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うちのBOSSは我儘なネコ、ヤクザ物、(完結)BL
10(ショタあり、ご注意ください)
◇◆◆◇

武田は後日連絡を入れてきた。

それから更に数日経ったある日の午後、俺は栗栖と共に奴のマンションに向かった。

奴のマンションは、奴らの親父が所有する物件だ。
繁華街の裏通りにある煤けた建物、階数も5階しかない。
裏通りは空き家になった古い木造家屋、潰れてそのまま放置された商店などが立ち並び、全体的に薄汚れた雰囲気だ。

適当な場所に車をとめ、栗栖を連れてマンションに向かった。
年季の入ったエレベーターに乗り、5階を目指す。
機械音が古びた音を立てて5階に到着したら、くすんだ廊下を歩いて角部屋に行った。
ドアホンを押したら、すぐにドアが開いた。

「おう、きたな、上がりな」

武田が顔を出して言い、俺が先に中に入った。
短い廊下の向こう側に部屋が左右にある。
武田は左側の部屋に入って行ったので、栗栖を従えて俺もそっちに行ってみた。
部屋は分厚いカーテンがひかれていて、昼間だというのに薄暗い。
壁際に棚、その横はクローゼットになっていて、椅子などが無造作に置かれているが……一番奥に置かれたベッドの上を見てギョッとした。

マッパに剥かれた少年が、首輪と鎖でベッドのヘッド部分に繋がれている。
口には猿轡が噛まされ、目隠しをされた状態で膝を抱え、恐る恐る俺らの方へ顔を向けた。
青白い痩せた体は、見るからに幼さを残している。
俺達の気配を察し、少年はガクガク震え出した。
か細く頼りない体、こんなガキにここまでやる必要があるのか?

「おい……、こりゃちょっとやり過ぎだ、こんな事をしなくても逃げたりしねぇだろ」

趣味だかなんだか知らねぇが、呆れてつい口走った。

「ふっ、びびんなよ、こいつは借金のカタだ、自分の体で稼ぐと約束した、確かに逃げたりするこたぁねぇだろうが、これも勉強のうちだ、さてと……、おいタクト、今日はな、お客さんを連れて来た、客を満足させなきゃ駄目だ、わかってるよな?」

