめぇにゃ何か礼をしなきゃな」
テツは寺島の方へ向き直って、詫びではなく、礼を言った。
「そんなの……いいっすよ」
寺島はテツに褒められて照れくさそうに頭を掻いた。
俺にはこんな事しかできないが、寺島が力になってくれたのは事実だし、この機会に株を上げなきゃ損だ。
兎に角、俺は医者を呼びに行った。
「矢吹君、よかったな、意識が戻って」
「おう、先生、世話になったな、はえーとこ点滴とナニに突き刺さった管を抜いてくれ」
「分かった、抜いてやるが、まだ退院は無理だぞ、それと、今お前さんは起き上がってるが、寝てなきゃ駄目だ」
「トイレは……それに風呂は」
「許可できるのはトイレと顔を洗う事だけだ、それ以外は寝てろ」
「つまらねーな、天井を拝めというのか?」
「ああ、で、点滴は片付けたから、これからカテーテルを抜くが、いくらあんたでも、見られたら嫌だろう?」
テツはまだ安静にしなきゃいけないようだ。
本人は不貞腐れてしまったが、医者は話をしながら点滴を外し、カテーテルを抜くと言い出した。
「別にー、気にしねぇな」
俺や寺島は知った仲だからか、それともテツには羞恥心がないのか、その辺りは謎だが……また稀少な光景を見られる事になった。
「あ、俺は外します」
寺島はひと言言って部屋から出て行ったが、俺は邪魔にならないようにベッドの脇に立っていた。
テツがベッドに横になると、医者は浴衣をはだいて下着をズラし、上向きに固定されたチンコが現れた。
「膀胱の中にバルーンが入ってる、先にバルーンの水を抜く」
膀胱に何か入ってるとは知らなかったが、医者はテープを外してシリンジでバルーンの水を抜き、竿を持ってゆっくりとカテーテルを引き抜いていった。
俺はただの傍観者だが、また緊張感が増していた。
カテーテルを引くと、尿道口が引っ張られるようにカテーテルに引き摺られる。
挿入時は潤滑剤を使用したが、今はない。
だから……滑りが悪いんじゃないかと思ったが、見てるだけで腰の辺りがゾワゾワしてきた。
「あ"ーー!なんか引っかかる」
テツの叫び声にビクッとなり、心臓がバクバクした。
「痛てぇか?」
「いや、たいして痛かねぇが……気色わりぃ……」
たいして……という事は、多少は痛いようだ。
「よし、抜けた、サービスだ、消毒してやる」
引き抜かれたカテーテルには、萎んだバルーンのような物がついていた。
「消毒はサービスなのか?」
医者はピンセットで綿を掴み、尿道口をグ二グ二やって作業を終了した。
「あとは薬を出すから、それを食後に飲め、勝手にウロウロするんじゃねぇぞ」
「分かったよ」
テツはパンツを引き上げながら、ため息混じりに返事を返した。
医者が部屋から出て行くと、代わりに寺島が入ってきたが、俺はテツに聞きたい事がある。
「なあテツ、このブレスレットは発信機なんだろ?」
立ち上がって、はだけた浴衣を直しながら聞いたが、ほっといたらそのままになりそうだからだ。
「バレたか、って……バレて当たり前か、そうだ、おめぇが竜治に脅されてんじゃねぇかと思ってな」
やっぱり竜治の事をよく思ってないようだ。
「確かに俺は三上に脅されて付き合わされたけど……」
竜治が三上と付き合ってたせいかもしれない。
「ふんっ、三上か……、で、竜治はどうなんだ?」
それなら、尚更バレたらヤバイ。
「関係ねぇ」
「本当か?三上の事も、俺は何度か疑った筈だぜ、けどよー、おめぇは嘘をついてたじゃねーか」
「あれは三上が、あんたが破滅する事になるって……そう言ったから、それで言えなかった」
「ふーん、俺が破滅か……、で、三上に何された?殴られたりしたか」
