短編集BL小説(鬼畜、色々あり、1部長編あり)ちまちま新作を更新中
◇◆◇New!2代目はアイドル、4
▽▲▲▽
恭平は間宮とエロい事が出来て嬉しかったが、その事から学んでしまった。
位が下の連中の方が素直に言う事をきく……と。
父親の倉本大介は、恭平を大学へ行かせたかったので、恭平にはいい高校へ入って貰いたかった。
それで受験勉強するように言っていたのだが、恭平は大学に進学する事には興味がなく、間宮との事を皮切りに、他の幹部や下っ端の連中を狙うようになった。
やり方は同じだ。
自分の部屋に連れ込んで、そういう方向へ持って行く。
今日も部屋住みの若い奴をひとり連れ込み、まんまとエロい行為に及んだ。
やる事も徐々に大胆になっていて、初めからベッドに誘い、まず自分が真っ裸になる。
すると、美少女のような美少年を前に、下っ端の男は嫌でも興奮してしまう。
今日の相手はユズキという名の部屋住みだ。
まだ18歳という事もあって、やりたい盛りである。
恭平の両性具のような色気に股間はフル勃起となり、衝動に任せて恭平をベッドに押し倒した。
「坊ちゃん、俺も脱いでいいっすか?」
ユズキはジャージを着ているが、起き上がって早々と上を脱ぎながら口走る。
「全部脱いでいいよ」
恭平は繰り返し子分とやるうちにコツを得ていた。
少し腰を捻ってグラビアモデルみたいなポーズをすると、子分はあからさまに動揺し、俄然やる気になって抱き締めたりしてくる。
「はい、じゃあ」
ユズキは素早く裸になると、恭平の思惑通りにガバッとかぶさってきた。
このユズキという下っ端も女しか抱いた事がなかったが、首筋にむしゃぶりつき、小さな乳首を指で摘んでキスをする。
恭平を前にしたら、男だからどうだとかそんな事は頭になく、欲求のままに体が自然と動いた。
「ん、あぁっ、ユズキ」
恭平はちょっと荒々しいやり方に興奮していたが、ユズキは『2代目にエロい事をしている』という罪悪感に苛まれながら、それでもやめられない自分に苦悩しつつやっている。
「坊ちゃん……すんません、こんな事してすんません」
ひたすら謝って体をズラし、すべすべの肌をまさぐって乳首を貪るように吸う。
「僕がやってって言ったんだ、謝らなくていいよ、僕はみんなが好き、好きだからやりたい」
恭平はユズキの背中を抱いて素のままに感じている。
「あの……、坊ちゃん、坊ちゃんは他の奴ともやってますよね?」
ユズキは恭平が他の子分を部屋に連れ込むのを何度か目撃していた。
「うん、でも大丈夫、パパには内緒だから」
父親の倉本大介は多忙な日々を送っている為、そこまで目が届かなかった。
「そっすか……、俺、男は初めてっすけど、坊ちゃん、めちゃくちゃエロい、だから……たまんねーっす」
ユズキは戸惑いながらも、昂る自分を認めるしかなく、勃ちあがるピンク色の乳首を舐め回す。
「んんっ、チンコがあたる、気持ちいい、なあ、兜合わせしよ」
恭平は乳首を攻められて悶え、勃起したチンコが擦れ合う感触に堪らなくなった。
「兜合わせってなんすか?」
しかし、ノンケのユズキは兜合わせの意味がわからない。
「チンコとチンコを擦り合わせんの」
恭平はアナル以外のエロい事を次々と試していたので、なんでもない事のように説明する。
「え……、エロいっすね、わかりました、やってみます」
ユズキは初めての事にドキドキしたが、とにかくやってみる事にした。
腰を動かして恭平のチンコに自分のチンコを擦ってみる。
「ん、あぁ、ユズキの……カチカチ」
張り詰めた竿が我慢汁でぬるぬる滑り、恭平は一気に気持ちよくなってきた。
「坊ちゃんのも……、はあ、き、気持ちいいっす」
ユズキもぬるぬるする感触に昂り、初体験の兜合わせに夢中になった。
