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短編集BL小説(鬼畜、色々あり、1部長編あり)ちまちま新作を更新中
◇◆◇2代目はアイドル、5
▽▲▲▽

澤地と話をしてから3日が経った。
この日、恭平は学校から帰って自分の部屋にいたが、約束の期限は今日までだ。
組長の倉本大介は今夜は不在だし、澤地が来るのを首を長くして待っていた。

すると、やがてドアをノックする音がした。

「澤地?」

恭平はワックワクでドア越しに声をかける。

「へい」

期待通り澤地だったが、澤地は神妙な面持ちで返事をする。

「入っていいよ」

「じゃ、失礼します」

恭平が促すと、澤地は軽く頭を下げて部屋に入ってきたが、ずっしりと重荷を背負った気分だった。

「ここ、隣に座って、エヘヘ」

恭平はそんな澤地の心境など丸ごと無視して、澤地が色よい返事をすると決めつけていた。
テンション爆上がりでソファーに座って手招きする。

「じゃ、失礼して……、あの坊ちゃん……、あれから俺、考えました」

澤地は恭平の隣に座ると、俯いて話し始めた。

「うん、で?」

「元々こうなったのは俺のせいだ、坊ちゃんの頼みを聞いて……ヤリます」

ワクワクする恭平を前にして、澤地は肩に力を入れて決意を表明する。

「わ〜い、やった〜!」

恭平は、小さな子供がクリスマスプレゼントでも貰ったように喜ぶ。

「いや、あの……坊ちゃん……、そんな喜んでますが、いざヤルとなると下準備がいります、それに……ケツっすから、慣れてねぇと痛いっすよ? それでもいいんすか?」

澤地は経験豊富なだけに、初体験する奴がどんな反応をするか、よく知っている。
出来る限り痛くないように努力はするつもりだが、恭平に辛い思いをさせたくなかった。

「うん、知ってるよ、僕、調べたもん、っと〜、下準備、浣腸はできる、ただ……シャワ浣は難しい、澤地、そこはやって」

しかし、恭平は今夜やるつもりで全部調べていた。
但し、シャワ浣は慣れてないとできないので、それは澤地に頼む事にしたのだ。

「そっすか……、そこまで覚悟されてるなら……やりますか、シャワ浣からっすね?」

澤地は具体的な話をして、急激に気分が昂ってくるのを感じた。
禁忌なのは重々承知だが、この段階まできてしまったら、あとはガチでやるだけだ。
前回エロい事をした記憶が蘇り、自然と気持ちがヤル方へ傾いてしまう。
澤地はバイ・セクシャルだから、それは仕方のない事だった。
けど、可愛らしい坊ちゃんの前で欲望を剥き出しにするのはみっともない。
邪念をひた隠しにして最終確認をする。

