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短編集BL小説(鬼畜、色々あり、1部長編あり)ちまちま新作を更新中
◇◆◇2代目はアイドル10
▽▲▲▽

恭平が子分を部屋に連れ込むのは大体休みの日が多かったが、たまには平日の夜に誘い込む事もあった。

今日も勉強をそっちのけで、珍しく間宮を連れ込んでいた。
たまたま屋敷にやって来て、たまたま間宮に暇が出来たのだが、恭平は間宮がいるとわかった時点で、この時とばかりにヤル準備を済ませている。
鍵をきっちりかけ、間宮をソファーに座らせると、隣にぴったりとくっついて甘える。

「間宮とはあんまり会えないし、たまにはベタベタしてもいいだろ?」

「あ、まぁ……、はい」

間宮は恭平が何を企んでるのか大体わかっていたので、内心……『変に期待する気持ち』と、『坊ちゃんといけない事をしちゃだめだ』という気持ちが、天使と悪魔状態でせめぎあっていた。

恭平はこういう事をするのが当たり前のようになっている為、何気なく間宮の太ももに手をやると、内股をねっとりと撫で回していった。

「あ、あの……坊ちゃん、そんな事しちゃマズいっすよ」

間宮は恭平を相手に男とのフェラを初体験した。
とは言っても、澤地や佐野みたいに慣れてないし、ユズキ程の勢いもない。
いざそういう事をされたら、やっぱり戸惑ってしまうのだった。

