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曖昧空模様(NARUTO シカマル)



「アンタ何見てんの?」
「ん、空」

雲にのれないかなぁと寝転んで空を眺めていたら、私を迎えに来たであろうイノに不審な目で見られた。真っ青よりも青く感じる空をもくもくとした入道雲が流れていく。心地よく吹く風に目を細めた。


「そろそろイルカ先生に怒られるわよ」
「いいよ、別に。あの人怖くないし」

サボり魔なのは何時に始まった事ではないから、きっと諦められているだろう。適当にあしらおうとした私に呆れたのか、イノは何も言わずに背を向けてしまった。また一人ぼんやりと空を見上げる。体勢を直そうと一度起き上がると、長い間寝転んでいたせいで背骨が軋んだ。

やはりアスファルトに寝転ぶのは間違いだったらしい。体をぐーっと伸ばす。

「あれ?沢村じゃねーか」
「あ。奈良か」

体を伸ばしたおかげで向こうから私が見えたらしい。もう一度寝ころぶ。

「奈良もサボり?」
「あぁ。」
「ふーん」

会話が途切れたにも関わらず不思議と気まずさを感じる事は無かった。

ちらりと横を見れば、シカマルは観月と同じような格好で空を見ていた。

「なぁ、お前も空見に来たのか?」
「うん。ついでにサボってる」
「逆だろ、普通」
「空見るのが目的だったし。」

そういうとシカマルはつまらなそうにするのだった。

「なあ」
「んー?」
「俺がお前に会うためにここに来たって言ったらどうする?」




曖昧空模様



(ゴメン。ちゃんと聞いてなかった。もう一度お願い)
(…めんどくせぇ)



――――――

このサイトでは初のNARUTO夢ですね。

NARUTOが漫画で一番好きなのに好きすぎてキャラを汚せないという私。

NARUTO夢書きたい…。ぬーん。


2011/02/05




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