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BL版、過激な桃太郎
短編です。
◇◆◇◆

むかしむかしあるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました。

爺さんと婆さんの家は、山にほど近い川のそばにある。
2人は仲睦まじく暮らしていたが、残念な事に子を持つ事が出来なかった。

そんなある日、お婆さんが川で洗濯をしていると、大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきた。

婆さんは「おや、まあー、大きな桃だこと」そう言って桃を拾って帰った。

家に帰って爺さんに見せたら、爺さんもびっくり仰天、さっそく食おうという事になり、婆さんはデカい包丁を持ってきた。
まな板に桃を乗せて「えいやー!」と切ろうとしたら、桃がパカッと割れて中から赤ん坊が出てきた。

「おやおや、爺さん、赤子じゃ」

「おお、玉のような赤子じゃ」

2人は喜んで赤子を抱き上げた。

赤子は桃太郎と名付けられ、爺さん婆さんの子供として、それはそれは可愛がられて育った。
子供が欲しかった2人は、初めて授かった桃太郎を溺愛した。

桃太郎はすくすくと成長し、やがて立派な若者になっていたが、見た目は見目麗しい若者なのに、猿のように盛って村の女にちょっかいを出す。

村人は爺さん婆さんに文句を言ったが、爺さん婆さんは可愛い我が子を庇った。

「お前らの娘っこがうちの桃太郎を誘ったんでないかい」

「違う、あんたの息子が、一方的におらの娘を襲ったんだ」

「きぃー! ふざけた事を抜かすな! この唐変木が」

婆さんはヒスを起こし、斧を手に村人に襲いかかり、爺さんまで加勢した。

村人はすっ飛んで逃げ帰ったが、桃太郎の悪行は日に日にエスカレートするばかりだった。

他人の家に忍び込んで金目の物を盗み、そのついでに若い娘を犯す。

そのせいで、村の娘達は全員桃太郎の子を孕んでしまった。

嫁入り前の大事な娘を汚され、村人達は怒り心頭に達した。

「桃太郎を殺るしかねぇ」

「ああ、あんな奴、害にしかならん」

村の有志数人で、桃太郎を退治する事になった。


だが、爺さん婆さんが邪魔だ。

まずはこの2人を捕らえる事にした。
隙を突いて爺さん婆さんを攫い、人里離れた小屋に閉じ込めた。

「あんたら、こんな真似をして」

「桃太郎になにかしたら許さんぞ」

2人は縄で縛られているが、村人数人を睨みつけて文句を言っている。

村人達は2人がなにを言おうが相手にせず、勇んで桃太郎を退治しに行った。

ちょうどその頃、桃太郎はまた娘を犯していた。
とは言え、妙齢の娘っ子は既に手をつけている。
桃太郎は10歳になったばかりの少女をかっ攫い、山の林の中に連れ込んで丸裸に剥いた。
怯える少女にのしかかり、己の猛りを突き込もうとしたが、少女は泣きじゃくって暴れた。
その上、濡れてもない秘部は桃太郎の侵入を拒む。
桃太郎は娘を何度もビンタして黙らせると、手に唾をつけて秘部へ塗り込み、グイグイ腰を動かして押し込んでいった。
肉棒は未熟な割れ目にメリメリっとめり込んでいき、少女は痛みに尚更泣きわめき、涙で顔をぐしゃぐしゃにしていた。

しかし、桃太郎は他人の痛みを理解する事ができない。
腕をついてがむしゃらに腰を振り、自分の欲求を満たそうとする。
まっ平らな胸を無理矢理揉んで、窮屈な肉穴を深く突き上げて止まった。

「おい娘っ子、お前はまだ孕むのは無理だな、はははっ、おらの子種が無駄になる」

桃太郎はヘラヘラ笑って腰を振り、好きなだけ少女の中に吐き出した。

そこへ忍び寄る村人数人。

村人は少女が犯されるところを目の当たりにし、鬼畜な所業に怒りが爆発した。
一斉に桃太郎に飛びかかると、鍬や斧を振り回して斬りかかったが、桃から産まれた桃太郎は……有り得ない身体能力を発揮する。
村人の攻撃をさっと身軽に躱し、すかさず反撃に転じた。
娘は泣きじゃくって村の方へ駆けて行ったが、桃太郎は拳を振るい、ガタイのいい村人を次々となぎ倒していった。