「ふふっ、そーんな真面目な事言って、ココ、勃ってんじゃん」

恭平は躊躇なく、テントを張る股間に手を当てる。

「そ、それは……こないだあんな事をしちまったし、そうなっちまいます」

間宮は前回の事を思い出し、ソコが勝手に反応していた。

「僕さ、直ぐにセックスできるように用意してるんだ、鍵もかけてるし、いきなりだけど……やろう、な、サッとやればすぐ終わるし、間宮、セックスしよ」

もたもたしていると、せっかくのチャンスを逃してしまう。
恭平は強引に迫った。

「え、ええ、セックスって……、い、今っすか?」

間宮はまさか本番をやるとは思ってなかったので、いきなり大胆な事を言われて唖然とした。

「うん、ちゃんとアナルは綺麗にしたし、すぐできるから」

恭平は間宮と会わない間に色々体験した。
驚く間宮に向かって何でもない事のように言った。

「いや、その……、そんな、俺……こないだはフェラを体験しやしたが、本番はやった事ねーっす」

間宮は基本男に興味はなかったが、恭平だけは別だった。
やってみたい気持ちはあったが、上手くいくか自信がない。

「僕が跨るから大丈夫、汚れちゃマズいから下だけ脱いで」

恭平は間宮がノンケだと知っているし、初めから自分がリードしてヤルつもりだった。

「あっ……、は、はい、じゃあ」

間宮は心臓をバクバクさせながら下を脱いでいき、下だけすっぽんぽんになったが、その間に恭平はローションを用意していた。

「じゃあ、ローション塗って……、っていうか、僕はジャージだし、すぐに脱ぎ着できる、全部脱いじゃお」

ひとまず、自分も下だけ脱ごうかと思ったが、面倒だからローションを塗る前に全部脱いで真っ裸になった。

「あ……、坊ちゃん……」

間宮は恭平の裸を見て股間をフル勃起させていたが、恭平に膝に跨られ、初めてのアナルセックスに緊張感がピークに達した。

「間宮、可愛い、びびってる、えへへ」

恭平はイケメンでモテる間宮が、不安げな顔をしているのが堪らなかった。
ローションを塗りながらいたずらっぽく笑って見せる。

「そりゃ、アナルはやった事ねーし、相手が坊ちゃんとくりゃびびりますよ」

間宮は恭平の笑顔を見て降参するしかない。

「へへ、とにかく入れるよ」

恭平はチンコを握って自分でアナルに入れていった。

「え、わ、わ、あ……、ちょっ、す、すげっ……」

ズブズブっと粘膜に呑み込まれ、間宮は初めての感触に狼狽えたが、熱々のトロマンにチンコがグンと張りを増した。

「んんっ、あぁ、チンコいい」

恭平はカチカチの竿が突き刺さる感触に感じていた。

「はあ、はあ、坊ちゃん、ヌルヌルして気持ちいいっす」

間宮は本能的な衝動に駆られ、下からアナルを突き上げた。

「ま、間宮、乳首……吸って」

恭平はちょっと乱暴な突き上げに感じまくり、胸板を突き出して言った。

「は、はい、はあ、あっ」

間宮は竿をアナルに締め付けられ、興奮気味にピンク色の乳首に吸い付いた。

「んん……、すげー感じる、僕、イきそう」

恭平のチンコもフル勃起しているので、恭平は堪らなくなって自分で竿を扱く。

「坊ちゃん、アナルがトロトロで締まって……、俺、もう……もたねぇっす」

まださほど動いてないのだが、間宮はあまりの気持ちよさにイきそうになってきた。

「僕も、間宮のチンコ、硬くて……もういっちゃう、スーツを汚しちゃマズい、ハァ、ティ……ティッシュ」

恭平もイきそうになり、手を伸ばしてティッシュを取った。

「あ、マジでイク……、出ちまう、いいんすか? 中に出ちまいますよ」

間宮は限界になって動きを止めると、苦しげに眉を歪めて口走る。

「構わない、出していいよ、僕もイクから」

恭平はお腹の中にチンコを感じながら、竿を扱いてティッシュに射精した。

「は、ああっ!」

射精する快感に喘ぎ声をあげたら、アナルが間宮の竿を締めつけた。

「坊ちゃん……うぅっ!」

間宮は咄嗟に恭平を抱き締め、チンコを奥に突き込んで止まった。
びゅるるるるっ!と勢いよくザーメンが放たれ、恭平はあたたかな体液を感じてうっとりとした顔をする。

「ハァハァ、間宮……、チュー」

とろんとした目で顔を近づけると、間宮は恭平の頭を引き寄せて唇を貪った。
どくんどくんと脈動が伝わり、2人は興奮気味に激しいキスを交わした。

やがて脈動がおさまると、賢者タイムが訪れる。
あまり夢中になりすぎるのはマズい。
間宮はキスをやめてすまなそうに言う。

「坊ちゃん、俺、上手くできなくてすんませんでした」

恭平は膝からおりてにっこりと笑って言った。

「十分気持ちよかったよ」

「そっすか? あの……俺、初体験だけど、俺も気持ちよかったっす」

間宮は気持ちよかったと言われてホッとしたが、自分もめちゃくちゃ気持ちいい初体験だった。



その後、2人は後始末をして服を着直した。
恭平は最初みたいに間宮に寄りかかってソファーに座ったが、お尻にはティッシュを挟んでいる。
間宮は事を終えても未だ興奮冷めやらぬ気分だった。
とりあえず落ち着こうと思い、タバコを吸い始めた。
恭平は中学生だからタバコは吸わないが、子分の為に灰皿は部屋に置いてある。
灰皿を差し出したら、間宮は頭を下げて礼を言ったが、その時アナルからザーメンが漏れ出してきた。
恭平はまた体が熱くなってきたが、『今日はここまでだ』と自分自身に言い聞かせた。

「あの……、まさかヤルとは思ってなかったんで、やった後で言うのはなんですが、最後までやっちまって……すんません」

そんな中で間宮が煙を吐き出しながら謝罪する。
間宮は冷静になって考えたら、とんでもない事をしてしまったと思い、今更ながら申し訳なく思ったのだ。

「僕が誘ったんだ、謝らなくていい、間宮はたまにしか来れないだろ? だからさ、来たらやろうって思ってたんだ」

恭平には後悔や迷いは一切ない。
子分は家族だし、間宮とはヤリたかったので満足していた。

「え、初めからアナルをヤルつもりだったんっすか?」

間宮は流れで最後までやってしまったが、初めからヤルつもりだったと聞いてちょっと心配になった。

「うん」

恭平は無垢な子供のように頷く。

「坊ちゃん……ひょっとして、他の奴らともやってるんじゃ?」

間宮は普段屋敷にはいない。
ハッキリとは分からないが、もしかしたら……こうやって部屋に誰かを連れ込んで、ヤリまくってるような気がする。

「うん、好みの相手ならやるよ」

恭平はくったくもなく認めた。

「坊ちゃん、あんまりやり過ぎるのはどうかと思いますぜ、まぁ、うちのもんなら病気持ちはいねーとは思いますが、坊ちゃんはまだ中学生っす、あんまやってると、ケツがガバガバになるって聞きましたぜ」

