[携帯モード] [URL送信]

女喰い男女陵辱系時代劇エロファンタジー短編(完結)
6
月日は流れ、お菊はとうとう子を産み落とした。

彦兵衛はお産は不浄だと言って、蔵の中で子を産ませた。
お美代は当時知らなかったが、タミコも同じだった。
生まれたのは男の子だ。
お美代は会いに行きたかったが、彦兵衛に会うことを禁じられた。

彦兵衛は蔵の前に番人まで置いている。
どうにもならないままに、出産から20日あまりが過ぎていった。
自ずと暗い顔になり、元気がなくなってきた。
五作はそんなお美代を見ていたたまれなくなった。

「お美代、お菊の事が心配なのか?」

たまたまお美代とすれ違った際に、思い切って声をかけてみた。

「うん……」

お美代は力なく頷いた。

「おらが見てきてやる」

五作はお美代の力になりたかった。

「でも、番人がいるから」

「大丈夫だ、食事を運んだりするのはおら達がかわりばんこにやってる、おらは言われてないが、他の人に話してみる、代わってくれるかもしれない」

「いいの? 」

お美代は期待していたが、遠慮がちに聞いた。

「ああ、おらは頭が悪い、だから皆おらの事を信用する」

五作は卑下して言ったわけではなく、そのまんまを素直に言っただけだ。

「うん、そうしてくれたら助かる、あの、だったらわたし手紙を書くから、お菊ちゃんに渡して欲しい」

お美代は手紙を書いて五作に届けて貰おうと思った。

「わかった」

五作は頷き、早速年長の下男に話をしてみる事にした。



それから2日後に、五作はお菊に食事を届ける事になった。
お美代から手紙を預かっている。
五作は料理が乗った膳を持って蔵へ足を運んだ。

番人は柄の悪い男だった。

「食事か?」

五作をジロっと見て聞いた。

「はい、そうです」

「よし、入れ」

五作が返事をすると、番人は蔵の扉を開けた。
頭を下げて中へ入ると、隅に畳が敷いてあり、そこにお菊が布団を敷いて寝ていた。
五作はお菊のそばに歩いて行き、膳を畳の上に置いたが、赤ん坊はお菊のわきに寝かされている。

「ああ……、五作さん、食事?」

お菊は目を開け、ゆっくりと起き上がって聞いた。

「そうだ、食べろ、精をつけて早く元気になるんだ」

五作は青白い顔を見て食事を食べるように促した。

「うん……、ありがとう、お美代ちゃんは元気にしてるかな」

お菊は微かな笑みを浮かべ、お美代の事を口にする。

「あっ、ああ……、ちょっと待って」

五作は慌てて懐を探り、お美代から預かった手紙を出した。

「これ、お美代から預かった」

すぐさまそれをお菊に差し出す。

「お美代ちゃんから……」

お菊は手紙を受け取り、早速書を広げて読んでみた。
そこにはお菊の事を心配する心情が切々と綴られていた。

「お美代ちゃん……」

お菊は片手で口元を押さえ、涙ぐんでいる。

「お菊……」

五作には細かな事は分からなかったが、お菊がやつれた様子で涙ぐむのを見たら、自ずと不穏な空気を感じるのだった。
そうするうちに赤ん坊が泣き出し、お菊は目元を拭って赤子を抱き上げた。