武田はベッドにどっかりと腰掛け、少年に話しかけたが、タクトという少年は震えながら無言で頷く。

何気なく栗栖を見たら、眉間に皺を寄せて険しい表情をしている。
牙を剥く犬のような面は、今にも噛みつきそうな雰囲気だ。

「おい栗栖、落ち着け」

武田に殴りかかったらマズいので、ひとこと注意した。

「わかってます、ただ……、こりゃひでぇ」

「ああ、だが……俺らには関わりのねぇ事で、こりゃあくまでも奴の趣味だ」

俺も栗栖と同じ気持ちだが、俺らには俺らの事情ってやつがある。
その為にここへ来た。
一時の感情で先走って、大事な事を忘れちまったら……それこそ馬鹿を見る。

武田はヘッド部分から鎖を外し、タクトをベッドからおろして鎖を引っ張った。

「さ、来るんだ、まずは体ん中を綺麗にしてからだ」

タクトは猿轡を外されたが、目隠しされたまま浴室へ引っ張って行かれた。
2人きりになり、栗栖がここぞとばかりに話しかけてきた。

「若、あんなガキをやるんすか?」

「らしいな……」

「いくらカタでも、ありゃどう見ても小学生だ、あのタクトってガキは震えてた、俺はヤクザなんかやってても……あんな怯えてるのに……可哀想だ」

「ああ……」

栗栖の言いたい事はよくわかる。

「俺、できねぇ……、やりたくねぇ」

俺だって嫌だ。
むしろ、俺の方がそっちの趣味がないだけに、尚更嫌に決まってる。

「お前は控えてろ、向こうに行ってな、俺がやる」

しかし、やらねばならない。

「若……」

栗栖はまだ何か言いたげな顔をしていたが、悔しげに口を引き結んだ。

しばらく待っていると、武田がタクトを連れて戻ってきた。
タクトは鎖を外されている。

「待たせたな、鷲尾、お前はネコらしいが、こいつを可愛がるくらい、できるよな?」

武田は俺の事をネコだと決めつけてやがる。

「だから違う……、そんなんじゃねぇ」

親父に命じられてタチをやっただけだ。

「ったくよ〜、なに照れてんだ、あのよ〜、俺はな、そっちに関しちゃ差別はねぇ、別になんとも思わねぇよ、できるよな?」

しかも変に理解を示している。

「あ、ああ……」

兎に角、今はそんな事はどうでもいい……いよいよやらなきゃいけないようだ。

「よーし、タクト、来い」

武田はタクトをベッドに連れて行ったので、俺もそばへ歩いて行った。
栗栖は迷っていたが、俺についてきた。

「栗栖、お前は向こうに行ってな」

これから起こる事はろくでもない事だ。
カッとなって暴れられたら、面倒な事になる。
栗栖は決して無茶をするタイプじゃないが、たまに頭に血が上って手が出る事がある。

「大丈夫っす、言ったでしょ、俺はどこまでも若について行くって」

確かに言った。
そこまで言うなら、信じてやろう。

「タクト、てめぇでずってみな」

武田の声がして目を向けたら、タクトは片手で自分のナニを握ったが、そこも一見して未成熟だ。
陰毛すら疎らにしか生えておらず、ナニは綺麗な肌色をしている。
タクトは俯いて手を動かし、貧弱なナニが硬さを増していった。

「そうだ、それでいい、客に自慰を見て貰うのも、サービスだからな」

武田は好きな事を言っているが、てめぇが一番興奮しているようだ。
タクトのそばに座り込み、痩せた体を撫で回している。
だが、片手になにか握っているのがチラッと見えた。
何かと思って凝視していると、指を動かしてカチッと小さな音がした。