桃太郎討伐は失敗に終わり、村人達は腹いせに爺さん婆さんの家を焼き払う事にした。

油を撒いて火をつけると、木造藁葺き屋根の家はあっという間に燃えあがった。
その頃桃太郎は……山中で狩った獣を火で炙り、肉に食らいついていた。
家が炎に包まれている事など、知る由もない。

しばらくして家に戻ってくると、家は丸焦げの炭と化していた。
爺さん婆さんの遺体を探したが、どこにも見当たらない。

「くそー、あいつら」

桃太郎は怒りに震え、燻る炭をそこらに散乱する茶碗に入れて歩き出した。
村人達の家、全てを焼き払うつもりだ。

こんな事になったのは自分のせいなのだが、桃太郎は自分を省みる事が出来ない。

今は真夜中だ。
皆寝静まっている。
桃太郎は異様に昂り、村の一番端の家に火をつけようとした。

ところが、家の横からぬうっと大きな陰が現れた。

真っ赤な体をしていて、頭には2本の角が生えている。
人間の倍はある巨体で桃太郎を睨みつけたが、それは鬼ヶ島に住む鬼だった。

「お前が桃太郎か」

鬼は上から桃太郎を見下ろして聞いた。

「鬼か、おらになんの用だ」

桃太郎は鬼よりも遥かに小さいが、鬼を睨みつけて言った。
だが、家のわきから青、黄、緑と、カラフルな色の鬼達がゾロゾロと出てきた。

「桃から生まれたと聞いたが、この化け物め、我らが退治してくれるわ」

桃太郎は複数の鬼達に取り囲まれてしまったが、こんなに沢山の鬼が村に出没するのはおかしい。
鬼ヶ島の鬼は島で大人しく暮らしている。
これはきっと、村人達が鬼に頼んだに違いない。
そう思って憤慨した。
怒りに任せて鬼達に殴りかかったが、村人には勝てても、巨体の鬼が相手じゃ勝ち目はなかった。
鬼達は赤子の手をひねるように桃太郎を捕え、肩に担ぎあげてどこかへ運んで行く。

「離せーっ! ちくしょーっ!」

桃太郎は藻掻いて叫んだが、鬼は船に乗って島へ渡った。

鬼ヶ島だ。
そこは鬼達の縄張りと化している。

鬼は皆が集まる広場へ行き、桃太郎を地面におろした。
すると、周りの鬼達が桃太郎の身ぐるみを剥いでいく。

「なにするだ!」

桃太郎は真っ裸に剥かれ、自分を担いだ鬼を睨みつける。

「お前、女とやりたいんだよな、好きなだけやらせてやる」

すると、鬼は桃太郎に意外な事を言った。

「はあ? おらに女をくれるっていうのか?」

桃太郎は唖然として聞き返した。

「おい、お前ら出てこい」

鬼は近くの小屋に向かって叫び、小屋の中からゾロゾロと鬼が出てきた。
桃太郎は怪訝な顔をして鬼を見たが、出てきた鬼には乳房があった。

「鬼の女と……やるのか?」

てっきり八つ裂きにされるかと思っていたので、俄には信じられない。

「ああ、やれ」

桃太郎を肩に担いだ鬼は、素っ気なく言って仲間共々どこかへ歩いて行く。
桃太郎は鬼女5匹を前にポカーンとしていた。
鬼女は男鬼と同様に赤、青、黄と体に色がついている。
筋肉も発達していて大柄だ。
お世辞にも美しいとは言い難いが、1匹の鬼女が桃太郎の前に跪いた。
桃太郎は警戒したが、鬼女は萎えた陰茎を口に頬張って愛撫し始めた。