腰を回すようにしてチンコを擦り合わせると、恭平は呆気なく限界に達した。
「ん、ん、イク……、出ちゃう」
イキそうになってユズキの背中に指を突き立てる。
「かまいません、いってください」
ユズキは恭平をイカせる為にチンコをグリグリ擦り付けた。
「あっ、あぁっ……」
恭平は体を硬直させて射精し始めた。
「坊ちゃん……、一旦拭きますね」
ぽおっと惚けた顔をする恭平は、ゾクッとする程可愛らしい。
ユズキはそのまま抱いていたかったが、とりあえずベトベトになった体を拭く事にした。
「うん、じゃあ、次は僕がフェラしたげる」
恭平は肌をティッシュで拭かれながら、まだユズキはいってないし、自分がお返しをしてあげようと思った。
「あ、マジっすか? そんな事もできるんすね」
ユズキはさらっと言われて驚いた顔をする。
「うん、何回もやったらできるようになった」
恭平は既に子分の内の半分以上に手をつけていた。
それだけやっていれば、フェラなんか大した事ではなかった。
ユズキが拭き終わったティッシュをゴミ箱に捨てたら、早速起き上がってベッドに座るユズキの股間に顔を埋める。
「あっ、ああー、すげーっす」
チンコがあったかい口内に包まれ、ユズキは思わず体を強ばらせた。
女にやって貰っても気持ちいいが、2代目にやって貰っているという罪の意識が、尚更興奮を煽っていた。
「待って、ティッシュ出すから」
恭平はチンコの状態からじきに射精するとわかり、ティッシュに手を伸ばして用意する。
用意したら、引き続き頭を揺らしてフェラを続けた。
「う、うわ、坊ちゃん上手い、イキそうっす、う、ううっ!」
ユズキは小さな口に吸引されて耐えられなくなり、びゅっと射精した。
「えへへ、チンコビクビクして、エロい」
恭平は亀頭にティッシュをあてがって脈打つチンコを扱き、ビクつくチンコを見て満足げにニヤついた。
「はあはあ、坊ちゃん……」
ユズキは快楽に浸りながら恭平の背中を優しく撫でる。
ベッドの上はほっこりとした優しい雰囲気に包まれていたが、それをぶち破るように、突然ドアをノックする音がした。
「坊ちゃん、鍵なんかかけて、なにしてるんすか? 開けてください!」
澤地だったが、澤地は恭平が子分に手をつけている事に気づいていた。
ただ、自分もやってしまっただけにすぐに注意する事ができず、ハラハラしながら様子見していたのだ。
しかし、このまま放置すれば心配が募るばかりで何も解決しない。
とうとう我慢ならなくなってやって来たのだった。
「わ、澤地だ」
恭平は慌てたが……。
「わあ、カシラだ……やべぇ」
ユズキはもっと慌て、顔をひきつらせた。
「ユズキ、早く服を着て、で、ソファーだ」
「はい」
2人は急いで服を着直したが、ジャージだから着るのに時間はかからない。
服を着たら、恭平はティッシュをゴミ箱に投げ入れ、それからソッコーでユズキをソファーに座らせると、自らを落ち着かせるように『ふうー』と息を吐いて鍵を開けた。
「澤地、なに?」
ドアを開き、何食わぬ顔で真ん前に立つ澤地に言った。
「『なに?』じゃねーっす、なんでここにユズキがいるんすか?」
澤地がソファーに座るユズキを見て言うと、ユズキは頭を下げてスッと立ちあがる。
「別にいいじゃん、年も近いし、話をしてただけじゃん」
恭平はさも友達と普通に過ごしていたかのように嘘をつく。
「嘘をついてもバレバレっすよ、匂いでわかる、ユズキ、持ち場に戻れ」
だが、さっきまでエロい事をやっていたのだ。
ザーメンの匂いが消えるわけがなく、澤地にはバレバレだった。
ひとまず……ユズキがいたら話しづらいので、澤地はユズキに退室するように言う。