「うっ……、んんんー」

すると、突然タクトが体を強ばらせて呻き、自慰を止めてそのまま固まった。

「ふっふっ……、中も感じ始めたようだな、いいぞ、お前は高値で売れる」

武田はニヤニヤしながらタクトを抱え、四つん這いの体勢にさせた。

「ぐっ、んんっ!」

タクトは苦しげに呻いているが、武田は自分の方へ尻を向けると、小さな尻たぶを開いた。

「へっ、さっき風呂場で仕込んどいたからな、媚薬も注入済みだ、こんな幼い体をしていても、ちゃんと感じるんだぜ、な、鷲尾さんよ〜、どうだ? 興奮するだろう」

武田は俺らに見えるように尻の向きを変えた。
淡い色をしたアナルからコードが垂れているが、どうやら浴室でローターを仕込んだらしい。

「んっ、んっ、んっ」

タクトの声色が変わった。
体をピクピクさせて息を乱している。
ローターの刺激で早々と射精したようだが、媚薬のせいだろう。

「もういきやがった、へへっ、よーし、じゃ俺が最初に入れてやる」

武田はズボンをゴソゴソやってナニを取り出したが、案の定てめぇがやりたかったようだ。
ナニを引っ張りだしてローションを塗りたくり、ローターを乱暴に引っこ抜いた。

「ひぁっ!」

ズボッとローターが飛び出し、タクトは悲鳴をあげて背中を反らす。
まだ声変わりもしていない、甲高い声だ。

「お前は呑み込みが早ぇ、こいつにも……もう慣れただろう」

武田は小さなアナルに亀頭を押し付け、無理矢理中に入れようとする。

「んんうっ!」

1度タクトを抱いたと話していたが、ローターとナニじゃサイズが違い過ぎる。
見るからにキツキツでアナルが裂けそうだ。

「おい無茶するな……、壊れちまうぞ」

見ていられなくなって注意した。

「っ……」

栗栖は耐え難いのか、顔を逸らしている。

「大丈夫だ、アナルは最初に十分解した」

しかし、武田は強引に中に沈めていった。

「ひっ……ひあっ、ああっ!」

どす黒いナニが根元まで埋まり、タクトはまた背中を反らしたが、その拍子にアイマスクが外れて下に落ちた。

「ほらイけるだろ、へへっ、まだ新品同様だからな、中がキツキツだ、お前らも後で試せ」

武田は俺達に言って尻を掴み、腰を動かし始めた。
タクトは顔をシーツに埋め、突かれる度に呻き声を漏らしている。
見た目からは、感じているのか苦痛なのか判断しずらいが、武田はお構い無しに突き上げる。
小さな体が前後に大きく揺れ動き、成熟した大人の太竿が、ぬちゃぬちゃ音を立てて未熟なアナルを抉りあげている。

「おお、そろそろ出すぞ、よかったな、今日は種付け祭りだ」

武田はラストスパートをかけたが、痩せた腰を掴んで激しく突き上げた。

「あっ、あっ、あっ!」

タクトは下半身が宙に浮いた状態で声をあげているが、苦痛に歪んだ顔ではなく、頬に赤みがさして惚けた表情をしている。
目のぱっちりとした可愛らしい顔立ちをしていて、見ようによっては女の子にも見える。

「お〜、たまんねぇ」

武田は思い切り打ち込んで止まり、気持ちよさそうにぶるっと体を震わせた。

「若……、次……俺らっすかね?」

栗栖が眉を顰めて聞いてきた。

「だな……」

たった今一部始終を見ても、俺のナニは反応していなかった。
タクト本人は納得しているし、武田にやられて感じているが、俺には残酷に思えた。

「よっしゃ上出来だ、おい、お前らの番だ」

武田はすっきりした顔でナニを抜き去ると、さっとティッシュで拭い、ズボンを直しながら言ってきた。

「タクト客だ、起きろ」

それから、タクトをひょいと抱き抱えてベッドに座らせた。

「お前ら、なにやってる、ベッドに上がれ」

「おお……」

行くしかなく、ベッドに上がってタクトのそばに腰をおろした。
栗栖も渋々ついてきたが、ベッドにあがろうとはせず、端に座っている。

「なんだ、栗栖はこねぇのか、ま、いいわ、若が先だ、なあタクト、客に何をしたらいいか、教えたよな? それをやってみろ」

武田はタクトに何か教え込んでいるらしい。

「はい……」

タクトは小さく返事を返し、俺の前にやってきて座った。
こんなガキが一体何をするつもりなのか……。
背徳心が疼いたが、その一方で邪な好奇心が湧き出してくる。

タクトは膝立ちして俺に抱きつき、顔を寄せてきた。
唇を軽く吸ってきたが、おそらく、ファーストキスは武田になってしまったに違いない。
武田に目をつけられた事に同情したが、唇が僅かに震えている。
俺は見知らぬ相手だ。
怖くて当たり前だろう。

なのに、体を張って借金を返そうといる。
いじらしくなり、背中を抱いてやった。
思ったより小さく感じたが、両腕で包み込んでやったら震えが止まった。

「お客……さん……」

タクトはキスをやめて俺を見つめて言った。

「ん、なんだ?」

「あの……口で……」

何か言おうとして、恥ずかしそうに俯く。

「フェラするって言え」

武田が偉そうに命じた。

「お客……さん、フェラします」

タクトは言われた通りに言ってきた。

「あ、ああ……」

返事をしたら、俺の前にかがみ込んでズボンの前を開けていく。
手つきは不慣れな感じだ。
緊張した様子でナニを取り出すと、萎えた竿をパクリと頬張った。

「う……」

小さな口の中に取り込まれ、暖かな感触に背中がぞくりとした。

「へっ、フェラもな、教え込んだんだ」

武田は得意げに言ったが、ナニが刺激に反応して勃ちあがってきた。
タクトは口が小さく、勃起したら深くは咥え込めない。
主に亀頭をしゃぶっているが、舌を一生懸命動かしてくる。