「うん、そう、じゃあ、僕、トイレに行ってくるから、済んだら1回部屋に戻る、だからここで待ってて、その後一緒に風呂についてきて」

恭平はちゃんとイチジク浣腸も購入済みだった。
いくら澤地でも浣腸を頼むのは嫌だったので、自分なりにどうやるか、予め流れを考えていた。

「はい、わかりました、あの俺、シャワーは浴びてるんで」

澤地はここにくる前に、一応シャワーを浴びている。

「なんだよ〜、やる気満々じゃん、あははっ、んじゃ、行ってきまーす」

恭平は澤地がやるつもりで来ていた事を知り、ケラケラと笑い飛ばしてスキップする勢いで部屋を出て行った。



……………


下準備を済ませる間、部屋住みの子分が2人をチラっと目撃していたが、その男も恭平の相手をさせられていたので、澤地と恭平の関係をそれ以上詮索するのはやめにした。

全て準備を整えて部屋に戻ったら、2人は一緒にベッドに入った。

「エヘヘ、澤地〜」

鍵はきっちりかけている。
互いに全裸になって布団に潜り込んでいるが、恭平は澤地の大きな体にピトッと抱きついた。

「坊ちゃん……、俺、坊ちゃんみてぇなタイプ堪らねーんす、だから……もう」

澤地は美少年、美青年、美形のニューハーフが好みだった。
だから股間はパンパンに張り詰めている。
堪らなくなってガバッと上に被さった。

「んんっ、あ、澤地……」

恭平は首筋にキスされて乳首を摘まれ、分厚い背中を抱き締める。

「俺、マジでヤリてぇっす、すげー興奮するっす」

澤地は今まで多くの美形、美女を抱いてきたが、今回は禁忌な相手だ。
それが逆に興奮を煽り、今までで1番興奮していた。
体をズラして可愛らしい乳首にしゃぶりつく。
澤地は覚悟してヤルと決めた事もあり、躊躇なく激しく求めるように吸った。
恭平はめちゃくちゃ興奮してきた。

「澤地……か、感じる……」

「駄目だ、止まんねー、親父……、すんません」

澤地は組長に謝って勃ちあがる乳首を舌で愛撫し、片手を下に伸ばして恭平のチンコを握った。

「あぁっ、そこ、気持ちいい」

カチカチになった竿を大きな手で握られ、恭平は体を強ばらせて首をそらす。

「はあ、はあ、俺、マジでやりますから」

澤地は心の隅に罪悪感を抱きつつ、ガチでやる気に満ちていた。
手や口を器用に使って恭平の体を愛撫し、性感帯をまさぐっていく。

「あ、ん……、ハァハァ、いい、澤地、やっぱ上手」

恭平は澤地が何人も色んな相手を抱くのを見ている。
エッチが上手なのは知っていたが、実際に自分がやられて本当に上手いんだと実感した。

「可愛らしいちんぽだ」

澤地は下へ移動してひ弱なチンコを口に頬張った。

「ひっ、うわ……、ああっ、す、凄い」

恭平は体をビクッとさせて驚いた顔をする。
あたたかなぬめる感触だけでも十分気持ち良かったが、澤地は舌を駆使して感じるポイントを舐め回してくる。
恭平は身悶えしてシーツを握り締めていた。

「んあぁ、だ、だめぇ、すご過ぎ……」

「坊ちゃん、飲みますから出していいっすよ」

澤地は恭平に声をかけると、頭を揺らして本格的にフェラし始めた。

「う、うん……、わ、すげー、駄目、もうイク、あっ!」

ひ弱いチンコは澤地の口の中ですぐに音をあげ、ピュッと射精してしまう。

「はあ〜、うめぇ」

澤地は飛び出したザーメンを飲み干して、新鮮な果汁のような味わいを堪能する。

「澤地、精子……美味しいの?」

恭平は射精の余韻に浸りながら、不思議に思って聞いた。
ザーメンを飲んだ事はないが、はっきり言って美味しそうには思えないからだ。

「へへ、慣れっすよ、それに……坊ちゃんだから尚更美味いんす」

澤地は気に入った相手なら飲精もやるが、恭平のザーメンは特別に美味しく感じた。

「そっか……、僕、澤地の事、ほんと好き」

恭平はそんな風に言われて本当に嬉しかった。

「坊ちゃん、もうやっちまっていいっすか? まずは慣らしますんで」

澤地は小さな玉袋の下にひっそりと潜むアナルを見て聞いた。
本番をヤル為には慣らしが必要なので、そろそろ始めたい。

「うん、やって」

恭平はヤリたかっただけにすんなり応じる。

「へい、じゃあ」

澤地は恭平の足をガバッと開かせてM字開脚にした。

「わ、恥ずかしい」

この格好はさすがに恥ずかしい。
恭平はほっぺたを赤く染めていた。

「きれーなアナルだ」

しかし、色んなアナルを見てきた澤地にしてみれば、中学生のまっさらなアナルは相当綺麗に感じた。
しかも恭平は体毛が薄い方なので、アナルはピンク色で毛も生えてない。
澤地は物凄く昂り、そのまま屈み込んでアナルを舐め始めた。