「あっ、お前ら……」

他の鬼女もわらわらと擦り寄り、桃太郎の体を撫で回す。

桃太郎の陰茎は鬼女の口の中でムクムクと張りを増し、桃太郎は俄然やる気になった。
一旦火がついたら、止めようがない。

桃太郎は鬼女と乱交し始める。

四つん這いになる鬼女の尻を掴み、がむしゃらに猛りを突き立てると、鬼女はたまにしか味わえぬ人間の陰茎に、うっとりとした顔をしている。
他の鬼女達は逸る気持ちを抑え、桃太郎の体を撫で回していたが、ひとりが桃太郎の背後に回り込んだ。
地面に座り込み、桃太郎の尻臀に顔を埋める。
鬼女の長い舌が尻穴をぺろぺろ舐め回し、桃太郎は初めての体験に驚いた。

「わっ、わあ」

しかし、それは何とも言えず気持ちいい。
桃太郎は堪らなくなって鬼女の子袋めがけて種を放った。
種を受けた鬼女は舌なめずりしたが、待ち侘びる他の鬼女が仰向けに寝て桃太郎を誘う。
桃太郎は陰茎を引き抜いて鬼女にかぶさり、白濁を垂らす陰茎を蜜壷に突き立てた。
鬼女は桃太郎を抱いて喘ぎ、桃太郎は夢中になって腰を振る。

まさに盛りがついた獣だが、鬼女を抱いてほくそ笑んでいた。
てっきり鬼に成敗されると思っていたが、逆に酒池肉林を与えられた。

鬼ヶ島は自分にとって天国だ。

鬼女達との乱交は丸1日続いたが、桃太郎は飲まず食わずで盛り続けた末に、疲れ果てて地面に倒れ込んでいた。

桃太郎から種を貰った鬼女達は、いつの間にか居なくなっている。


そこへ男の赤鬼がやって来た。
赤鬼は倒れた桃太郎を担ぎあげると、どこかへ運んで行く。

「おい、おらを……どこに連れて行く」

鬼は島の片隅にある、古びた小屋にやってきた。

「おい、連れてきたぞ」

赤鬼は木戸を開けて中に入り、桃太郎を座敷におろしたが、周りにはカラフルな男の鬼がぐるりと座っている。

「おい人間、種付けは済んだか?」

紫色の鬼が聞いてきた。

「ああ」

「ふっ、そうか、次はお前の番だ」

鬼は意味深な事を言ってニヤリと笑い、桃太郎の腕をガシッと掴んだ。

「な、なにするだ」

桃太郎はズルズルと引きずられ、太い丸太のような腕に抱かれた。

「お前が孕む番だ」

「えっ? なに言って……、なんか当たってるぞ」

耳を疑うような事を聞いて狼狽えたが、尻にぬるつく物体が当っている。
振り向いて見てみると、そこにはとてつもなく大きな陰茎が勃ち上がっていた。
紫色の鬼と同じ紫色の陰茎だが、馬並みな大きさだ。