「くっ……」

ぴちゃぴちゃ音を立ててしゃぶっているが、たどたどしいやり方がかえって堪らない。

「ふっ、悪くねぇだろう、鷲尾、お前、タチもできるよな? タクトを突いてやれ、タクト、座位だ」

武田は本気でタクトに客あしらいを教えるつもりらしいが、タクトはフェラをやめて起き上がり、そこらに転がるローションを手に取った。
俺はただ見ているしかなかったが、ローションを自らアナルに塗りたくっていく。
それが済んだら俺に抱きついてきたので、足を崩して抱いてやった。
タクトは自らナニを掴んでアナルにあてがう。

「そのまま腰を落とせ」

武田が指図すると、タクトは腰を落とした。
ナニがキツキツの輪っかに咥えられ、強烈な締め付けが襲いかかってきた。

「っ、こりゃ……」

痛いほどの締め付けを感じる。

「あっ、はあ、お客……さん」

タクトは感じているらしく、ナニを根元まで咥え込んでうっとりと目を細めた。

「タクト……、お前、本当に気持ちいいのか?」

あんなに怯えていたのに、本当に感じているのか気になった。

「い、いい……です、あっ、あっ」

タクトは虚ろな目をして俺の肩を抱き、体を上下に揺らし始めた。

「へへっ……、媚薬だけじゃあれだからな、シャブも追加しといたんだよ、ケツん中に仕込んだからな」

武田はやっぱりシャブを使っている。

「シャブはやめろ、まだ13だぜ、いくらなんでもお前……」

「あのな、女を落とす時にも使うが、ウリも同じだ、シャブを使や、喜んで淫乱化する」

俺はガキにシャブを使うのは反対だが、タクトはシャブが回り始めたのか、狂ったように腰を振りだした。

「ふあっ、ああ、あっ!」

ナニがギチギチに締め付けられ、擦れて痛い。

「タクト……、おい、ちょっと待て」

抱き締めて強引に動きを止めた。

「ハア、ハア、お客さん、突いて、お願い、僕……イキたい、イかせて」

タクトはガチで淫乱化しているらしく、俺の首を抱いてせがみ、唇を重ねてきた。
さっきとは違い、無遠慮に唇を吸ってくる。

「うっ、んう……」

根元がぎゅうっと締め上げられ、ナニがビクビク脈打ち始めた。

「んあっ!い、いい……これ、いい」

タクトは腰を揺らしてナニを奥に取り込んだ。
息を荒らげ、半開きの口の端から涎を垂らしている。
体に挟まれたタクトのナニが、ダラダラと半透明な汁を垂らし、俺のズボンを濡らしていった。

「っ、はあ、はあ」

ガキを相手にキメセクは趣味じゃないが、タクトを抱いて快楽に浸るしかない。

「どうよ、なかなかいいだろう、13のアナルは滅多に味わえねぇが、俺の見立てに狂いはねぇ」

武田はドヤ顔で自慢げに言う。

「あのよ〜、今回は付き合ったが、そう度々はごめんだ、あんまり派手にやらかしたら親父にバレちまう」

俺は親父以外でやったのはこれで2人目だ。
何歳だろうと、違いなんか分からねぇ。
ただ、これ以上は遠慮願いたいのでやんわりと言った。

「わ、若ぁ〜!」

ところが、栗栖がいきなり肩をガシッと掴んできた。

「あぁ"? 栗栖、なんだ、やりてーのか、焦らなくても次はおめぇがヤレ」

武田は呑気な事を言ったが、この感じ……多分違う。

「ガキは要らねぇ、いや……さっきシャブって言ってたし、可哀想だとは思う、思うが……、若、早くガキを離してください」

栗栖は、俺がタクトを抱くのが耐えられないらしい。

「わかった、今離す……、ちょっと待て」

栗栖に言ってタクトを抱きかかえ、ゆっくりと仰向けに寝かせた。
ナニを引き抜くと、タクトは小さな声を漏らして身を捩ったが、ぼんやりとした表情で宙を見つめている。
シャブが完全に回ってしまったようだ。