「あっ、あん、恥ずかし……、ハァハァ」

恭平はアナル舐めも覗き見して知ってはいたが、いざ自分がやられるとかなり恥ずかしく、顔が真っ赤になってしまった。
けれど、敏感な箇所なので体がビクつく位感じている。

「坊ちゃん、じゃあ、アナルをヤリますぜ、まずは指1本からいきます」

澤地はそろそろだと思って聞いた。

「うん、やって」

恭平はこくりと頷く。

「わかりやした、じゃ、やります」

澤地は予め必要な物を用意してある。
手早くローションをアナルに垂らすと、アナルをほぐしにかかった。

「んっ!」

ゴツゴツした指が肛門を通過し、恭平は初めての感触に体をかたくする。

「痛いっすか?」

澤地は心配そうに聞いた。

「痛くない、いいからやって」

痛いわけじゃなく、当たり前に肛門に何かを入れる体験なんかないわけだ。
指はシャワ浣とは違って奥までくるので、恭平は違和感に戸惑っているだけだった。

「そっすか、はい」

澤地は安心したように頷くと、引き続きアナルをほぐしていった。
入れた指を優しく動かして出し入れしたり、肛門のヒダを広げたりする。

「ハァハァ、あっ、んっ」

そんな事をやられているうちに、恭平は段々エロい気分になってきた。

「じゃ、2本いきますぜ」

澤地は指を2本に増やし、ゆっくりと挿入した。

「あ……、ああんっ!」

さっきより肛門が広がり、恭平は背中をそらす。

「坊ちゃん、大丈夫っすか?」

澤地は腫れ物を扱うようにいちいち確かめる。

「大丈夫……、続けて」

恭平は痛いとか苦痛は一切感じていなかった。
むしろ増幅する圧迫感に、萎えたチンコが半勃ちになっている。

「はい」

澤地は返事をして慎重に続けていったが、徐々に柔らかくなるアナルを指で解しながら、ピンク色の粘膜を見てムラムラがおさまらなくなってきた。

「た、たまんねー……」

『ガチガチのちんぽをこの中に突っ込みてぇ』そんな衝動を堪えながら指を動かしていった。

「ん、んあ、お尻って……こんな感じ……なんだ」

恭平は直腸にハマる指の圧迫感から、実際にチンコを入れた時の事を想像していた。
『これから掘られるんだ』と思ったら、被虐的な気持ちになって異様に昂った。

「よし、じゃあ3本だ、これがいけたらいよいよ本番っす」

澤地は指を3本に増やし、やっぱり慎重に挿入していったが、美味そうな粘膜を見て堪らなくなり、指を入れた状態でアナルを舐め始めた。

「わ、澤地、そんな……あぁっ!」

恭平はまさかほぐしてる最中に舐められるとは思ってなかったので、びっくりして一瞬ビクッとなったが、直腸の圧迫感が増して敏感なヒダに舌が這い回るのだ。
嫌でも感じてしまい、股間のチンコがフル勃起していた。

「坊ちゃん、痛くねーっすか?」

澤地は自分も痛いくらい竿が張り詰めているのに、あくまでも気遣いは忘れなかった。
きっちりと確かめながら舌と指でアナルをほぐしていく。

「だ、大丈夫、あぁっ、なんか……凄い」

恭平は澤地の巧みな愛撫に感じまくりで、チンコから我慢汁をダラダラ垂らしていた。

「だいぶんほぐれました、これならちんぽもいけるでしょう、ローションたっぷり塗って……入れますぜ、いいっすか?」

澤地のやり方が上手いせいで、アナルは早くも指を3本咥えられるようになった。
もうこれ以上我慢できない。
澤地はローションをアナルとチンコ、両方にたっぷりと塗りたくった。

「澤地とひとつになれるんだね、ドキドキするけど……やって」

恭平に迷いはなく、体は十分昂っている。
恥ずかしさなんかいつの間にか吹き飛び、足を大胆に開いて澤地を誘った。

「へい、俺……、もうギンギンっす、じゃいきますぜ」

澤地は起き上がり、膝をついて挿入しにかかる。

「う……、んんーっ!」

いつも目にしていたチンコが自分の中に入ってくる。
恭平は澤地のチンコが大きい事は知っていたが、実際に体内に押し入る塊は想像以上だった。
体を硬直させて両手でシーツを握り締める。

