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比翼連理の契り
約束の時 3

 よし! これでこの依頼は完了ね。

 念のためハジュンが来ないかこの場所でもう少し待つことにする。
 ハジュンは何故かアーゼス界で活動できる時間帯がある。


 そして、今日はもうその時間を過ぎたようだ。

 今日はもう来ないかな。

 帰る準備をする。とその時、

「危ない!!」

 その声に後ろを振り返るルアンヌ。後ろには何とハジュンがいた。
 とっさにルアンヌは魔力を放ちハジュンを消滅させる。

 何故? 時間は過ぎたのに……。
 それとあの声は……もしかして?

 声のした方を向くが、逆光で見えなかった。

「そこにいるのは誰?」
「久しぶりだな、ルアンヌ」
「……父さん?」
「そうだ」

 そこにいたのはルアンヌの父であった。

「何故、ここに?」

 信じられないような顔をし、ルアンヌは言った。

「一緒に暮らせるようになったからルアンヌたちのところへ行こうとしていたところだ。
そしたら、ルアンヌの気配がしたから来てみたのだが、危ないところだったな」

 ルアンヌは、驚いていたため、最後の方はあまり聞こえなかった。

「本当に? 一緒に暮らせるの?」
「本当だ」

 そこへもう一人やってきた。



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あきゅろす。
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