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空には満月が美しく輝き、執務室には筆を滑らす音がただ聞こえる。
『眠い…』
目を擦りながら書類をかたずける三番隊三席…
春日井成美。
三番隊副隊長のイヅルの彼女である。
イヅル「寝る?」
『でも仕事が…』
成美の目線には山のようにたまった書類。
イヅル「いつも成美に任せてたからいいんだ…」
『私まだ…や…るぅ……』
だって少しでもイヅルの力になりたいし…
少しでも傍に…
『……。』
イヅル「成美?」
そばに駆け寄り軽く頭にふれるがどうやら寝てしまったみたいだ。
イヅル「…可愛いなぁ…」
そっと頭を撫でる。
イヅル「いつも手伝ってくれて………ありがとう。」
今でも、
成美と付き合ってるだなんて夢みたいだよ…
成美はいろんな人から告白されていたろうし…
イヅル「僕が成美の彼氏で大丈夫なのかな…?」
そもそも成美はなんで僕を選んだんだろ?
イヅルは苦笑いしながらまた仕事にとりかかる。
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