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儀式〜終焉
僕を縛るこのクサリから開放される時がきた
ヒフに感じるのは痛い程の冷たさ
あたたかいのは手首から流れる
赫い液体だけ
僕が僕を開放するために
躯の内にある紅い液体を全て流そう
疵がふさがらないよう水の中へ手首を沈め
水面を染める
僕はゆっくりと瞼を閉じる
これで僕は僕でいられる
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