「ああ〜? ひょっとしておめぇ、嫉妬か? おおそうか、そういや……AV撮った時に散々イチャついてたな、なははっ! お前、そこまで好きなのか?」

武田はようやく思い出したようだが、面白がって笑い飛ばした。

「武田さん、あなたに笑われる筋合いはねぇ、若は嫌々付き合ってるだけで、ほんとはこんなこたぁやりたくねぇんだ」

けど、栗栖はマジだ。

「ほお、お宅らはあめぇんだよ、闇金で金を借りる奴ぁ、大抵ろくでなしだ、ギャンブルに酒、女、てめぇの欲を満たす為に金を使い込み、まともなとこは貸してくれなくなって闇金に手を出す、たとえ高利貸しでも貸してやるだけありがてぇ事だ、返せねぇからって、土下座して謝ったとこで金は回収できねー、だからこうして回収する、これが確実だからな、つべこべ言わず、お前もやれ」

武田は自分らの正当性を主張し、栗栖に迫った。

「い、要らねぇ……、若が付き合ったんだ、もういいだろう」

栗栖は拒んだが、そりゃ……栗栖には荷が重すぎる。
全身刺青だらけでも、栗栖は弱いものいじめが嫌いだ。

「武田、栗栖は勘弁してやってくれ、こいつにはできねー」

俺から頼んでみた。

「おい、そうはいかねぇぞ、タクトを客に慣らすいい機会だ、たったひとりじゃ足りねぇ、おう栗栖、若にやらせといて、おめぇは楽をしようって言うのか?」

しかし、武田は痛いところを突いてきた。

「そんなんじゃ……」

栗栖は力なく答えたが、そういう事なら仕方がない。

「おい、だったら俺がもういっぺんやる」

俺が栗栖の分もやってやる。

「若〜! そ、 それはダメです!」

だが、栗栖が猛反対する。

「だけどよ、お前は無理だろう」

気持ちは分からなくもないが、そうでもしなきゃ武田がうるさい。

「そりゃ……、でもだめっす!」

なのに、頑なに駄目だと言い張る。

「あのな〜、ちょっとくらい我慢しろ」

タクトはシャブでイカレてるし、苦痛は感じちゃいねぇ。
ここまで来たらやるしかない。

「無理っす!我慢できねぇ!」

なのに、目をつり上げて言ってくる。

「栗栖……」

困ってしまった。

「こらぁ、お前ら〜っ! グダグダやるんじゃねぇ!」

そこへ武田が割って入ってきた。

「栗栖、若がタクトを抱くのが嫌なら、お前が抱け、そのくらいできるだろ、それともAVを晒されてぇか?」

武田はAVを出して脅した。

「っ……、わ、わかりました……、やりゃあいいんだろ、やりゃあよ〜」

栗栖は投げやりに言うと、上着を脱いでベッドに上がってきた。
俺はひとまず自分のナニをしまい込んだ。

「くっ……、こんな見るからに子供を……やるのか?」

栗栖は膝をついて座ると、タクトの顔をじっと見つめて言った。

「さっき若がやったじゃねぇか、おめぇ見たんだろ? タクトは馬鹿みてぇに感じてた、へっ、シャブのせいで……ってのもあるが、俺が慣らしたんだよ、こいつはこの先客をとる、下手な同情をするな、どのみちこいつを救えるわけじゃねぇんだからな」

武田は厳しい事を言ったが、確かに奴の言う事も間違っちゃいねぇ。
俺らからすりゃ、所詮他人事だ。

「そんなのはわかってる、ただ、人としてどうなんだ? あんたにゃ罪の意識はねぇのか」

「っははっ! お前、何言ってる、俺達のような稼業で人としてもクソもあるか、俺らは世間じゃ嫌われ者のゴミ、ダニだ、人として扱われてねぇのに人のふりをする意味はねぇ」