「痛いっすか?」

澤地はキツキツのケツマンを一気に掘りたかったが、全力で我慢して恭平に聞いた。

「だ、大丈夫……、入れて」

恭平は痛いわけじゃなかった。
お腹の中を圧迫される感じが強烈過ぎて、つい呻き声が漏れてしまうのだ。

「じゃ、いきますよ」

澤地は締め付けるアナルに身体中が熱くなっていたが、ひたすら耐えながらゆっくりと根元まで入れていった。

「うぐっ、っ……ああっ!」

恭平は仰け反って声をあげる。
大きすぎる存在感に驚愕し、初めて感じる強い圧迫感に苦悶した。

「坊ちゃん、大丈夫っすか!」

澤地は咄嗟に恭平に被さると、頭を抱き込んで心配そうに問いかける。

「だ、大丈夫……だ、はあ、やっぱすげー大きい」

恭平は動揺し、股間のチンコが萎えていたが、これは自分が望んだ事だ。
無理矢理笑顔を作り、平気なふりをする。

「あの、ぎゅうぎゅう締め付けてきて……俺、たまんねーっす、動きますがいいっすか?」

澤地は澤地で、初物のアナルに苦戦していた。
初めての相手を掘る場合、相手によっては掘る側が苦痛を感じて続行出来なくなる事が稀にある。
恭平のもキツキツで痛かったが、よく解したのがよかったのか、我慢できない程ではなかった。
澤地はとにかく動きたい衝動でいっぱいになっていた。

「うん……、い、いいよ」

恭平は澤地が辛そうな顔をしているのを見た。
澤地もキツいんだと思い、重苦しい圧迫感に耐えて微笑んで答える。

「はあ、あっ……、坊ちゃん、坊ちゃんの中、気持ちいいっす」

ローションをたっぷりと塗ったのが良かった。
ガチガチに勃起した竿は滑らかに往復し始め、澤地は興奮気味にぎゅうぎゅう締め付ける穴を突きあげた。

「ん、ん、あ、なんか……うんち出そう」

恭平はチンコがしりぞく度に便意を感じ、漏らすんじゃないかと不安になった。

「なれねぇとそう感じるだけっす、シャワ浣きっちりやったんで、大丈夫っすよ、はあ、あっ」

澤地は説明しながら体を揺らし、額に汗を滲ませて足早に上り詰めていく。

「そう……なの? あっ、あんっ! チンコすげーカチカチ、澤地〜」

恭平は説明を聞いて安心したが、体内のチンコがぐんと膨らむのを感じ、甘えた声で澤地にしがみついた。

「やべ、出ちまう、坊ちゃん、中に出したら腹を壊す事がありやす、外で出しましょうか?」

澤地はザーメンを思いっきり出したかったが、中に出すと人によっては下痢をする事がある。
イキそうになるのを必死に耐えて聞いた。

「あっ、あっ、いい、お腹こわしても構わない、中に出して、お腹の中がチンコでいっぱい、あぁっ」

恭平はそんな事はどうでも良かった。
それよりも澤地のデッカいチンコがズリズリ腸壁を擦り、その感触が段々気持ちよくなっていた。
可愛い顔で喘ぎながら中に出して欲しいとせがむ。

「そっすか、じゃあ俺、だしてぇ、あ、ああっ、坊ちゃん! イク……、くっ!」

澤地は恭平のエロい顔を見て限界に達し、恭平を抱き締めて思いっきり奥を突いた。

「あ……澤地、出てる? ハァハァ、あっ、チンコビクビクしてる、ぁあ、好き!」

恭平は最初澤地が射精している事が分からなかったが、意識をアナルに集中させたら、アナルから脈動が伝わってきた。
射精してるんだとわかった途端、感情が一気に昂り、澤地にしがみついて分厚い肩に頬を擦りつける。

