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小説「召喚と召還の結末」
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間違いなく、自分達よりも、数段も上のレベルに居ると、感じ取れた。


ペタペタと、何かに濡れた音を響かせて、侵入者は、その姿を現した。



「キャハハっ……カァス。アショアぁ〜…キャハハ…」

その姿に、カリス以外の者は、戦慄した。


何故なら、侵入者は、その全身に、見回りの兵の者と見られる返り血を浴びていた。


一体、何人を切ればあんなに、血に塗れるのだろうか?。

更に、その場の者達を凍り付かせたのは、カリスと侵入者の会話だった。


「パース。一つ、質問です。遊ぶとは?」
「団長〜カァスとアショべぇ〜てぇ〜」
「ほぉ〜…やはりあなた、切れかけましたか?」
「しぉ゛〜カァス。アショ〜」

その途端、凄まじいスピードで、侵入者はカリスに切り掛かった。


ーキッーンー。
ーガンッ、ガンッー。

辺りに、刃と刃がぶつかる音が響く。

「アぁ゛〜……キャハハー」
ニタリッと口元を歪め嬉しそうなパース。

「ふん。…私はあなたのおもちゃという訳ですか…やはり、気に入りませんねぇ!」
次第に不機嫌さを募らせるカリス。




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