「これをお前の尻に入れてやる」

鬼は桃太郎の尻をひょいと抱えあげ、尻の穴に先端をあてがう。

「お、おら……、尻の穴は嫌だ、離せ! やめろ!」

桃太郎は血の気がひき、死にものぐるいで暴れた。

「ふっ、馬鹿な奴だ、いい思いをして、それで済むと思ったか?」

だが、鬼からすれば赤子も同じ。
桃太郎の尻穴に極太の陰茎がめり込み、桃太郎は激痛に顔を歪めて叫んだ。

「ぎぃやあぁぁ!」

尻穴はビリッと裂けて血が流れ出したが、鬼はお構い無しにゴリゴリ擦りあげる。

「お前のような悪い人間がいてくれて有難い、我々鬼は何年かおきに異種間で子を作らねばならない、異種で交わる事でより強い鬼が産まれるのだ」

鬼は自分達の繁殖について話したが、桃太郎は鬼の話を聞く余裕はなく、ハラワタを抉られて口から泡を噴いていた。

「い、いてぇ、お願い……だ、だ……ず……げで」

桃太郎は産まれて初めて痛みを感じた。
甘やかされて育ち、傍若無人に振舞うのが当たり前だと思っている。
理不尽な仕打ちに憤っていたが、激痛に負けて鬼に哀願する。

「た、たの……む、ゆる……じで」

「お前は幼い少女を汚したらしいな、今お前はその少女と同じ目にあってるんだ」

けど、鬼は村人から桃太郎の悪行を聞いていた。

「あ"……あ……あれは……、おらは……やりてぇからやった」

桃太郎は強烈な痛みに苦しみながら、それでもまだ言い訳を口にする。
自分が気持ち良ければそれでいい。
悪気はなかった。

尻穴の激痛に涙を流して許しを乞うたが、紫色の鬼は桃太郎の腹に子種を放ち始めた。
陰茎は蠕動するように脈打っている。

「この感触……これは滅多に味わえぬからな」

桃太郎は既に気を失っていたが、鬼は全部出し切って桃太郎を別の鬼へ渡した。

桃太郎は尻穴を犯され、ゆさゆさと揺さぶられたが、気を失ってる事が救いになった。

その日、桃太郎は10数匹の鬼から子種を注がれた。

鬼達が満足した時には瀕死に近い状態だったが、鬼達はくたばった桃太郎を放ってどこかへ出かけて行った。

桃太郎は静まり返った小屋の中に倒れ、ピクリとも動かない。
確実に死に近づいていたが、死に損ないの桃太郎の元に、1匹の老いた鬼がやって来た。
鬼は桃太郎を担ぎ、自分の住処に連れ帰った。
かたい土の床に寝かせると、じっくりと顔を眺める。

「綺麗な顔をしておるのに、何故悪さをする、悪さをすればバチが当たるからな」

鬼は狭い洞穴の中で火を焚いた。
燃え上がる炎の明かりが老いた体を照らし、くすんだ茶色い体色が浮かび上がった。
鬼は張りをなくしたシワだらけの手で、尻穴に薬を塗ってやり、薬草を煎じたぬるま湯を飲ませてやる。

桃太郎は何日も眠り続けたが、鬼はその間看病をし続けた。
エネルギー源となる秘薬まで飲ませたので、桃太郎の体にできた無数の傷が消えていった。

どのくらい経ったのかわからない。
ある日、桃太郎はようやく目を覚まし、茶色い鬼を見た。
酷い目にあっていた筈だが、この鬼は火の傍で手を静かに動かしている。
危害を加えるような雰囲気ではない。
安心して鬼を見ていたら、自然と涙が零れ落ちていた。

「お爺……」

老いた鬼と爺さんの姿が重なったからだ。

「ん、目が覚めたか、にしても……お爺?」

鬼は桃太郎を見て安心したように言ったが、意味不明な言葉に首を傾げた。

桃太郎は起き上がって鬼に抱きついた。

「お爺、お爺だ……」

爺さんはきっと村人達に殺られた。
そう思うと、悲しくなってきた。

「わしは鬼だ、お前の腹には鬼が宿っている」

だが、鬼は桃太郎を引き離し、残酷な事実を告げる。

「お、おらの腹に……鬼が」

そう言えば、鬼に尻穴を犯された時、紫色の鬼が言っていた。

「ああ、じきに這い出してくる、お前は鬼を産み落とし、再び女と交わる事を許されるが、再び尻穴を突かれるのだ」

「ええ……」

桃太郎は鬼の話を聞いて戦慄を覚えたが、ちょうどその頃、鬼女が桃太郎の子を産み落としていた。
老いた鬼の言う事は、空恐ろしい真実だった。

「お前は人間の村で好き放題やった、だから人間は我ら鬼に頼ってきた、お前は村には戻れん」

「あっ……」

「自分のやった事が、どれだけ酷い事だったのか、よーく考えるんだな」

鬼はしゃがれた声で桃太郎に言い聞かせる。

「おら、わからねー、酷い事ってなんなんだ? ただやりたいようにやっただけだ、おら……」

桃太郎は混乱していたが、善悪の判断がつかないのだから当然だ。

「そのやりたいようにやった事……、それが周りの人間にとって許し難い程腹が立つ事だったのだ、お前は桃から生まれたらしいが、そのお爺とやらがお前と出会わなければ、今頃は平穏に暮らしているだろう」