するとその時、蔵の扉が開いて誰かが入ってきた。
まっすぐに五作の方へ歩いてきたが、お菊は手紙を素早く隠した。

「五作、お前か」

やってきたのは彦兵衛だった。

「はい、旦那様」

五作は彦兵衛に向かって頭を下げたが、彦兵衛は五作にはめもくれず、お菊のそばに歩いて行く。
お菊は怯えた目をして彦兵衛を見上げ、赤ん坊をしっかりと抱いていた。

「お菊、お前には新しい店に移って貰う、赤子を貸しなさい」

彦兵衛はタミコと同じようにするつもりだった。

「旦那様、この子は旦那様の子です……、こんな乳飲み子をどこへ連れて行くのですか?」

お菊は彦兵衛の腹の内を読み、疑うように質問する。
産まれる前は自信がないと言っていたが、いざ産まれたら我が子に情が湧いていた。

「わしの子だから、わしの好きにする、さ、貸しなさい」

彦兵衛はお菊に向かって手を出した。

「出来ません……」

お菊は拒み、赤ん坊を庇うように抱いて離そうとしない。

「いいから、貸せ! 」

彦兵衛は赤ん坊を強引に奪い取った。
赤ん坊は泣きじゃくり、お菊は悲痛な表情をして返してくれと訴えたが、彦兵衛はお菊を無視して蔵の外へ出て行く。

「そんな……、酷い、う……うわああーっ! 」

お菊は突っ伏して号泣し、五作は目の前で起きた出来事をどう処理していいか混乱した。

「あ、お菊……旦那様……」

お菊を宥めようか……それとも旦那様を追いかけるか……焦りながら迷ったが、五作は赤ん坊の事が気になり、蔵から出て辺りを見回した。
彦兵衛は既にいなかったが、番人の姿が見えない。
何かとても嫌な予感がして、なんとなく裏口へ向かった。
すると、そこには番人がいたが、赤ん坊を抱いて外に出ようとしている。
五作は見つからないようにこっそり番人の後をつけた。

番人は山の方へ向かっている。
ある程度距離を置いて隠れながら後を追うと、番人は赤子を抱いて細い獣道に入り込み、枯れ草が茂る山中の林の中に踏み入った。

五作はドキドキしながら草木の陰に身を潜め、姿勢を低く保って歩きながら番人の様子をうかがっていた。
暫く歩いた所で、番人は不意に足をとめ、しゃがみこんですぐに立ち上がった。
腕に赤ん坊を抱いてない。
赤子は地面に置かれた……。
という事は、赤ん坊は捨てられた。
五作が考えていると、番人はキョロキョロと周りを見回し、五作とは反対方向に走り出した。

この辺りは山犬や熊、イノシシが出没する。
このままだと、赤ん坊は獣達の餌食になるだろう。
五作は赤ん坊に歩み寄り、か弱い声で泣きじゃくる赤ん坊を拾いあげた。
それから、少し考えた後で決心したように歩き出した。
自分の身を盾にして、生い茂る草木から赤ん坊を守り、ひたむきに突き進む。
無心に歩くうちに獣道を抜け、人が通る細い道に出た。
目の前に急な坂道があるが、赤ん坊をしっかりと抱き直して坂を登った。
息を切らして上に辿り着くと、そこには寺の門がある。

周りを見たら人気はない。
こっそりと門を開けて中に入ると、手入れされた庭が広がっている。
五作は本堂に向かって少しばかり歩き、綺麗に剪定されたツゲの木のそばで立ち止まった。
ツゲの木の傍らには低い平石がある。
しゃがみこんで平石の上に赤ん坊を置いた。

「生き抜くんだぞ」

赤ん坊に一言言って立ち上がり、踵を返して来た道を戻って行った。
徐々に遠くなる泣き声……。
五作は罪悪感に駆られ、自然と走り出していた。
門から外に出たら、坂道を転がるように走り続けた。


屋敷へ戻ってきたら裏口から入り、まっすぐに蔵へ向かったが、蔵の前には番人はいなかった。
不審に思って蔵に入ってみると、お菊の姿はどこにもなく、畳や布団も跡形もなくなっている。

「お菊……どこへ行ったんだ? 」

五作は首を傾げていたが、お菊はやってきた迎えの者に連れられ、女郎屋に行った後だった。


これでまたお美代はひとりになってしまい、五作から一連の出来事を聞いて酷く心を痛めた。
彦兵衛は赤ん坊を殺すつもりだった。
我が子なのに……既に人ではなく、鬼だ。
それに、お菊の行方がわからない。
身寄りのない若い娘が行く所といえば、女郎屋が浮かんでくる。
鬼のような彦兵衛なら、女郎屋へ売り払う事も十分考えられる。

