出逢い
冬獅郎『いってぇ…』
おばあちゃんと田舎暮らしの俺は
友達の黒崎と美波の3人で遊んでいたら、
公園のすぐ側にある階段から落ちてしまった。
そして病院へ向かう。
美波「シロちゃんもバカだね♪」
冬獅郎『っるせぇ…////』
一護「…;;病院ついたぞ。」
くだらない会話しているうちに
田舎で数少ない小さな病院へつく。
……軽い打撲だって言うのに黒崎のチャリに乗せてもらった。
しかも病院行くほど痛くねぇのに…
美波「シロちゃんのドジっ☆」
一護「美波……冬獅郎は運動神経がいいから打撲ですんだんだ……。
もし頭から落ちたら終わりだったぜ…」
冬獅郎『縁起の悪いこと言うんじゃねぇ…』
黒崎の言葉は慰めてんのかわかんねぇな…
そう考えながら、
病院のなかにある休憩所で座る。
あぁ…折角の夏休みも初っぱなから怪我するなんて…
ついてねぇな…
そう考えると結構せつねぇ…
冬獅郎『はぁ……
飲みもん買ってくる…』
一護「俺が行こうか?」
冬獅郎『……いい。』
見た目もガキなのに黒崎に頼んだら余計子供っぽく見えるし…
あまり頼るのは好きじゃねぇ…
出来ることは自分でしてぇんだ。
…………。
チャリに乗ったのは無理矢理黒崎が乗せたからで…
俺は別に黒崎に感謝なんてしてねぇからな…
しばらく歩いて離れた病棟にある自動販売機に向かう。
冬獅郎『………確か黒崎はコーラで、美波はオレンジジュースだったはず…』
黒崎がよく飲むコーラは病棟にある自動販売機にしか置いていないから
休憩所からわざわざここへいかなきゃならない。
めんどくせぇ…
けど黒崎にチャリに乗せてもらったし…
別にお礼じゃねぇけど…
今日は特別俺が奢る。
3人分の飲み物を買い歩きだした瞬間…
ビュオッ―
突然風邪が強く吹いた。
冬獅郎『おわッ!!』
小さな体の冬獅郎は風に押され体がよろける。
そのまま後ろへ倒れそうなり…
ふと、側の病室のドアに手をかけ
ガラッ
勢いよくドアが開いてしまった。
冬獅郎『(まずいっ…;;)』
冬獅郎が開けたドアから風が病室のカーテンを大きく揺らす……
冬獅郎『……。』
俺はなんとか体勢を直し…
申し訳なさそうに病室を覗く………
その時…
一瞬……
俺の時間がとまった気がしたんだ…
これは神のイタズラなのだろうか?
それとも運命だったのだろうか?
病室の窓の外を見つめる君をみつけた………
冬獅郎『………。』
ドキンッ
鼓動が高まり、
俺はその美しい後ろ姿に目が離せなかった………。
成美「こんにちわ。」
黒髪の長い髪の毛のそばを風がいたずらに通りすぎる。
彼女は振り向いて優しく柔らかく微笑んだ。
冬獅郎『……どうも////』
これが成美との出逢いだった……
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