「おら……、なにも知らなかった、おらがやった事は悪い事だったのか」

「お前、叱られた事はないのか?」

「なにも……お爺とお婆は好きにしていいと言った」

「なるほどな、それならお前を育てた人間も同罪だ、殺されても文句は言えん」

鬼はわかったように頷くと、育てた人間も悪いと言い切った。

「そうなのか? そうだったのか?」

桃太郎は鬼の話を食い入るように聞いていたが、必死の形相で聞き返す。
お爺とお婆は善悪など口にした事はなかった。
そのせいで自分は間違った事をしてきたのだとしたら……。

「ああ、そうだ」

鬼は淡々と返事を返し、桃太郎は奈落に突き落とされるような気がした。

「そんな……」

自分が現れた事で、お爺とお婆は村八分にされ、挙句の果てに命を失った。
胸がズキンと痛んだが、その直後に腹に異変を感じた。

「っ、ぐっ!」

堪らず下腹を押さえたが、腹の中で何かが暴れ回り、腹がボコボコに膨らんできた。

「始まった、鬼っ子が生まれる」

老いた鬼は落ちつき払った様子で呟く。

桃太郎は地面に突っ伏して息を乱したが、体の中から何かが這い出してくるのを感じた。

「ひ、ひぃっ!」

尻穴から柔らかな何かがムニュッと出てきた。
気色悪い感触に鳥肌を立てながら確かめると、それは真っ赤な色をした芋虫だった。
桃太郎は吐き気を覚え、手で口を覆ったが、腹の中ではまだ何かが蠢いている。

「ぐっ、ふっ!」

もう一度床に突っ伏したら、2匹目の芋虫が這い出してきた。
今度は青い色をしていた。

「鬼っ子だ」

鬼は芋虫を掴んで外に連れ出し、疎らに草が生える大地に解き放った。
芋虫は地面を這って岩の隙間にスルリと入り込んだが、これからは島に生息する虫や生き物を食らい、いずれそう遠くない日に鬼の姿へと変貌する。

桃太郎は呻き声を漏らして3匹目を産み落としたが、紫色の芋虫を見て耐えられなくなり、とうとう嘔吐した。
それは間違いなく一番最初に尻穴を犯した鬼の子だ。
そう思うと吐き気が止まらなかった。