お美代は彦兵衛の事が今までに増して嫌いになった。
嫌悪感すら覚えた。
タミコの赤ん坊は山の獣に食われてしまったに相違なく、タミコは今頃女郎屋で……。
それらは全て己の欲を満たす為にやった事だ。

この世に神仏がいるならば、彦兵衛に天罰を与えて欲しい。
お美代は憤ってそんな事を思ったが、五作には感謝していた。
お菊の子は僧侶に拾われて命拾いするだろう。
それが、せめてもの救いに思えた。


しかし、彦兵衛の意識はまたしてもお美代に集中し、お菊が居なくなったその夜に彦兵衛に呼ばれた。
お美代はお菊の事が大きな蟠りとなっている。
単に寝るだけでも辛いものがあるが、彦兵衛はまたしても薬を使った。

媚薬で否が応でも感じてしまい、お美代は苦渋を滲ませた表情で極みに達する。

「んううっ……、あぁっ! 」

四つん這いになって後ろから貫かれ、体を強ばらせて声をあげた。

「お美代、いいぞ、お前はまだ成長途中だ、だが……むしろこの小さな尻が堪らん、それに下の口はわしの逸物をしっかり咥え込んで絞り上げてくる、はあー、まことに気持ちよい、わしが女にして、ここまで育てあげた、後は子を身ごもれば完璧だ」

彦兵衛は締め付ける秘肉に昂り、小さな尻に荒々しく腰を打ちつける。

「はぁっ、あっ、あっ、あっ」

黒い男根がズボズボと往復し、お美代は体を前後に揺らして苦悶した。
彦兵衛は薬を内側まで塗り込んでいる。
硬い竿に抉られると快感が生じ、体中が毒されたように痺れていく。

「いい具合だ、さて、そろそろ種つけといくか」

男根がお美代の胎内で張りを増してきた。
彦兵衛は自らも秘薬を飲んでいる。
腰を押し回して突き当たりを亀頭で探り、ここだと思う箇所をグッと強く突いた。
びゅるびゅると種が飛び出し、白濁汁が子袋に降りかかった。

「ふあっ、あっ……」

お美代は彦兵衛の子種を浴びせられ、嫌悪感を抱きながら体をびくつかせる。

「う……、おお……吸い込んでいる、お前の子袋が孕みたがってるぞ」

彦兵衛はしっかりと根元まで埋め、気持ちよさそうに尻をすぼませた。

「ハァハァ……」

お美代は彦兵衛の子を身ごもりたくなかった。
けれど、拒絶しながら感じるしかない。


この夜、お美代は5回種を注がれ、深夜にふらふらになって自分の座敷に戻った。
布団の上に座ったら、彦兵衛の種がじわりと溢れ出してくる。
こんな状態がいつまで続くのか……。
いっそ孕めば、彦兵衛は納得するかもしれないが、孕んだ後は妾にすると言っていた。

どのみち逃れられない。



─────

お菊がいなくなって半年が過ぎた。
お美代は毎日のように彦兵衛に抱かれ、遂に最悪な事態を迎えていた。

たった11で、彦兵衛の子を宿してしまったのだ。
お美代は落胆し、生きる気力さえ薄らぎ始めていたが、彦兵衛は懐妊を喜んでいる。
産まれてくる我が子を屋敷に残すつもりはないが、ちゃんとした家に養子に出すと言った。
彦兵衛には既にいい歳をした息子がいたが、女漁りに興じる彦兵衛に嫌気がさして、家を捨てて渡世人になっている。

五作はお美代から懐妊した事を聞いたが、それでもお美代の事を一途に思い続けた。
また欲求が溜まっていたが、腹に子がいる為、無理強いをする事はなかった。
それよりも、出来るだけお美代の力になろうと思い、事ある毎にお美代の手伝いをした。