三上との事はもう白状しても構わないだろう。
「兄貴、俺も聞いて構いませんか?」
寺島がベッド脇の椅子に腰掛けながら、確かめるように聞いた。
「おう、構わねー」
テツがOKしたので話を続ける事にした。
「殴られたのは1回だけ、あとは……ソープに連れてかれた」
「ん、ソープ?なんだそりゃ」
「朱莉さんと……無理矢理、3Pも……」
「なにぃ!あいつー!」
「兄貴…!抑えてください!奴はもう死にました」
テツはガバッと起き上がり、寺島が慌てて肩を押さえて寝かせた。
「あの変態が!よくもそんな真似を……」
「テツが朱莉さんをあんな風にしたって……、だから俺もウリをやらされるぞって、そう言った」
ずっと言えずにいた事を口にしたら、言葉が止まらなくなっていた。
「そうか……、ま、ウリはねぇが、朱莉の事はあながち間違っちゃねぇ、あいつを救えなかったのは事実だからな」
だけど、テツが朱莉さんの事を口にするのを聞いたら、もやもやした気持ちになる。
大人の恋愛とか、そんなのは俺には分からないが、テツだけが悪者じゃない事はわかる。
「俺、違うと思う…、朱莉さんには悪いけど、薬や男に溺れたのは……弱いからだ、寂しいからって……それって、楽な方へ逃げてるだけじゃん」
「友也、おめぇいい事言うな、だな、自分にあめぇからそうなる」
「寺島…」
「あ、すみません…」
寺島も俺の意見に同調してくれたが、テツに睨まれて頭を下げた。
「で、竜治は?どうなんだ、はっきり言え」
テツは話を竜治の方へ戻した。
あまり触れられたくないらしいが、俺も竜治の事は触れられたくない。
「知らねぇ」
「またそれか……、仕方ねーな、ったく……、それじゃあ、河神に吊られてたのは何故だ」
シラを切り通したら、呆れ顔でシンジの事を聞いてきた。
「あれは……前にコンビニにいた同級の奴がいただろ?オカマみたいな奴」
「ああ、いたな」
「そいつの紹介」
「紹介だと?何故紹介なんかして貰うんだ」
「俺が初めてテツのアパートに行った時、あいつに見られて…あいつの彼氏がヤクザで、テツに借りを返してやるって……、そんな話をした事あるだろ?」
「おお、あったな、あん時おめぇは……俺が誰かに狙われてるんじゃねぇかって心配してたな」
「そのヤクザが河神だった、で、こないだのデートのバイト、あれをきっかけに俺に興味を持ったらしく、その同級の奴が会わないかって言ってきた」
「どうして会うんだ、ことわりゃいいじゃねーか」
「何故あんたを恨んでるのか、それを調べようと思った、そしたら……拉致られた」
「俺の為か?」
シンジの事は隠す事はなにもないが、堀江の事は口止めした方がいい。
「まあ…そうだけど……、あの、そいつ……カマみたいな奴の事、翔吾には黙ってて欲しい、拉致られたって事にしといて」
「ん、若に言っちゃマズいのか?」
「あいつは堀江と言う名前なんだけど、堀江は河神とはもう別れてる、翔吾に言ったら、翔吾が腹を立てて河神に喧嘩を売るかもしれない、そんな面倒な事は避けたいし、俺は堀江に聞かれても、河神の事はとぼけるつもりだ、だから頼む」
「そうか、わかった、寺島、おめぇも黙ってな」
「わかりました」
テツは寺島に念を押すように言い……寺島が頷き……これでひと通り話は終わった。
すっきりしたところでブレスレットを外してくれと言ったら、鍵を無くしたと言う。
「どうしても取りたきゃ、工具を使ってブチ切れ」
テツはあっさり切れと言うが……ためらった。
「いや、やっぱいい…」
このブレスレットは……本当に魔除けになったからだ。