間宮は先日、ケツ持ちのゲイバーのオーナーと話をする機会があった。
普段ならその手の店で下ネタは話さないのだが、恭平の事が頭にあったので、ついでにアナルセックスについて聞いてみた。
するとオーナーは、アナルはやり過ぎると括約筋が緩んで元に戻らなくなると言った。
間宮はそれを思い出してやんわりと注意を促したのだ。

「そっか〜、ガバガバは嫌だな、うん、わかったよ、できるだけ我慢する」

恭平は間宮のアドバイスを素直に聞き入れた。

「はい、それがいいっす、何事も適度にしなきゃ……、でも坊ちゃん、すげーエロいんで……俺、たまんなくなりますよ」

間宮はタバコを灰皿に押し付けて言ったが、恭平のせいで新たな領域に足を踏み入れてしまった。
但し、今のところは性的対象になるのは恭平だけだ。
何気なく恭平の肩に手を回し、優しく自分の方へ引き寄せる。

「坊ちゃん」

「へへ、間宮、すげーよかったよ」

恭平は狙い通りに目的が果たせて満たされた気分だった。
間宮に寄りかかって甘える。

「坊ちゃん、そろそろ部屋を出た方がいいかと、その前にもういっぺん……」

あまり長居をすると不審に思われる。
間宮はまだイチャイチャしていたかったが、未練を断ち切って、恭平を抱き締めてキスをした。


その後、間宮は部屋を出て行ったが、それを偶然澤地が目撃してしまった。
澤地は組長に呼ばれて話をしていたのだが、ようやく話が終わって出てきたところで、遠目に恭平の部屋から間宮が出てくるのを見たのだ。

澤地は『ああ、またか……』とため息をついてそのまま恭平の部屋に向かった。

「坊ちゃん、入っていいっすか?」

ドアをノックして声をかける。

恭平はもう鍵をかけてなかったので、澤地の声を聞いて喜んで答えた。

「澤地、いいよ、入って」

「へい、失礼しやす」

澤地はドアを開けて中に入ったが、ほのかに残るザーメン臭を感じとった。
間宮と何かやったなと思いながら、ソファーに座る恭平の傍に歩いて行く。

「坊ちゃん、さっき間宮が出てくるの、見ましたぜ」

エロい事をしていたのは間違いないが、澤地は遠回しに言ってみた。

「へへ、うん、まぁとにかく座って、こっちに来て」

恭平は笑顔で手招きする。

「はい」

澤地は言われるままに恭平の隣に座った。
恭平はまだ間宮とのセックスでムラムラしている。
大好きな澤地が真横にきてじっとしていられる筈がなく、腕に絡みついて体を密着させた。

「澤地……パパはもういいの?」

恭平は一応父親の事を聞きながら、この際『澤地ともやっちゃえ』と思っていた。

「ええ、話は終わりました、それより坊ちゃん、間宮を連れ込んで……あいつにも手ぇつけたんすか?」

澤地は自分じゃ意識してなかったが、間宮に嫉妬していたのだった。

「手をつけるって、なんかやな言い方だな、僕は子分として可愛がってるだけだ、可愛いからエロい事をする、でも……澤地は特別好き」

恭平は心外だと言わんばかりに言って間宮と淫行した事を認めたが、澤地の事はガチで本気で好きだった。

「そうっすか、そりゃまぁ……、うちの連中だけならまだしもっすけど、まさか出会い系アプリなんか使ってないっすよね?」

澤地は恭平に『特別好き』と言われ、あっさり嫉妬心が吹き飛んでいた。
間宮との事はとりあえず認める事にしたが、こんなにエロい事をヤリまくっていると、出会い系アプリなんかに手を出すんじゃないか? と不安になってくる。

