黄昏の約束 高まる嫌な予感 祐一「拓磨と、真弘は玉依姫と世神姫の警護に回る。封印の数が減ってきた今、鬼斬丸を司る玉依姫と世神姫が狙われる可能性は極めて高い」 拓磨と真弘先輩と名前、それに私の四人は、お互いの顔を見合わせる。 皆それぞれ、顔に疑問符を並べていて…。 『私はいらないよ。自分の身くらい自分で守れるし、私は皆を守る側なんだから!』 名前は顔の前で、両手をブンブンと振って拒否する。 拓磨「…警護?名前の事はまだしも今までもやってるじゃないですか。具体的に、どういう事を?」 『私無視!?』 名前はバッと拓磨を振り返って叫んだ。 拓磨はチラと一瞬名前を見て、また祐一先輩に視線を戻した。 名前はいい感じに落ち込んでいる。 名前可哀相… 祐一「四六時中、側にいろ、ということだな」 あっさりと、祐一先輩はそう言って。 あぁそうか、なるほどねー、と私は相槌を打って、そこで、なんだか流れが妙な方向に進んでるって、ようやく気付いた。 [*前へ][次へ#] |