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終焉のアリア【完結】
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あとがき
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◆こんにちはこんばんは!響 志宇です。
ここまで終焉のアリアを読んでくださり誠にありがとうございます!!心から感謝しております!
2年前から…かな?書き始めてようやく完結する事ができました。実際に『カニバリズム』が書きたいと思った…所謂、終焉のアリアの軸となる話を作り出したのは実は6年前だったので私としては、ようやく完結できた…!という思いでいっぱいです。
6年前にカニバリズムを題材にした小説を何度かUPしたのですが、思うように決まらず何度もUPしては消して、UPしては消して…を繰り返しておりました。その6年前から居たキャラクターは、ハロルド、アリス、ファン、グレンベレンバ、アイアンだったりします。彼らはどうしても使いたかったので、主人公を変えても彼らは6年前からそのままの性格で使いました。
でも実はハロルドとファンの容姿と名前を忘れてしまい、頂いたイラストで彼らの名前と容姿を思い出したのですが(汗)


最初は確か…『奏』という日本人首相の息子が主人公でした。そして次に書き直した話では名前は忘れてしまいましたが、銀髪の少年が主人公でした。ですが、どれも「これだ!」という話が書けずカニバリズムを題材にした物語を書く事は諦めていました。
「でもどうしても書きたいな…。じゃあこれでうまく書けなかったらもうカニバリズムを題材にした物語は書かない事にしよう」そう思って書き始めた物語がこの『終焉のアリア』でした!




◆さてさて…。せっかく完結できたので、すみませんが今まで言いたかった話を長々語らせてください!(笑)
まずは結末の事なのですが…。何でまた、シトリー達が地球へ初めて訪れる2509年に戻っているんだ?という件についてですが…!
今まで見ていた物語は全てシトリーの夢でした。でもただの夢オチではないのです。完結したあそこから、今まで見ていた物語と全く同じ物語がまた始まります。なので、小説の冒頭の文章「もしも明日〜」で締めくくっているのです。またここから繰り返し始まりますよー、という意味で…。所謂シトリーの正夢という事です!


詳しくは、察して頂けたら幸いなのであまり語りたくはないのですが…結局、シトリーが夢でソラが助けてくれたと言っても、シトリー達と出会っていない赤ん坊のソラにはシトリー達を助ける事ができません…。まだソラにはMADと戦争になる記憶が無いからです。
という事は何が起きるのかというと…
→地球vsMADの戦争が起きます。
→空とシトリーが和解をして時間を戻します。
→時間を戻したソラにはMADとの戦争の記憶がある!
→これでようやく平和!
結局はシトリーの夢オチからまた物語が始まるので、全部が夢だったわけではありません。これからまた、今までやってきた物語が始まるのです。
うーん。私の文章力が無いせいで伝わらないかもしれないですね…すみません。


物語的には結局最後はみんなは出会っていなかった事になるのですが、代わりにみんな死なずに済みます。でも空はミルフィとは結ばれないし、アリスと風希も結ばれないです。でもみんな地球のどこかで生きているわけです。
それを、ソラは最後悩んでいたわけです。最後のソラは、読んでくださった方視点です。
「平和になってみんな死なずにしたい!」
→「平和になってみんな死なずに済んだ!でもみんなと会っていなかった事になっている」
→「平和になったのに寂しさが残った」
という事です…!




◆最後に空の表記をカタカナの→ソラに変更したのは打ち間違えではありません。最後に出ていた空は雨岬空ではなくて、ソラ・ライムンド・ハロッズだからです。…この意味が分かって頂けたら嬉しいです!(泣)
なので、最後にソラの肩を叩いたメロンパン好きなアイツ(笑)が何故最後に「雨岬」と呼んだのかは…皆様のご想像にお任せ致します!
でもヒント?を申しますと、空と鵺は前世でも出会っているお話を物語中で書いたと思います。つまりは…そういう事です!なんのこっちゃという感じでしたら、私の文章力の責任です。すみません…。




◆この『終焉のアリア』で書きたかった事はですね!シトリーも言っていたのですが、『対話もせずに相手を見た目だけで判断するな』『相容れなかった相手でも対話一つで関係は変えられる』という事です。これは、現実の地球にも言える事かな…と思って書きたいなと思い、書きました。
戦争、いじめ、殺人…などなど。耳を塞ぎたくなるニュースばかりの昨今ですが、どれも、相手との対話をせず、相手の事を分かってあげようとしなかった、自分の一方的な感情で起こり得る事だと思ったからです。
物語中で、花月が太って気持ち悪い見た目…というだけでいじめられる描写があります。また、空と鵺とアリアの瞳の色がMADと同じ赤色というだけでアリスが3人を敵と見なしている描写があります。
花月の方は結局いじめっこ達と和解はできませんでしたが…。最初は「空達はMADの仲間だ!」と敵意剥き出しにしていたアリスも、途中からは一緒に行動しています。それは、一緒にいる事によって「こいつら敵じゃないんじゃないか?」と思ってきたからです。


あと、ハロルド、アリス、ファンの3人がチームを組んだばかりの頃は仲が悪かったですが、一緒に過ごして対話をしていく内にお互いの事を知り、打ち解けていく…。これもこの小説で書きたい事を比喩していました。
時間はかかるけれど、人間は対話をする事でどんなに嫌な相手でも好きになれるかもしれない…。端から「こいつらは敵!私とは合わない!」と決め付けるのは良くないよ!という事を書きたかったのですが、少しでも伝わりましたら幸いです。


あと、鵺やお鳥が好きになった相手や、お鳥とハロルドの関係など、終焉のアリア全体で言える事なのですが、現実世界でありえるタブーを随所随所に取り入れております。書き辛いタブーな内容も敢えて書いてみました。説教臭くなってしまった面も多々あったかとは思いますが、前者の「対話をする」事と一緒に反面教師にして考えて頂けたら幸いです。




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