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陰影―カゲ―
僕は逃げている
僕は畏れている
振り向いても
眼に映るのは
自分の影だけ
耳を澄ませても
聞こえてくるのは
自分の吐息
僕は僕を畏れている
決して離れることなく足元からノビル
陰影<カゲ>の中に
潜んでいる
もう一人の僕を
逃げることなど出来はしないと嘲笑う
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