boys ss
【暖かさ分け合って、】甘 キドロ
「ユースタス屋ー」
「なんだ、・・・」
「あー落ち着く」
「なんだいきなり」
名前呼ばれたかと思えば、トラファルガーが背中から急に抱き付いて来やがった。
「ユースタス屋って暖かいよね。まだ子供体温なの?」
「ひっぺがすぞ」
抱き付いて来た理由を聞いたつもりだったのに、あからさま無視なのとバカにしてんのか。
「や。・・・ユースタス屋ー」
「・・・なんだよ」
「好き。好き好き好き」
「・・・」
背中から直に伝わるこいつの声が体に響く。
「好ーきー」
「何度も言わなくても分かってる」
「ふふっ、あれだ、人肌恋しいってやつ」
「風邪かよ」
「違う。暖かいの、好きなんだ」
「ふぅん」
こいつって偶に分からなくなる。俺が居たって本読んでるだけで何も話さない時もあるのに、急にこんな甘えてきたりする。
まァそんなところが可愛いんだけど。アレか、ギャップってやつだな。
段々と、俺の体温と少し低かったトラファルガーの体温が同じになった様な感覚になる。
「俺の生まれノースじゃん?だから年がら年中寒かったし。1人の時って多かったからさ、」
だからこうやって人肌の体温が凄く心地良くて落ち着く。
トラファルガーはそう言うと俺を締める腕の力を強めた。
こいつの昔なんて分からない。だけど今この時間だけでもこいつを暖かさで満たせてやれんなら、俺は良い。
俺は背中から伝わるぬくもりを感じて目を閉じた。
暖かさ分け合って、
(今からでも遅くないだろ?)
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書くの苦手ですけども甘いのを目指して・・・!
ローはギャップ差が激しいと良いですね!ツンツンツンだったのにデレる時はデレデレデレとバランスは保たれている感じ!なんて私だけですかね・・・(←
ローの過去凄く捏造(^p^)
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