だがお美代は五作に向かって、自分の事は諦めるようにと、そう言った。
子を産み落としたら、正式に彦兵衛の妾になる。
五作とは縁がなかったんだと、自らに言い聞かせていた。

けれど、五作は諦めきれなかった。
自分にはどうにもできないとわかっていながら、お美代の手助けをした。

そんな日々が数ヶ月続き、お美代の腹が目立ち始めた。

彦兵衛はこの時を待っていた。
ある日、真昼間からお美代を連れて茶屋に入った。
連れ込み茶屋だ。
座敷をひとつ借りてそこにお美代を連れて入ったが、わきにもうひとり、見知らぬ男が小さな台を自分の前に置いて座っている。
台の上には紙が置いてあり、男は頭に頭巾を被って筆を持っている。
男は絵師だった。
彦兵衛は淫行を絵にして残そうと思っていたので、金を出して春画を描く絵師を頼んだのだ。

「泉、それじゃ始めるが、綺麗に描いてくれ」

彦兵衛は絵師に言って羽織を脱ぎ、衝立にバサッと掛けた。

「はい、わかりました」

絵師は筆を握って頷くと、成り行きを見守った。

「さあ、お美代、裸になるのだ」

彦兵衛はお美代に言ったが、見知らぬ男に裸を見られるのは抵抗がある。

「でも……」

「気にするな、絵師は絵を描く為にいるのだ、さあ」

布団は予め真ん中に敷かれている。
彦兵衛は布団のわきでお美代の帯に手をかける。
スルスルと帯が解かれ、上に着る余所行き用の着物がハラリと下に落ちた。
絵師は赤い襦袢を纏うお美代を見て生唾を呑み込んだ。
こういった依頼はたまに受けるが、孕み腹の若い娘を見るのは初だった。
目を皿のようにして見ていると、彦兵衛は自分が着物を脱ぎ始めた。
余所行きの着物を脱いで下に着る着物も脱ぎ、褌だけの姿になってお美代を布団に導く。

「よく見えるように……」

彦兵衛は掛け布団を退かし、布団の上でお美代を背中から抱いた。
絵師が描きやすいようにする為だが、お美代は絵師の方へ向けられた。

「さあ、好きなだけ淫らに振る舞うがいい」

膨らんだ腹を撫でて首筋に唇をあてがうと、お美代は絵師の刺すような目線を浴びて恥ずかしくなった。

「や、やっぱり……」

藻掻いて逃げだそうとしたが、彦兵衛が逃す筈がない。
すぐに抱き寄せられ、ズルっと片側の肩を剥かれてしまった。

「あっ、や……」

乳房が露出し、お美代は顔を赤く染めた。

「胸も大分膨らんだ」

彦兵衛は露出した乳房を揉みしだき、絵師は2人を凝視した。

「泉、筆が止まっているではないか、なにをしている」

彦兵衛は絵師を見て注意する。

「あ、こりゃ……どうも、すみません、つい見とれちまって」

絵師はバツが悪そうに頭を下げ、筆を握りなおす。

「ははっ、まあよい、誰しも見たかろう、仕方がない事だ」

彦兵衛は笑い飛ばして襦袢の帯を解き、乳房が露出した方を大胆にはだいた。

「だ、旦那様……」

お美代は堪らず絵師から顔を逸らした。

「この中にわしの子が入っている、よくやったぞお美代」

彦兵衛は昂った様子で襦袢を剥ぎ取り、お美代の乳房を両手で揉んだ。
発育途中の胸は、懐妊によってひと回り大きくなっているが、体は未熟で痩せている。
そんな体に膨らんだ腹は不釣り合いだが、それがかえって欲情を煽っていた。