「学校始まったらやべぇぞ」
「そうだな、じゃあ、そんときまではめとく」
「いよいよ奴隷になる覚悟を決めたか」
「ああ、その代わり……この奴隷は美味いもんを食わせてくれなきゃ動かねー」
「ほおー、そいつはまた金のかかりそうな奴隷だな、いいぜ、イタリアンでもフレンチでも、メキシカンでも、何でも食わせてやる」
「メキシカンってなんだよ」
「でっかいサボテンのステーキに、タバスコを山ほどかけて食うんだ」
「へえ、じゃあさ、テツが先に食ってくれ、そしたら食ってもいい」
「ガラガラヘビの丸焼きもあるぜ、それを食うとな、とんでもねぇ事になるぞ」
「なんだよ」
「ナニが暴れ出すんだ、手が付けられねぇぐれぇやべぇ」
「ふーん、面白ぇな、じゃ、それは是非テツが食べなきゃだめだよな、あんたにぴったしじゃん、チンコが暴れるとこを見せてくれ」
「おう、見せてやろうじゃねぇの、恐ろしい事が起こる、きっとやめときゃよかったって、後悔するぜ」
「ぷっ……、恐ろしい事ってなんだよ、噛み付くのか?それともビームでも出すとか?」
「それは見てのお楽しみだ」
「あのさ、マジな顔で言うか?フツー、くっ、あははっ!馬鹿だろ……マジで」
テツとしょうもない冗談を言い合って笑う。
そんな些細な事が、心や体の傷を癒してくれる。
寺島も隣で一緒になって笑ってる。
その日は最高の1日となった。
◇
4日目になって、医者はあと1週間入院しろと言った。
テツは隙あらば起きようとする。
寺島と俺のどちらかがついて常時見張る事にした。
体位変換をしなくていいから前よりは楽になったが、ほぼ寝たきり状態なので、体を拭いたり、ドライシャンプーで洗髪したり……そういった世話は必要だ。
体を拭くのは、意識不明の時は寺島と一緒にやったりしていたが、テツの希望によって俺が担当に任命された。
拭く間は起き上がってもいいという事なので、5日目の今日、昼食を済ませた後で体を拭く事にした。
テツは潔く浴衣を脱ぎ捨てて、パンイチでベッドの端に座った。
「あっ、じゃ、俺は外します」
寺島が部屋を出て行ったが、たかが体を拭くだけなのに大袈裟だな……と思いながら、清拭剤をタオルにつけて首から拭っていった。
テツは気持ちよさそうにしている。
「こういうの、どう?」
「悪くねー」
肩や腕を拭き終わり、横から手を伸ばして背中を拭っていったら、いきなりグイッと抱き締められた。
「ちょっと……なにやって…」
片腕でガシッと腰を捕まれ、バランスを崩して片手をベッドについた。
「へへー」
「うわ……!」
テツは不敵な笑みを浮かべると、立ち上がって強引に俺をベッドに押し倒した。
スリッパが落ちて、足だけベッドから垂らした状態になった。
「あのさ…、だめだからな」
エロい事を企んでるんだろうが、怪我人は怪我人らしくして貰わなきゃ困る。
直ぐに起き上がろうとしたが、腋を両側からガシッと掴まれてベッドにあげられ、すかさず上にのしかかってきた。
「ちょっ、テツ、やめろって…」
腹に包帯巻いてるのに何考えてるんだと思ったら、頭を押さえられて唇を塞がれた。
寺島が外にいるのに、こんな事しちゃマズいと焦った。
「ん、んー!」
藻掻きながら両手で肩を押し返したら、両手首を掴まれてベッドに押し付けられた。
テツは興奮気味に舌をねじ込んでくる。
顔を逸らして逃げようとしたら、顔を傾けて逃げ道を塞ぎ、乱暴に舌を動かして嬲るように口内を弄る。
頭がくらっとして、テツのペースに呑まれていった。
「はあ、やりてぇ」
激しいキスにぼーっとなっていたら、ストレートに欲求を口にしたが、テツはその部分に関しては……恐ろしく本能に忠実だ。
