[携帯モード] [URL送信]

小説「召喚と召還の結末」
6
だが、ただ暴力の限りを尽くしても、意味はない。




では、どうするか?。



力には、力で対抗するしかないと、ブラックは考えた。



だが、ただの力では意味がない。



そう考えていたブラックはある時、気狂いという存在を知る。









誰よりも純粋でありながら、誰よりも残忍。



血を好み、戦いを楽しむ気狂い。




そこで、彼等を一人でも戦力に出来れば、百人力どころから千人力だと思った。


しかし、普通の人間には彼等を制御する事は難しい。



その為、彼等が戦う場所は生き残るが難しい激戦区か、敗退戦に限られた。



気狂いには、その殆どに親はおらず、親族が居たとしても、気狂いには係わり合いになりたくないという者達ばかり。

だからこそ、誰もが躊躇なく、気狂いを死線へと送り出す。


生きて帰ればまた兵力として使うだけであり、例え死んでしまっても、誰も困らない。





[*前へ][次へ#]

6/8ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!