「はあ、逸物が張り詰めておる」

彦兵衛はお美代を仰向けに寝かせると、足を開かせて股に顔を埋めた。

「ん、んんっ……」

肉厚な舌が淫裂を這い回り、お美代は腹を揺らして悶えたが、絵師からは顔を逸らしていた。
絵師は息を呑んで見ていたが、絵師から見てもお美代は明らかに幼い。
本来懐妊してはいけない年だと思われるが、そんな事は巷にままある事だ。
彦兵衛と同じく、絵師もまた、不釣り合いな肉体を見て股間を熱くしていたが、絵を描かなければならない。
欲を抑えながら筆を走らせた。
まずお美代の肉体を描き、その股に顔を埋める彦兵衛を描く。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音がして、ジュルジュルっと愛液を啜る音まで聞こえる中で、絵師は鼓動を高鳴らせて淫行を絵にしていった。

お美代は淫核を吸われて体をびくつかせ、大きくなった乳房を揺らして身を捩る。

「ハァ、あ、んんうっ、や」

絵師の前で恥ずかしい姿を晒したくなかったが、散々慣らされた体はどんどん昂っていった。

「おお、ひくひく蠢いておる、あとちょっとか」

彦兵衛はひくつく淫裂を見てニヤリと笑い、淫核を強く吸い上げて舌先で転がした。

「ひあっ……! 」

目の前に閃光が走り、お美代はビクンと震えて極みに達した。
彦兵衛はひくつく淫唇を舐め回し、溢れ出る愛液をジュルジュルと啜り飲んだ。
絵師は筆を走らせながら、逸物をカチカチにいきり勃たせていた。

「はあ、はあ……、いやらしい体だ」

彦兵衛は前にズレて腹を舐め回していった。

「あ……、あ……」

擽るような感触に子袋が反応し、腹がギュッとかたくなってきた。

「腹が張ってきたな、興奮している証拠だ」

彦兵衛は起き上がり、褌から逸物を引っ張り出した。
黒光りする男根を見て、絵師は一瞬目を見開いた。
でっぷりと太った体型からはとても想像できない、立派な逸物だからだ。
彦兵衛はお美代の足を抱えあげて竿を握り、絵師はまた生唾を呑んでいた。

「さて、泉、こっからが本番だ、わしらが交わるところを全部描いてくれ」

彦兵衛は絵師に声をかけると、前ににじり寄ってお美代の股に腰を沈め、握った竿を淫裂に埋めていった。

「ん、んうっ……、あぁっ! 」

お美代は体を強ばらせて仰け反り、絵師は腹を突き出して悶える様子を食い入るように見た。

「おお、いい具合に締まる」

彦兵衛はお美代の足を抱え込むと、満足そうに言って腰を動かしていった。
お美代の淫裂に太い男根が容赦なく出入りしている。
絵師は痛々しく感じたが、手に汗をかいて淫らな行為を描写した。
彦兵衛は暫く楽しんだ後で竿を抜き、お美代を四つん這いにさせた。
お美代は後ろから貫かれ、大きな腹を揺らして苦悶したが、それを見る絵師は額に脂汗を滲ませながら筆を走らせる。
彦兵衛は小さな尻を鷲掴みにして荒々しく突きあげ、お美代の中に子種を放った。
絵師はあんなに乱暴に突いて腹の子は大丈夫なのか?と心配になったが、彦兵衛は満足するまで竿を突き込んだ。
竿を引き抜いて体を離したら、今度は仁王立ちしてお美代に口淫を命じる。

お美代はよろよろと起き上がり、彦兵衛の前に跪いた。
絵師が見ているが、ここまで見られてしまったら……もうどうでもよくなってきた。
萎えかけた竿を握って口に頬張る。
舌を出して丹念に舐め回していくと、絵師は股間の竿が痛い位張り詰めて疼き出してきた。
幼顔で淫らな行為に没頭する様子は、そそるものがあるからだが、彦兵衛に睨まれて慌てて筆を走らせた。
絵師はお美代が口淫する様子を正確に描写していった。

