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小説「宵闇の皇子様と明星の皇子様」
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この二人。


マリエッタとガイゼルには、友人という関係として、互いに深い情がある。

今、この場の二人は、利害で繋がる関係ではなく、友人として喋っていた。



普段、二人は公式の場で、こうまで柔らかな口調で、互いへ話したりはしない。




(おぉ〜、タヌキどもが、どいつもこいつも、馬鹿面曝してんなぁ。やっぱ…ついて来て、正解だったぜ。というか、お前さん等は、普段との落差ありすぎんだよ)


騎士は、扉に背を預けまま、固まったまま反応できない者達へ軽視の視線を向け、次に友人であり、守るべき主の二人に、意味深な視線を向けて、声には出さず、そう毒づいた。





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あきゅろす。
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