遠回りな未来
小さな芽 I
この様子からすると、僕の直感も間違ってはないみたい。
普通の先輩に向ける感情とは違う…そんな確信があった。
「昼休みに散歩して良かった〜!」
そろそろ昼休みも終わるから帰ろうってなって、その帰り道でも慧の興奮はなかなか醒めなかった。
そんな状態だから教室に戻るまでの道のりは、あの先輩がどんだけ素敵なのかってのをたたき込まれる羽目になった。
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