「そりゃそうかもしれねぇ……、だけど……俺はたとえ世間がどう思おうが、こんな事をやるのは抵抗がある」

栗栖は反論したが、武田には通用しないだろう。

「なあ武田、勘弁してくれねぇか、こいつはこういう奴なんだ」

もう1回頼んでみた。

「ふっ、ふあ〜」

すると、寝ていた筈のタクトがフラフラと起き上がり、栗栖に向かって倒れ込んだ。

「わっ、あ……」

栗栖は慌ててタクトを抱きとめた。

「お客さ〜ん……」

タクトはよろつきながら体を起こして栗栖を見ると、顔を寄せてキスをした。

「ふっ……!」

栗栖は目を見開いて驚いた。
けれど、諦めたのか腹を据えたのか……その辺りはよく分からなかったが、タクトの体を支えるように抱いてやった。

「やる気になったか、タクト、客にサービスだ、さっきみてぇにしゃぶれ」

武田がタクトに命じると、タクトは顔を離して屈み込んだ。

「な……」

栗栖は戸惑いながらも、足を投げ出して座り直した。
タクトは頭をグラグラさせている。
ラリっているようだが、ズボンの前を開けてナニを引っ張り出し、がっつくように口に頬張った。

「うっ」

栗栖は肩をピクリと震わせたが、ベッドに手をついてタクトを見ている。
萎えたナニは見る間に張りを増していき、タクトは咥えきれなくなって先っぽだけ舐め回す。

「ほお〜、こないだは気づかなかったが、栗栖、おめぇ、立派なモノを持ってるじゃねぇか」

武田はあぐらをかいてベッドのヘッド部分の近くに座っているが、栗栖のナニを見てタバコに火をつけた。
灰皿は予め置いてあったらしく、煙を吐き出しながらタクトがフェラする様子を眺める。

「タクト、その客はデカいぞ、そいつで突いて貰や、堪らねぇぞ」

タクトに話しかけたが、タクトは夢中でナニをしゃぶり倒している。
亀頭にねっとりと舌を這わせ、カリ首の溝を丹念になぞりあげる。

「っ、くっ……」

栗栖は罪の意識を感じているに違いないが、体は勝手に反応する。
口を引き結び、しかめっ面で耐えている。

「しかし……エロいちんぽだな、カリ首がよく張ってるしよ〜、だてに墨入りじゃねぇな」

武田はタバコを灰皿に押し付け、ニヤついた顔で栗栖のナニを褒める。

「タクト、ローションをたっぷり塗って跨がれ」

それからタクトに指図し、タクトは操り人形のように指図に従う。
俺の時と同じようにそこらに転がるローションを拾いあげ、手のひらに出して栗栖のナニに塗りたくる。
ヌルヌルと擦り上げていくから、栗栖は辛そうに体を強ばらせた。