「はい、カシラ、失礼しやした」
ユズキは身が縮む思いで挨拶すると、足早に部屋を出て行った。
「まったく……、坊ちゃん、駄目だって言ったでしょ、なのに他の奴らを部屋に引っ張り込んで……、俺は……俺もやっちまったから、あんま強く言えねーし、黙認してたんすよ、でも坊ちゃんは全然やめようとしねぇ、勉強しなきゃ親父に叱られますぜ」
澤地は恭平の事を本当に心配していた。
組長が離婚したのは恭平がまだ小学2年生の時で、寂しげな顔をする恭平をいつも気にかけてきたからだ。
「僕は大学なんか行かないし、高校もどこでもいい、好きな事をやりたいもん」
けれど、そんな澤地の想いはどこへやら。
恭平は我が道を貫こうとする。
「だったら……スポーツをするとか、もっと健全な方へ興味を持ったらどうっすか?」
澤地は自分がやってしまった事を反省し、やっぱり恭平をまともな道に進ませなきゃ駄目だと思っていた。
このままほっといたら、恭平は女の子に興味を示さなくなりそうだからだ。
「ふーんだ、やなこった、大体こうなったのは澤地のせいだからな」
恭平は澤地が自分の事を気にかけてるのをいいことに、益々我儘を言いたい放題だった。
というのも、男同士でヤル事にすっかり魅了されていたからだ。
「それを言われたら俺は何も言えないっす、すんません、謝ります、俺はあれから誰も連れ込んじゃいません、だから坊ちゃんもそんな事はやめてください」
澤地はもう十分過ぎる位責任を感じていたが、謝り倒してやめるように頼み込む。
「やだ」
なのに、恭平はそっぽを向いて不貞腐れ、まったく聞き入れようとしない。
「坊ちゃん……」
澤地は深いため息をついてほとほと困り果ててしまった。
「じゃあさ、澤地が抱いてくれたら、考えてもいいよ」
そこで恭平は、良い解決策を提案してみる事にした。
「えっ、つまりそりゃ……最後までやっちまうって事っすか?」
恭平がなにを言わんとしているか、澤地がわからない筈がなく、眉間に皺を寄せて聞き返す。
「そう、アナルセックスしてみたい」
これまでにフェラや69、様々な事をやってきたが、まだ最後までは体験してない。
恭平は自分が受ける側になって、アナルセックスをやってみたかった。
「それはちょっと……そこまで無茶を仰るんっすか?」
『坊ちゃんを掘る』……そこまでやるのはさすがに勇気がいる。
澤地はイカつい顔で泣きそうになっていた。
「僕、あれから色々やったもん、あとはそれだけ、だからやりたい、僕は入れて貰いたいから、澤地は上手いじゃん、だからやって欲しいんだ」
恭平は初めてヤルなら澤地がいいと思っていた。
だから、ヤリたいのを我慢して他の奴らとは最後まではヤラずにいたのだ。
「ちょっと待ってください、俺がやったら……ほんとにやめるんすか?」
澤地は自分が元凶なだけに、自分が恭平を良い方向へ導けるならそれも致し方ない事なのかと……、最早そう思うしかなく、確かめるように聞いた。
「うん」
恭平はニッコリと微笑んで頷いたが、それは悪魔の皮を被った小悪魔の笑みだった。
外見が可愛らしい美少年である為、いかにも無垢で純粋に見えるから、非常たちが悪いのだ。
「そっすか……、しかし、こりゃ即答するのは……厳しいっす、2、3日、考えさせてくれませんか?」
澤地は既にその笑顔に何度となくやられているが、とは言っても、今回ばかりは事が事だけに……すぐに返事をする事ができなかった。
「わかった、めちゃくちゃ期待してるから、へへっ」
恭平は内心『もうヤルと決まったようなものだ』とほくそ笑み、天使の笑顔で澤地に返事を返していた。
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