結局、桃太郎は芋虫を10匹産み落とした。
虫を出し切ったら体が楽になり、地面に横たわっていた。

しかし、真っ裸で横たわっているせいで、尻が鬼の方へ向いている。
鬼は色白なまあるい尻を見て股間が疼くのを感じた。

「おお……、久しぶりだ」

褌を巻いているが、陰茎が褌を押しのけて露出している。
びくりびくりと震え、目の前の獲物に向かってぐんぐん伸びていった。

「わしもまだ子を作れる」

鬼は我慢出来なくなり、桃太郎を抱き起こした。

「あ、あんた……」

桃太郎はまさかの事態に慌てたが、鬼は座った体勢で桃太郎の足を開かせる。

「桃太郎、わしの子を産ませてやる」

鬼は……所詮鬼だ。
奮い立つ陰茎を尻の穴へ入れていく。

「っあっ!」

桃太郎は咄嗟に鬼の肩を掴んだが、大きな陰茎が体内にズブズブと入り込み、背中を反らして仰け反った。

「おー、この感じは……久しぶりに味わう」

鬼は桃太郎の体を上下に揺らし始めた。
シワだらけの手で尻臀を掴み、気持ちよさそうに目を細める。
桃太郎は観念したように力が抜けていった。

「あ、ああ、お爺……」

お爺に似たこの鬼にヤラれるなら、構わない。
諦めて鬼の肩を抱いたが、尻穴が裂ける事はなく、苦痛も感じなかった。

「お前は綺麗な人間だ、わしはお前の事が気に入った」

鬼は長い舌で桃太郎の唇を舐め回し、口内へ舌を挿し込んで粘膜をなぞる。
指先で乳首を摘みあげてやれば、桃太郎は今までにない感覚に体を強ばらせた。

「あふっ、あう、お、お爺……」

桃太郎の尻穴は大勢に嬲られた事で解され、痛みを感じなくなっていた。

「桃太郎、子種を入れてやるからな、鬼っ子を産み落とせ」

老いた鬼が乳首を捻りあげて言うと、桃太郎は惚けた顔で鬼に抱きつく。

「ああっ、おら……、おかしくなる」

桃太郎はこんな事をされて快感を感じる自分に戸惑った。

「出すぞ」

鬼は尻臀を掴んで陰茎をねじ込み、力を入れて射精し始めた。
陰茎はイキイキと脈打って大量の精液を噴き出し、桃太郎の体内に新たな命を植え付けていく。

「ああっ……、お爺」

桃太郎は自身の陰茎から種を撒き散らしていた。
ピュッと飛び散って老いた鬼の肌を濡らしたが、鬼は久しぶりの快感に浸りきっている。

「おおー、これはいい」

恍惚とした表情で桃太郎を抱いていると、洞穴に誰かが入ってきた。

「あら、珍しいわね」

やって来たのは鬼女だった。
鬼女は老いた鬼が交配するのを見て驚いたが、2人のそばにやって来て座り込み、物欲しそうに繋がった箇所を撫で回す。

「あたしにも……くれる?」

鬼女は子を産み落とし、再び発情期を迎えていた。

「ああ、ちょっと待て」

鬼は陰茎を引き抜き、桃太郎を土の床に座らせた。
桃太郎はぼんやりとしていたが、女が発するフェロモンに刺激され、股間が見る間に膨らんできた。
鬼女が仰向けに寝て誘うと、鬼女にのしかかって濡れた秘部に陰茎を突き立てる。
桃太郎は夢中で腰を振ったが、揺れ動く尻を鬼が見ている。
老いた鬼は桃太郎の背中にかぶさると、尻穴に陰茎を挿入していった。

「あ、あうっ!」

桃太郎は背中を反らしたが、鬼は腕をついて腰を揺らす。
女から得られる快感と、尻穴を突かれる快感。
その両方が同時に襲いかかり、桃太郎は鬼2人に挟まれて淫蕩に酔いしれた。

桃太郎が鬼女の胎内に子種を放つと、老いた鬼は桃太郎の腹の中へ種を撒き散らす。

鬼女は種を貰って満足し、桃太郎から離れて洞穴を出て行ったが、すぐに別の鬼女がやって来た。

そこからは底なし沼にはまったように、淫らな行為に溺れていった。

桃太郎はヤル事だけに集中したが、丸一日かそれ以上か……時間すら分からなくなった時、気づいたら鬼女は誰も来なくなっていた。

老いた鬼だけがそばにいるが、桃太郎は体に異変を覚えた。

鬼の種は早々と命を作り出し、桃太郎は6匹の芋虫を産み落とした。
全部茶色い体色の芋虫だったが、それも全て野に放たれた。

それから後、洞穴に男の鬼がやって来て、桃太郎は最初に連れ込まれたあの小屋へ連れて行かれた。
そこで何匹もの鬼に種付けされる事となったが、鬼達は桃太郎の変わりようを見て嘲笑し、嬉々として尻穴を突き上げる。

「こりゃいい、あの爺さんが調教したらしいな」

「ふ、あぁっ!」

桃太郎は紫色の鬼に体を揺さぶられながら、お爺、お婆の事を思い出していた。
紫色の鬼は思い切り奥を突いて止まった。

「種付けだ、お前は我らの苗床だからな、沢山産め」

興奮気味に種を撒き散らし、桃太郎の腹に新たな命を植え付ける。

「ふあぁっ……」

桃太郎はまた芋虫を産む羽目になるが、快楽にどっぷりと浸かりながら思った。

自分の身を犠牲にして鬼っ子を産めば、きっと犯した罪が軽くなる。

そう信じて、自ら体を揺らしていた。











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