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ガキです





情事後



ベッドで寝ころぶ2人。


成美『……。』

冬獅郎「……なんだよ;;」


成美が腕枕してくれる冬獅郎をまじまじと見つめる。



成美『……なんかさ……。今日の冬獅郎余裕なかったね…。』


いつもなら意地悪して簡単には気持ち良くしてくれないし…


"どこがいいんだ??いってくんねぇとわかんねぇんだけど"


って毎回言うくせに…。





冬獅郎「……はぁ;;」


成美『??』


溜め息つく冬獅郎になんだか目が離せない。




冬獅郎「………お前の水着姿色んな奴等に見られたからよ…
成美をとられるんじゃないかって余裕なかったんだ……/////」


成美『……そんなッ!!!私、冬獅郎しか好きにならないからっ!!』


必死に想いを伝える成美。


冬獅郎はそんな成美の頭をクシャクシャに撫でて抱きしめる。


冬獅郎「……成美が他の奴等んとこいくはずねぇって、
わかってたはずなのに成美の事信じなかった…。」

成美『……。』

私はギュッと冬獅郎にしがみついた。



冬獅郎「……今回の事でわかった。」

成美『…えっ??』




冬獅郎「俺もまだまだガキだな…。」






沖縄(ここ)へきてわかったこと……




成美の水着姿が可愛い。


成美はやたら海でモテる。


成美の濡れた髪の毛が俺の理性をくすぐる。


成美は泳げない。


成美はキスで許してくれる。


成美は俺を妬かせるのがうまい。






ほとんど成美の事ばかりだが…




1つだけ…

俺と成美のためになったのは…








俺は完璧なガキって事。







だからまだまだ成長できるって事だな…


身長も精神年齢も……






冬獅郎「……また来るか。」
成美『本当に??!』


成長しなきゃならないって教えてくれた場所じゃねぇか。



また来るしかねぇだろ?




成美『……ガキ。』
冬獅郎「……なんだと!!?」

すぐに怒るんだから…やっぱりガキだね(笑)

でもそんな冬獅郎も好き。

大人になっていく冬獅郎をずっと傍で見ていられるかな…??





冬獅郎「まったく……。」


こうやって、ふざけあうのもいいな…


大人になるにはやっぱり時間はそれなりにかかるけどよ…



俺なりに頑張るから…


だから…










今日だけはガキでいさせてくれ。



















ガキでも恋はする。









end



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