[携帯モード] [URL送信]

BL小説「虜」
2
皇妃は、三年前。

突如、アリファエルの教育に関する事に、あらゆる口を出した。

全ては自らが、操りやすい愚帝を作り出す。

その為だけに、この三年間。

皇妃は、アリファエルの教育に、心血を注いできた。


しかし、アリファエルという存在は、母親の意にただ従うだけの子供では無かった。



だが、そうは言っても、皇妃が、長年に渡り作り上げた権力は絶大だった。


皇太子とはいえ、まだまだ子供のアリファエルは、それに敵わない部分が多々あった。



ある時、皇妃は次期皇帝たる者の側に、身分賎しい者を近付かせるなど、あってはならないと言った。



その結果、一時期アリファエルの周りには、貴族の子弟ばかりが溢れていた。




[*前へ][次へ#]

13/30ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!