君の傍で 19/19ページ 冬獅郎『……大丈夫か??』 成美「平気……。」 ホントは初めてだったのでめちゃくちゃつらい。 でもその辛さは全く苦ではなかった。 成美「誕生日おめでとう。」 何度も言わないと気がすまない。 冬獅郎『…ありがとう』 成美「大会優勝おめでとう」 これも何度も言わないと気がすまない。 冬獅郎『…ありがとう』 冬獅郎は幸せそうに笑う。 成美「あっ、冬獅郎のためにプレゼント買ったんだ…」 冬獅郎『……プレゼント?』 冬獅郎に小さい箱を渡す。 成美「開けてみて?」 冬獅郎のために選んだプレゼント 冬獅郎『ネックレス?』 雪の結晶の形をしたシルバーのネックレス。 成美「勝手におそろい♪」 そういう成美の胸元を見るといつの間に同じネックレスをつけていた。 冬獅郎『……すげぇ嬉しい… ありがとな』 成美「ふふ…… ……今思うとさ、今日一日だけでいろんな事があったよね。」 私の聞き間違えから始まった浮気疑惑 ケンカ 冬獅郎の誕生日 大会の優勝 仲直り 美波と一護の関係 2人の小さい頃 冬獅郎『……誰かさんのおかげでな…』 成美「うっ…;;」 冬獅郎『……でもそのおかげでまたお互いの気持ち確認できたし………いいけど。』 成美「……そーだね。」 "冬獅郎の事信じないで浮気と決めつけてごめんね…" だなんて言わないから。 だって私の勝手な間違えだとしても あなたを信じてたぶん、私だって傷ついたんだから……… だからもう好きじゃいられない… 冬獅郎『……成美…』 成美「ん……??」 好きじゃないられないから… 冬獅郎『愛してる』 成美「私も…冬獅郎のこと愛してるよ…」 それは生まれる前からずっと抱いてきた想い… そして それはこれからも変わらないだろう… その気持ちを忘れても 私があなたのそばにいるから… だから何度でもあなたを 愛すからね…… 約束するよ……… 君の傍で *END* あとがき→ [*前へ][次へ#] [戻る] |