男根が張り詰めてくると、彦兵衛は絵師の方を向いて座り、お美代に膝に乗るように言う。
お美代は指図に従い、彦兵衛に背中を向けた格好で彦兵衛の足を跨ぎ、尻を浮かせて猛る竿を胎内へ迎え入れた。
子種塗れの淫裂に太い竿がはまり込み、お美代は辛そうな顔で喘ぐ。

「ハァ、あっ、んんっ…」

「よし、さ、わしに背中を預けなさい」

彦兵衛はお美代を抱き寄せた。
竿がズブズブッと奥へ進むと、お美代はあられもない格好で悶える。

「ハァハァ、あぁっ」

絵師は繋がった箇所を正面から拝み、あまりの迫力につい筆が止まった。

「よそ見せずに描くのだ」

彦兵衛が注意すると、ハッとして筆を走らせる。
絵師は真ん前でみだらな行為を眺め、それを絵にしていったが、興奮し過ぎて手が震えていた。
お美代は腹を揺らして喘ぎ、彦兵衛はそのままの体勢で2度目を放った。
僅かに覗く根元がドクドクと脈打ち、子を宿すお美代の胎内へ子種を注ぎ込む。
絵師は股間で褌を押し上げる竿に気を取られそうになりながら、一生懸命2人を絵に描いていった。

彦兵衛は種を出し切って竿を引き抜くと、お美代を座らせて立ち上がり、衝立に掛けた羽織の中から手拭いを出した。
茶屋に長居するつもりはない。
無駄金を使いたくなかったからだが、竿を拭いながらチラッと絵師の方を見て、ふといい事を思いついた。

「泉、ちょっと話があるんだが……、料金を半分にしてくれたら……お美代を抱かせてやる」

お美代は子を宿している。
絵師に子種を入れられても、別になんて事はない。
お美代は驚いて彦兵衛を見上げたが、彦兵衛は竿を褌にしまい込んでニヤついている。
この男なら……やりかねない事だ。
諦めて抗うような真似はしなかった。

「旦那様、あっしは構いませんが、いいんですか? この娘は旦那様のお気に入りじゃ? 」

絵師は嫌という程昂っている。
すんなり話に乗ってきたが、お美代へ目をやりながら聞いた。

「わしの種は既についておる、あんたが出したところで何も変わらない、どうかな、今から抱いてみるか? お美代はとても具合がいいぞ」

彦兵衛はまるで売り物のようにお美代を売り込んだ。

「ああ、是非味わいたい、それじゃ料金は半分だ、ではさっそく」

絵師は即決すると、逸る気持ちを抑えながらお美代の傍に歩み寄り、羽織と着物を脱いでいった。
お美代は俯き、絵師の着物がパサっと目の前に落ちるのを見ていた。

絵師は褌のみになり、座り込んでお美代を抱き寄せる。

「さ、お美代ちゃん」

お美代はふらふらと絵師の体に寄りかかった。
絵師は興奮気味に肌を弄り、お美代を仰向けに寝かせた。
真横に寄り添って横たわると、高枕をとって差し出す。

「さ、枕を」

お美代の項に高枕をあてがったが、こんな歳で懐妊させられた事に同情し、僅かばかりの優しさを見せたのだった。

「歳はいくつ? 」

乳房を揉んで歳を聞いた。

「これ、歳を聞いてはならん 」

すかさず彦兵衛が言ったが、事が済んだらすぐに茶屋を出られるように着物を着終えている。

「こいつはすみません、わかりました」

絵師は一言詫びて乳房に顔を寄せた。
鼻息を荒らげて夢中で吸ったら、お美代は小さな声を漏らして体をモゾモゾと動かした。
絵師は益々昂り、両方の乳房を闇雲に舐め回していった。