「そんな事しなくても相手は沢山いるじゃん、澤地だって……、なあ澤地、それよりチューして」

恭平はそんなアプリを使って知らない奴とヤリたいとは思わなかった。
ヤリたければ子分を相手にすればいいし、そんな事より……今は澤地だ。

「あの……、鍵、かけてねーっす」

澤地はドアを見て言ったが、兎に角、恭平が間宮とエロい事をやったのは事実で、鼻につくザーメン臭がヤル気を煽った。

「あ、そうだな、じゃあ鍵をかける」

恭平は素早く鍵をかけに行くとソッコーで戻ってきて、ソファーの傍で素っ裸になる。

「坊ちゃん……どんどん大胆になりやすね、間宮とはどこまでやったんすか?」

澤地は色白な体を見て、股間を熱くしながら聞いた。

「セックスした」

恭平はさらっと真実を口にする。

「えっ……、あの短い間に……っすか?」

澤地は驚いた。
恐らく、長く見積もっても1時間位だろう。
その間に本番迄ヤルのは……ヤレない事はないが、余程慣れてないと難しい。
ひょっとして自分のせいで恭平がここまで順応してしまったのか?
澤地は責任を感じて苦悩した。

「うん、間宮は男に興味ないんだって、でも僕なら興奮するらしい」

恭平は苦悩する澤地なんか何処吹く風だ。
澤地に抱きついて言った。

「ああ、奴はノーマルっすからね、つーか、坊ちゃん、ノンケを落としたんすね」

澤地は片腕を回して恭平を抱き寄せたが、恭平がノンケまで落とした事にびっくりしつつ、ノンケを落とせるほどの美少年だから、それも有り得るのか……とひとり納得していた。

「えへへ、もうそれはいいじゃん、チュー」

恭平は済んだ事よりも、今は澤地と楽しみたかった。
澤地の顔に自分の顔を近づけてキスをせがむ。

「坊ちゃん……」

手のひらで滑らかな肌を感じると、澤地は応じずにはいられなくなる。
優しく唇を重ねて吸った。

「あふ、僕まだ欲しい、澤地もやろ、間宮のザーメンで中トロトロだから、すぐヤレるよ」

恭平はムラムラが頂点に達し、顔を離して屈託もなく誘う。

「そんな……ザーメンでトロトロとか、いけねー、いけねーのに、勃っちまう」

澤地はエロい台詞を聞いてナニがカチカチになってきた。

「汚れるから、下だけ脱いで」

恭平は早くヤリたかったが、気遣いは忘れなかった。

「っ……、わかりました」

澤地はやはりどこかで後ろめたさを感じていたが、小悪魔の前ではひれ伏すしかなく、下を全部脱いでいった。
脱ぎ終わったら、待ちかねたように恭平が跨って膝に乗ってきた。

「坊ちゃん……、段々エロくなりやすね、たまんねーっす」

澤地はもう欲望を抑えきれなくなり、屈み込んで可愛らしい乳首にしゃぶりつく。

「あぁ、澤地、好き……、もっとして」

恭平は澤地の肩に掴まって身悶えする。
舌使いひとつにしても、澤地は飛び抜けて上手い。

「じゃあ……、あんま時間かけちゃマズいんで、ちんぽ、入れちまいますね」

澤地はたまたま立ち寄っただけだ。
ゆっくりとやっていると、いつ誰が呼びに来るか分からない。
チンコを握ってアナルにあてがった。

「うん、いつでもOKだよ、きて」

恭平はアナルから間宮のザーメンを垂らしながら、軽いノリで澤地を導いた。

「あ、ほんとにヌルヌルになっちまって、間宮の奴、たんまり出したな」

澤地は亀頭をヌポヌポ出し入れして、ザーメンでヌルヌルになったアナルを感じ、また嫉妬していたが、そこんとこは割り切らなきゃ駄目だと思い直した。
気持ちを切り替えて、チンコをアナルにズブズブっと入れていく。