「っ……」

「お客さん……入れる」

タクトはポツリと呟いた後で、座位の体勢でナニをはめていった。
俺の方からは結合部は見えないが、太竿が小さなアナルをこじ開けるのは容易に想像がつく。

「あっ、あっ、凄い……」

タクトは腰を沈めながら、体をビクつかせている。

「へっへっ、こいつはいいや」

武田はいつの間にか手にスマホを持っていて、2人の後ろに屈み込んで結合部を映し始めた。

「うっ、ううーん!」

だが、タクトは苦しげに呻き、動きを止めてしまった。
そりゃ……まだ初心者級の体だ。
栗栖のナニはさすがにキツいんだろう。

「おいタクト、何してる、さっさと動け」

なのに、武田は文句を言った。

「く、苦し……、ハァハァ」

タクトは息を乱して栗栖の肩にしがみついている。

「ちっ、仕方ねぇな、ちょっと待ちな」

武田は舌打ちしてベッドから降りた。
棚の前に歩いて行くと、引き出しから何か出して戻ってきた。

「ふっ、こいつを追加すりゃ弾け飛んじまう」

手に持っているのは注射器だ。

「おい、よせ、まだガキだ、大量に打ったら死んじまう」

子供に乱用するのは冗談抜きでヤバい。
武田に向かって言った。

「そんなこたぁわかってる、ちゃんと量を調整してある、ようしタクト、腕を出せ」

けど、奴はタクトのそばに行ってしゃがみ込んだ。

「ハァハァ、は……い」

タクトは苦しげに息をしながら腕を出す。

「おい、やめろ! そんなもんを使うな」

栗栖が片手を伸ばして阻止しようとした。

「心配すんな、量は加減してある、お前のがデカすぎんだよ、こいつを打たねぇとヤレねぇんだ」

しかし、武田はタクトの細い腕に針を刺してしまった。

「よし、これで苦しくねぇ筈だ」

量が少ないのは本当らしく、武田はあっという間にシャブを打ち終えた。
空になった注射器を手に持ち、ベッドからおりて棚に向かった。

「タクト……、おい、大丈夫か?」

栗栖は心配そうに顔を覗き込み、タクトに声をかけた。

「ハァハァ……、あ、ははっ、お客さん、優しい……好き」

タクトはハイになってニヤニヤ笑いだし、栗栖に抱きついて体を揺らし始めた。

「んっ、あっ、あん、凄い」

注射は効きが早い。
あんなに苦しげにしていたのが嘘みたいに、自ら腰を振っている。

「へっ、よしよし、じゃ映すぞ」

武田は戻ってくると、早速撮影を再開した。

「あっ、あっ、イク、イク〜っ!」

タクトは周りなど目に入ってないらしく、狂ったように体を上下させる。
小さな体がしなやかにくねり、結合部からぬちゃぬちゃと音がしている。

「へへっ、デカチンを咥え込みやがって、スケベなガキだぜ」

「っ、タクト……そんなに動いたら……もう」

俺でもキツかったが、栗栖はデカいだけに堪らないんだろう。
タクトを抱きしめ、グッと突き上げて止まった。

「お〜、イキやがったな、こいつはエロい、アナルがギリギリまで広がって、ちんぽを呑み込んでやがる」

武田は結合部を撮っているが、顔は映してない。
撮られても問題は無いだろう。

「あっ、ああっ、お客さんのが……お腹の中で暴れてる、ハァハァ……気持ちいい」

タクトは逝っちまった目付きで口走り、栗栖の肩に顔を預けて悦楽に浸っている。

「すまねぇ……」

栗栖はタクトを抱いて謝罪した。
致し方なく……とはいえ、胸が痛むんだろう。


栗栖が事を終えてタクトをベッドに寝かせたら、武田からタオルを借りて汚れた箇所を拭った。
着衣のままやったせいで、スーツに体液がついている。

栗栖も汚れを拭ったが、2人共タクトを抱いたんだ。
これで約束は果たした。

「武田、タオル、ここに置いとくぜ、じゃ、俺らは帰る」

借りたタオルをベッドの端に置いて言った。

「ああ、2人共なかなかよかったぜ、楽しめたわ、あのよ、俺んとこは趣味が合う奴がいなくてな、お前ら気に入った、これからも付き合え」

武田は随分楽しめたようだが、俺らは内密にやっている事だ。

「そんなによかったのか? だとすりゃ来た甲斐があった……って事になるが、言ったじゃねぇか、親父にバレたらマズい、だからよ、AVはきっちり管理してくれねぇと、こうしてわざわざ付き合ったのが、全部パーになる」

俺らが約束を果たした分、武田にも約束を守って貰わなきゃならねぇ。

「俺に付き合え、そうすりゃ、AVは永久に封印してやる」

武田はどうしても俺らに参加させたいようだ。

「栗栖、どう思う」

栗栖に聞いてみた。

「はい、俺はタクトみたいなガキを抱く趣味はねぇ、シャブなんか打って……、武田さん、だったら条件がある、俺と若を気に入ったと仰るなら、シャブをやめてくれ」

栗栖はタクトに目を向けて条件を突きつけたが、タクトはシャブのせいで爆睡中だ。

「そうだな、薬はまだ他にもある、わかったよ、シャブはやめる、なら……鷲尾さんよ、OKするんだな?」

武田はあっさり承諾した。

「ああ、わかった」

不本意ではあるが、武田は趣味の遊びに付き合う仲間を欲しているらしい。
シャブもやめると言ったし、奴の遊びに付き合う事にした。








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あきゅろす。
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