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boys ss
【憧れの人】シャンル +

「シャンクス!抱っこ!」
「いいけど、暑いんだよな〜」


足元に来た小さな子供は「んっ、んっ」とこれまた小さな手を必死に伸ばしてきた。

俺は苦笑しながらルフィを抱き上げる。少し汗ばんで額に張り付いていた髪を払ってやる。そしたらルフィは嬉しそうに顔を綻ばせた。

夏も近づいてきたある日。ルフィと近くを散歩していた。好奇心旺盛なルフィは走り回り珍しい物を見つけると俺の元に持ってきたり。子供さながらの行動を見せていた。

最初から飛ばしすぎたせいなのか、往復して帰る道の途中に疲れたとばかりに抱っこをせがまれた。軽い体を持つ分にはいいのだが、暑い。


「あーやっぱりお前暑い!降りろ!」
「えー!いいじゃんかよー!」


降りろと言えばふてくされた顔になり首に回されていた腕の力が少し強まった。どうやら降りる気はない様だ。


「最初からはしゃぎ過ぎだ。まさかお前始めから抱っこしてもらおうと思ってたな?」
「そんなこっ、ねェ!つかれちまったんらからしかたねェだろっ!」
「・・・ふーん」


それならなんでそんな慌てようなのか・・・。かんでるし。


「あっ!うたがってるだろ!こうなったらいしでもおりねェ!!」
「意地でも、だろ。つかくっつきすぎ!暑いってーの!」


顔を肩に埋めてそれこそがっちりとへばり付いてきたルフィを引き剥がそうとする。耳まで赤くして汗ばんで気持ち悪いだろうに、ぎゅうぎゅうと腕を首に巻き付けて離さない。

俺より高い子供体温。そう言えば前来て抱き上げた時よりは重みも増した。一回り大きくなったな、なんてルフィの成長を感じた。でもまだ子供は子供の軽い体。俺の膝上程の身長。俺からしたらまだまだこいつは小さい。


「はぁ・・・こりゃさっさと帰るしかないか」
「・・・」


返事の来ないルフィに"?"を飛ばした俺はルフィの頭を(顔は見えないからな)見やる。


「おい、ルフィ?」
「・・・zZ」
「寝たのかよ・・・」


こりゃどうしても俺が運んでやるしかない。つか寝てるのにがっちりとした腕は変わらないってどうゆうこと。

俺は小さな体を抱き直すと歩きだした。日が暮れてきた今の時間にこの子の体温は心地いいものに変わっていた。



(子供の成長は早いな)


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ルフィ視点はこちら!

初めてのシャンル!!シャンルは読む側見る側専門でしたが、フと思いつきから始まった話ww

ですがなんとか完成に至りました(`・ω・´)

なんというか、シャンクスは思いっきりルフィの事を子供としか見ていない・・・いやこの中のルフィは4、5才ぐらいなんですけどもww

シャンクスの方は早く完成していたんですが、ルフィの視点が長くなっちゃったって言う・・・´ω`



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あきゅろす。
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