「坊ちゃん、俺もっす、いずれ坊ちゃんがカシラを継いだら、俺は一生坊ちゃんに付き従うと誓います」

澤地も快感に包まれていたが、ただでさえ可愛い恭平が最高に可愛く思え、この可愛らしい2代目に命を捧げてもいいとさえ思った。

「んんう、そんなのはどうでもいい、セックス……気持ちいい」

だが恭平は主従関係なんか頭になく、やっぱり澤地を選んで正解だったと、初めてのアナルセックスに感動していた。

「坊ちゃん……」

澤地は恭平を満足させる事ができて、それは良かったと思ったのだが、これで自分がアナルセックスの快感を教えてしまった事になる。
『本当にやっちまって良かったのか?』と不安が生じてくるのだった。
この先の事が少々心配になったが、とにかく今は抱き締めていたい。
繋がったまま恭平にキスをした。
恭平は体内にある澤地を感じながら、キスされてうっとりとした顔で余韻を味わった。
2人にはそれぞれの立場があり、親子程歳が離れているが、男とか女とか関係なく、純粋に人として愛し合っている。

誰にも邪魔されずに蜜月な関係に溺れていたかったが、それを邪魔するように誰かがドアをノックした。

「わ、誰かきた」

「誰だ? 部屋住みの奴か?」

2人はギクッとして、澤地は思わず体を離して起き上がった。

「坊ちゃん、俺です、鍵を開けてくれませんか?」

ドア越しに聞こえてきたのは佐野の声だ。

「佐野か……あいつも坊ちゃんの事を気にしてたからな、坊ちゃん、ひとまず服を着ましょうや、ケツからザーメン漏れるんでティッシュでもあててください」

佐野も澤地と同じように、恭平が以前子分を連れ込むのを目撃していた。
澤地ともその話をしていたので、澤地は佐野が恭平の事を心配して様子を見に来たんだと思った。
恭平に言って即座に服を着ていったが、スーツなので時間がかかる。

「開けるから、ちょっと待って」

恭平はジャージだからあっという間に服を着たが、澤地のアドバイス通りにお尻にティッシュを挟み、佐野に向かってドアの向こう側に声をかける。

「はい、わかりやした」

佐野が返事を返した時、ちょうど澤地がスーツを着終えたが、ネクタイは面倒なので澤地はネクタイをポケットに突っ込み、胸元をわざとワイルドな感じで開く。

「澤地……開けるよ?」

「はい」

恭平が小声で聞くと、澤地はソファーに座って小声で返事をした。

もう開けても大丈夫だ。
恭平は鍵をカチャッと回し、ドアを開けた。
すると、目の前には佐野が立っているが、佐野は何気なく部屋の中を見て澤地に気づいた。

「カシラ、来てたんすね?」

軽く頭を下げて言ったが、内心首を傾げていた。
澤地が来ている事は別に気にする程の事ではないのだが、鍵をかけていたのが気になった。
それに、微かに漂う淫臭……。
まさかとは思ったが、恭平はあれだけヤリたがっていたのだ。
澤地が恭平に頼まれて折れた……という可能性は十分ある。

「おう、坊ちゃんが退屈してたんでな、で、ちょいと部屋に邪魔してたんだ」

しかし、澤地は『たった今恭平とやった』などと言えるわけがなく、そ知らぬ顔で嘘をついた。

「そうっすか……、あの、例のシマの件で話があるんすけど」

佐野は『絶対何かやったに違いない』と思ったが、立場上口出し出来ない。
それに、ちょうど澤地に用があったのでそれを伝えた。

「ああ、そうか、わかった、じゃあ坊ちゃん、また来ますから……」

澤地は本心じゃ名残惜しい気持ちだったが、それを断ち切って恭平を見て言った。

「うん……澤地、ありがとう」

恭平ももっとイチャイチャしていたかったが、澤地にはやらなきゃいけない仕事がある。
お尻から漏れ出すザーメンを感じながら、潤んだ目をして返事を返した。









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あきゅろす。
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