「ん、んんう……、あぁ!」

恭平はぶっといチンコに貫かれ、澤地の肩をぎゅっと掴んだ。

「はあ、やっぱだめだわ、こいつは……気持ちいい」

澤地は熱々のトロマンに吐息を吐く。
アナルは貪欲にチンコを欲しがり、濡れた粘膜が竿に絡みついて離れない。

「ハァハァ、さ、澤地……、僕、つい他の子分とやっちゃうけど、1番好き、好きだから」

恭平は腰を振りながら口走ったが、それは嘘じゃなかった。
澤地は若頭という立場でありながら、いつも自分の事を気にかけてくれる。
そんな澤地の事を恭平はずっと慕っていたが、初体験の相手になってからは、澤地に対して恋愛感情を抱くようになっていた。

「坊ちゃん、ありがてぇ言葉っす、けど……あんまゆっくりできねーんで、もう出しやすぜ」

澤地はよがりながらそんな事を言われ、言葉にならない位嬉しかったが、そろそろ終わりにしなきゃマズい。
恭平を抱いて下からズボズボ突いていった。

「あん、いい、いいよ、ぶっといチンコ……カチカチ、気持ちいい」

恭平は上下にゆさゆさ揺れながら、澤地に掴まって自分もチンコを硬くしていた。
勃起したひ弱なチンコは澤地の上着にぺちぺち当たっている。
澤地は込み上げる熱気に煽られ、恭平の頭を押さえつけてキスをした。
恭平は息苦しくて堪らなかったが、それよりも興奮が勝っていたので、舌を絡めて腰を思いっきり下に下げた。
チンコが奥深い場所をズンッ!と突きあげ、恭平は堪らず顔を離したが、澤地は遂に我慢の限界がきて射精していた。

「っ……くっ、はあ、はあ」

恭平を抱き締めて片手で尻たぶを掴み、快楽の波に合わせてザーメンを放つ。

「ふあぁ、澤地ぃ〜、精子入ってる、き……気持ちいい」

腹の中で澤地のチンコが脈打っている。
恭平は気持ちよくなって自分もイきそうになった。

「ヤバい、イク」

けれど、ティッシュを取るのが間に合わなかった為、咄嗟に手でザーメンを受け止めた。

「坊ちゃん、トコロテンしたんっすね、ああ、どんだけ可愛いんだ? 俺、もう他所で遊ぶのはやめます」

澤地はスーツを汚さないように気遣う恭平が可愛くて堪らなかったが、トコロテンまでされたら……もうメロメロになるしかない。
これからは外で遊ぶのはやめて、恭平オンリーにしようと思った。

「澤地、無理しなくていいよ」

恭平はそこまで言われて嬉しかったが、澤地を束縛するつもりはない。

「いえ、無理なんかじゃねー、2代目を抱いちまった以上、それが本望ってものだ」

しかし、澤地の決意は固かった。

「わかった、じゃあ、僕もできるだけ我慢するよ、でもヤリたくなったら……、そん時は他の子分とヤルかも、ごめん」

恭平は澤地の想いを受け止め、自分もひと筋で……と思ったが、欲望を抑えきれる自信はない。
思いつく気持ちをそのまま口にする。

「ええ、坊ちゃん、あなたは2代目だ、好きになさってかまわねぇ、ただ俺の決意を伝えたかっただけっす、あの……、そろそろ後始末しねぇと」

澤地は坊ちゃんが他の奴とヤルのは妬ける。
妬けるのだが、子分である以上、2代目のする事に口出ししちゃならねぇ。
そんな風に複雑な想いを抱きながら、恭平に促した。

「うん、そうだな」

恭平は澤地の上から降りて、ティッシュで手や体を拭いていった。
澤地も手早くナニを拭い、下を元通りに着直した。
恭平もその間に服を着ていたが、再びお尻にティッシュを挟んでいる。
後始末を終えて澤地の隣に座ると、2人はどちらからともなく自然に抱き合ってキスをした。

澤地は柔らかな唇を吸いながら……恭平にのめり込んでいく自分を止められずにいた。









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