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ミルクのひととき(銀魂 銀時)



さあ愛しのいちご牛乳が私を待っている。仕事から帰り、冷蔵庫をルンルン気分で開けた。

「銀さん」
「ん?」

ソファに寝転がりながらジャンプを読むマダオに目をやる。

「私のいちご牛乳飲みましたねっ!?」
「あー、あれね。いいじゃん、減るもんじゃないし」
「減ってるんですけどっ!!」
「悪いな、銀さんの口が飲んじまって」
「何、他人事みたいに言ってるんですか」
「銀さん本体は悪くないもん」
「何が『もん』なんです?」

マダオの駄目具合に思わずため息をつく。このいい歳こいたオッサンは真面目という言葉を知らないだろう。いつもけだるそうに死んだ魚のような目でジャンプを読んでいるのであった。

「誰がそのジャンプ代稼いでると思ってるんですか?銀さん」
「…観月様!!申し訳ありませんでした!!」
「プライドのかけらも無いですね」
「お前、ジャンプ舐めんなよ。男はな、一生少年なんだよ」
「へー。」

急に目の色を変えて力説を始めたこの男に呆れて、もはやため息も出ない。いい大人のくせして。

顔が整っているのだから喋らなければ相当モテるであろうに。

「え?観月ちゃん何か言った?」
「天パの男にろくなのは居ないって言ったんです」
「天パ馬鹿にしたらおてんと様の罰が下るぞ」
「天パの神様ですね。きっと馬鹿だ」
「銀さんがさらさらストレートだったら女の子がほっとかないしー」

確かに。だなんて死んでもいってやらない。でも、天パじゃない銀さんなんて偽物の銀さんだ。きっと。

銀さんは銀さんのままでいいよ。
私だけが銀さんの魅力知ってればいいし。

とか心の中で言ってみる。



ミルクのひととき



(観月ちゃん最近可愛くなったよね)
(それはいちご牛乳のお詫びですか?)
(違うからっ!!頼むから信じてよ!!)
(…銀さんも格好いいですよ)
(まじ!?)
(嘘です)

─────────

うーん。銀さん分からん。
夢書くとそのキャラ壊しちゃうから、どうしても甘夢が書けない…。

好きな漫画になるとなおさら…

ちなみにミルクのひとときは私の大好きな飲料です。

2010/11/20




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