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5P


やってみる…か…


舐めるのキライだけど努力してみるってことだろうか?

俺の顔から下りた晶さんがジーンズに手を掛けて俺の服を脱がす。

見つめ合いながらのその行為になんだか興奮が止まない。

先走りで濡れて張り付く下着を下げると弾けるように下半身が飛び出した。

晶さんは少し困った顔を俺に向ける。

「どうしていいかわからないから教えて…」

「……え?」

「………」

赤い顔は別に嫌がってるようには見えない。

「フェラしたことない?」
晶さんは小さく頷いた。

「一回もっ?」

「うん…」

「前の彼は!?」

晶さんは首を横に振った。

前の彼氏とは若いからこそのがむしゃらな、それこそ動物のような腰振るだけのセックス…言わば“交尾”そのものだったらしい……


愛し合うなんてのとは程遠い、欲を発散するだけの交尾──



なんだかそれを聞いてちょっと胸が疼いた。


俺は晶さんの唇を指先でなぞる。


「じゃあ、晶さんのここって……まだ処女?…ってこと?」

俺の質問に赤い顔で返す晶さんに猛りが一気に増した。



熱い頬を両手で挟んで熱烈な接吻を繰り返す。

すごいヤバイっ…


めちゃめちゃ興奮する──



チンチンがっ


めちゃ痛いっ…



もとい──


俺の下半身があり得ないぐらいに反り返り張りを増していた。


「晶さんの処女、俺にちょうだい…」

懇願しながら息が苦しい。

燃えるようなキスを繰り返して唇を離すと熱で潤んだ瞳で晶さんは頷いた。


顔を伏せて近づく晶さんの唇に気絶しそうな興奮が押し寄せる。

ヤバイっ…

口に出しちゃうかもしんないっ…


打ち上げ体勢万全の俺のロケットは爆発と同時に発射しそうだった。


近づきながら開いた晶さんの唇から尖った舌先が出てくる。

それに釘付けられながら心臓が早まり下半身への隆起を促していた。

喉にたまった生唾が大きな音をたてる。

熱くて濡れた晶さんの口腔に先端を含まれた途端呻き声が口から漏れた。

「痛い?」

「……っ…」



くわえながらの角度でその視線はやめてっ…


そう懇願したい。




俺は聞かれて掠れた声を絞り出した。

「めちゃめちゃきもちいいっ…たまんない…すげー嬉しいっ…」


興奮したまま言葉が漏れる。

カンドーして涙が出そうだ。


「このままどうしていいかわからない…」

戸惑いをみせる口を放した晶さんに胸が疼きっぱなしだった……

「晶さんのしたいようにしていいよ…俺のどこが感じる探してみて…」


上手くしようなんてまだまだ先の話──

ゆっくり俺を探ってくれればいい


辿々しい舌の動きも、呼吸とタイミングが掴めず苦しそうにする表情も──


たぶん今しか見れない筈だから……


晶さんの不慣れなゆっくりとした動きに躰中が疼いて胸が締め付けられる。


今までこんな経験したことあっただろうか…


セックスしたらあんなに喘いで腰揺らしてイヤらしく泣くのにフェラやったことないなんて…


そんなアンバランスに興奮する……





熱い溜め息を吐きながら俺を口に含む。

そんな晶さんを見つめる目が熱でたぎる……


やべぇ…

完全な中毒者だ……



ふと、ベットサイドにあった鏡に写る自分と目が合った。

完全に嵌まった狂った瞳。

愛しい人の施しに何度も生唾を飲み苦し気に堪える。

この気持ちよさ


そして胸を蝕む甘い疼き…


晶さん…

俺はもう──


貴女なしでは生きてはいけない…




夏希ちゃんに言われた通り、あたしは口を動かした。

取り合えず──

初めての試みで勝手がわからない…

夏希ちゃんの先から出てた透明の分泌液はちょっとしょっぱい気がした。

ただ…

あたしが舌を這わせたり口に含んだりする度に声を漏らす夏希ちゃんがとても色っぽくて、ちと興奮…


やばい

あたし、男脳が活性化しはじめたかもっ!?

夏希ちゃんを犯したい衝動に強く駈られる。


苦しそうに吐く吐息…

なのにあたしを見る目はうっとりと蕩けるように濡れて揺れている。


イカせたい──


この夏希ちゃんをヒイヒイ言わせて泣きながらイカせたいっ──



て、思うあたしはやっぱりオヤジ的変態ですか?


そう躊躇いながらも湧いた欲望は止められなかった──



「ちょっ!?えっ!?晶さっ…あっ…まっ…」

夏希ちゃんを深く含んで少し激しく口を上下させてみた。

途端に慌て始めた夏希ちゃんについニヤリと心で笑んでしまう…

切羽詰まった表情で天を仰ぐと夏希ちゃんは歯を食い縛っていた。

「あき…っ…ら、さんっ…んなしたらっ…俺イクッ…」


掠れた声で途切れ途切れに訴えてくる。

「まじ…ヤバイってばっ…っ」

直立したそれに食らいつくあたしの頭を夏希ちゃんは必死で押し退けようとしてくる。



「晶さんっやめて、むりっ…もう挿れたいっ…」


強引に押し剥がされて口を放したあたしと夏希ちゃんの息が激しく上がっている──

「──なっ……なにいきなり攻めてくるわけっ!?初めてだっていってたじゃんっ!?嘘つきっ!」

「わし嘘つかない。初めてホント。」

「なにその片言?」

「夏希ちゃんイカせてみたかったから……ちょっと頑張ってみた」

「頑張んなくていいって…たくっ…危うくイクとこだった……」

夏希ちゃんは肩で大きく息をした。

「イケばいいのに…」

「やだよっ…晶さんの中に挿れたいっ」

「一回イッてからの方が長持ちするじゃん…」

「はっ───……」


夏希ちゃんは強いショックを受けたみたいだった…

「ね…口でシテからすればいいじゃん」


少し拗ねた夏希ちゃんの顔を覗き込む。

「口はいや?」

「…っ…いや…じゃない…けど…」


「じゃあする?」

渋々頷いた夏希ちゃんはまだ納得イカナイって顔をしていた。



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