「あ、あのな……」
「抱きてぇ!抱かせろ!」
「大きな声だすなよ……」
禁欲生活が続き、大分苛立ってるようだ。
俺の制止を無視してTシャツを捲りあげ、胸をギュッと掴んで乳首にキスをする。
「い"っ……!」
だけど、ピアスを突き刺された乳首はまだ治ったわけじゃない。
「ん、そうか、あの時の……、よく見りゃ瘡蓋になってら」
「そう……、だから痛てぇ」
「……悪かったな」
テツは撃たれて意識不明になったから、ピアスの事を忘れていたらしいが、どうやら思い出したらしく、急におとなしくなって上から退いた。
「いや、いい…」
俺も起き上がってベッドの縁に座り、床に落ちたタオルを拾いあげた。
「フェラしてくれ」
すると、背後でボソッと呟いた。
「えっ…」
てっきり反省したのかと思ったが……甘かった。
「いや、だけどさ、寺島さん待ってるし」
「あいつは気を利かせて外したんだ」
「え……」
なにかおかしいとは思ったが、2人の間にそんな暗黙の了解があった事に驚いた。
「拭くのはいい、このままじゃおさまりがつかねぇ、そっちを頼む」
テツは真面目に頼んできて、変な使命感がわき起こってきた。
「分かった、じゃ、こっちに寄って」
ベッドの端に座って貰い、俺は半分椅子に座った状態で身を乗り出し、パンツをズラして竿を頬張った。
「ああ、たまらねぇー、久びさだと…結構くる」
寺島を待たせちゃ悪いから、ディープスロートをやる事にした。
これをやると苦しいし、唾液が大量に出てくる。
けれど……いつの間にか慣れた。
チンコは咥える前からやる気に満ちていた。
先走りを垂らしていたので喉奥にも垂れてきたが、それを飲み干して喉奥でチンコを締め上げてやった。
「うっ……!お前……そんなにやったら……やべっ、秒殺じゃねぇか、くそっ……そうはいくか」
テツは酷く焦って体を強ばらせたが、1度口を引いて油断させる。
「はあー、おめぇ、やけにレベルあげたな」
そして……気を抜いて息をついたところで一気に咥え込み、喉奥でギュッと締めあげた。
「くっ……!ううっ、こいつはやべぇ、ハァハァ、や、やられた」
チンコがドクンと跳ねて喉奥に精液を飛ばし、青臭い匂いが鼻から抜けていったが、こんな事が出来るのは……テツが復活したからだ。
喜びを噛み締めるように飲み干した。
「ふうー、俺の勝ちだな」
だが、勝利宣言だけはキッチリしておく。
「くそー、このままじゃ浮かばれねぇ、治ったらリベンジだ」
テツはチンコをしまいながら悔しげに言った。
「ほら、これを着て」
脱いだ浴衣を背中にかけて着せていると、頃合を見計らっていたのか、寺島が中に入ってきた。
「はあ、しかし……、すっかり体がなまっちまったな」
テツは自分から横になってぶつくさ言ったが、欲求が満たされて落ち着いたらしい。
「また鍛えりゃ、すぐに戻りますよ」
寺島はいつもと変わらぬ様子でテツに言ったが、俺とテツが何をしていたのか知りながら、まったく気にする素振りを見せない。
いくら暗黙の了解とは言っても寺島はノーマルな人だ。
「ああ、だな…」
嫌悪感を抱くのが普通だと思うが、テツはテツで何事もなかったかのように返す。
今まで深く考えた事はなかったが、改めて考えたらつくづく不思議に思えてきた。
親父さんがバイだし、その影響があるのかもしれないが、霧島組では性的指向が違う者同士が、ごく自然に共存してる。
この輪の中にいると……なんとも言えず居心地がいい。
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