「こんな若いのに腹に子が……、なのに……淫らだ」

片手で腹を撫で回してそのまま淫裂を弄ったら、彦兵衛の種でグチョグチョになっていたが、絵師はお構い無しに乳房を吸って淫核をこねくり回す。

「ハァ、あ……、あん」

お美代は絵師の愛撫に感じていた。
生きる気力の薄れた状態で、見知らぬ絵師に体を捧げる。
最早、投げやりになっていた。
絵師は彦兵衛よりは若い。
顔立ちもすっきりしていて歳は30位に見える。
ぶよぶよに弛んだ醜い彦兵衛よりも、遥かにマシに思えた。
喘ぎ声をあげているうちに、絵師は堪らなくなってお美代の足側に移動した。

「こんな体験は滅多に出来ねぇ、お美代ちゃん、中に入れるからな」

絵師はお美代に断って褌から竿を引き出し、前ににじり寄って淫裂に沈めていった。

「ん、あ……、あぁっ! 」

硬い竿が秘肉を抉り、お美代は甘く鳴いて身悶えする。

「はあ、あ、お、おお……、確かにいい」

絵師は吸い付く秘肉にいざなわれ、腰をグイグイ揺らしていった。

「は、はぁん、あ、あっ」

お美代は腹を両手で支えて悶えている。

「凄い、堪らないよ、この腹がたまらない」

絵師は腹をさすりながら温かな粘膜をズボズボ突いた。

「あ、あ、あ……、ああっ! 」

反り返る竿が感じる箇所を連打し、お美代は極みに達した。

「おっ……! おおー、凄い……、あっ、駄目だ、出る」

秘肉が竿を絞り上げ、絵師はお美代の足を抱え込んで竿を突き込れた。
ズンっと響く衝撃に腹が揺れ、亀頭が子袋を突き上げて種を放った。

「あ、あぁぁ……」

お美代は陶酔した目をして絵師の子種を受け止める。

「っ、はあ、はあ、うぅ……」

絵師は夢中になって繰り返し突いていたが、その様子を彦兵衛がニヤニヤしながら見ていた。

「なあ泉、料金をただにするなら、もう一回やってもいいぞ」

絵師に声をかけたが、この際料金がただになればそれに越したことはないと、そう思ったのだ。

「う、ああっ、き、気持ちいい」

絵師は上の空でお美代を突いている。

「どうなさる? もう一回お美代の中に種を注ぎたくはないか? 」

彦兵衛は再び聞いた。

「そうだな、こんな娘を抱く機会は二度とない、ああ、わかった、しかし……こっちもおまんまがかかってる、その代わり後2回だ、それならただにしてもいい」

絵師は条件を出した。

「二回か、わかった、それでいい」

彦兵衛は承諾し、お美代は惚けた顔で2人のやり取りを聞いていた。

それから後、お美代は四つん這いで一回、騎乗位でもう一回と、計三回絵師の子種を受けた。

全てが終わると、彦兵衛は絵を何枚も受け取った。
絵師とお美代の2人は、それぞれに元通りに着物を着直し、3人揃って茶屋を後にした。


茶屋を出て彦兵衛について屋敷に戻ったら、見知らぬ男が門のわきに立っている。
旅装束をまとっているが、男は嫌味な笑顔を浮かべて2人に歩み寄った。

「フン、また若い娘か……、この色情狂が」

男は彦兵衛に向かって生意気な口をきき、お美代は唖然として男を見上げた。

「弥八郎……、この馬鹿息子が! 今更なんの用だ」

彦兵衛は怒鳴ったが、それを聞いてお美代は男の正体がわかった。

「馬鹿って……よく言うわ、おいおい、その娘はどこから見ても子供じゃねぇか、さしずめ……10か11、そんなところだろう、なのに腹が膨らんでるな、やれやれ……遂にガキにまで手を出したか、お上に訴え出りゃ、あんたは死罪だ」

男は呆れ顔で言ったが、この男は家を捨てた彦兵衛の息子、弥八郎だ。
弥八郎はたった今死罪と言ったが、お美代はそんな重罪になるとは知らなかった。




[*前へ]

2/2ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!