【あとがき・おまけ】 ここまで私の駄文をお読みくださり誠にありがとうございます!!! アラバスタ編と絡ませたい!というのは最初から考えてまして・・・。そしてこの様な18話ととても長くなりました(・ω・) このアラバスタ編ではひずにの成長と、いろいろな心境の変化をば表現してみたのですが・・・つ、伝わったでしょうかf^_^; 実戦をした事無かったひずには突然の大きな戦争に飛び込んで、そして大きな恐怖を感じ自分はまだまだ弱いと知ります。 自分の強さなど甚だ無かった、元より甘かった自分はONE PIECEの世界に来ても変わってなかったと気付かされます。 そして、本当に強くなりたいと思うようになります。もっと精神的に。 武器を取ったからには今の家族(白ひげ海賊団)を必ず守るという、ひずにの気持ちはまた大きく強くなり変わります。 これからもまだまだひずには成長していきます!ですのでひずに様!これからもひずにとして見守ってくださると嬉しいです・・・! これから下はおまけです。読んでも読まれなくても大丈夫です(^O^) * * * 「ぐかーーー、ぐぉーーー」 『くかーーー、くぉーーー』 エースとひずにはずっと寝ていた。ひずにがエースに突っ込んでからずーっと。 2人とも相当疲れているようだ。エースは3日間不眠不休。 ひずにはというと。なんとぶっ通しで飛んで帰ってきたのだ。アラバスタを出てから2度寄った島で休んだ程度で後はずーっと。 飛んでいる内に早く帰りたい!!という思いが段々と強くなって最後に寄った島から6日も飛んでいた。 その間、なんとひずには飛びながら寝たりするというなんとも便利な技(?)のお陰で、進みつつも休息は取れて最速で帰ってこれたのだった。 「ぐぅー、ぐがっ、ふがーーー」 『すぅー、すぴっ、くかーーー』 そして眠ってしまった2人をそれぞれの部屋に運ぼうとしたのだが、ひずにがエースに腕を回していて離れなかったのだ。 仕方が無いのでエースの部屋に2人一緒に、 「そんな事許さないわ」 「私達がムサい男達の中からひずにを守ってあげなきゃいけないの!!」 「最近出して貰えなかったんだし」 「最近どころかもう24話ぶりよ・・・?しかもおまけという端よ!?一体どういう事なのかしら!!」 ぶつぶつ言いながら眠っているエースとひずにを見守っているのはシャーリーとアンだ。お久しぶりです。 2人はナース室にあるベッドに寝かせていた。ここでなら人は必ずいるからだ。 「全く、ひずにも私達に言わないでアラバスタに滞在するなんて!起きたら着せ替えの刑ね!」 「それって刑になるの?でもお仕置きは必要よねェ」 「アン、あんたの方がえげつない事言ってる様に聞こえるわ」 「そうかしら?」 うふふ、と笑うアンにシャーリーは思わず引きつった笑顔になる。 「それにしても、ひずにったら凄く幸せそうな顔ね」 「そうよねェ・・・可愛いわv」 シャーリーはひずにの髪を優しく撫でた。 「シャーリーは本気でひずにのお姉さんね」 「ええ!当たり前じゃない!可愛い可愛い妹よ!」 「そうね・・・大事な妹だわ」 アンとシャーリーは微笑んだ。 「ごぉーーーふぉーーー」 『すぉーーーふぉーーー』 だけど・・・。 「でもエースさんの娘って事になるのかしら?・・・イヤだわ」 「・・・エースさんの娘としてだったらひずにしかいないわ」 「というよりなんでこんなにいびき似てるのかしら」 「・・・分からないわ」 アンとシャーリーの話なんて余所にエースとひずには眠り続ける。寝たいがままに眠り続ける。 きっと起きたら何時もの様にバカ騒ぎを始めて笑いが溢れるんだろう。 その先を想像してまた笑みを漏らすナース2人は、静かに席を立つとその場から離れた。 『・・・んぅ』 「すぅー・・・んー」 ひずにはエースの胸板に擦り寄り、エースはひずにを抱き締めたところがあったなんて、誰も知らない。 ----------- 「フッフッフッ、あのワニ野朗捕まったか・・・」 新聞を片手に笑いを漏らしている男――ドンキホーテ・ドフラミンゴ。 「・・・あの時会った、"落とし子"・・・ひずにがワニ野朗に会ってたらきっと面白かっただろうな」 ドフラミンゴはひずにがクロコダイルと出会っているとまでは知らずに笑い続ける。 「あいつの計画については知っていたし、もしかしたらこんな事言えば信じると思って言ったが・・・。 ひずにと会ったその日に電話してみりゃァ、まだ信じてんなきっとよォ・・・!」 フッフッフッフッ!!と楽しげに笑いが止まらないドフラミンゴ。 「銀色だったら古代兵器を指し示す"指針(コンパス)"ゥ??なわけねェだろ!!!フッフッフッフッフッ!!!」 そう、クロコダイルが言っていた古代兵器を指し示す"指針(コンパス)"と言うのは、ドフラミンゴがクロコダイルに吹き込んだ嘘なのだ。 「きっとひずにをとっ捕まえるだろうなァ・・・フッフッフッ。それで逃がさねェようにはするだろうなァ」 当たっている。 「実際そうなったら見たかったもんだ!フッフッフッ!」 フッフッフッフッと笑うこの男のせいで、ひずにはとんだ迷惑を掛けられたというお話でした。 --------- 追記:小説の見方を変えましたので話の数が変わりました。内容は全く弄ってないので変わったのは話数ぐらいですがw 23.7.27 ←前 |