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小説
お帰りなさい(ムクツナ)
どうも。
未来の綱吉君の花嫁。
素敵なオッドアイ、の骸です。

ただ今僕が居る場所は、最愛の綱吉君のお部屋。

クフ、すごく散らかってます。
結婚したら、僕が毎日きちんと片付けてあげましょう。

おや?
そこに転がっているのは…

「短パン…」

無造作に脱ぎ捨てられた、あの感じ…間違いなく綱吉君の下半身に纏われていたもの!!

なんて輝かしい!

「おい、何してんだ。腐れナッポー。」
「クハぅ!?」

僕が短パンを手に鼻息荒くしていると、背後から声が。

なんてベタな展開。

「何してんの?」

もう一度、問い掛ける声の主。

振り向くと、そこには愛しの…

「つ、つつつな、綱吉k…」

絶対零度なオーラと共に、お帰りなさい。

「堕ちろ!そして巡れぇぇえーーー!!!」

それ、僕の名セリフ…

名前を呼ぶ暇なく。
突っ込みを入れる暇なく。
死ぬ気の炎を宿した拳が飛んでくる。

ゴリッ…と頭の中で音が聞こえた気がした。

おやすみなさい。
さっきまでの幸せな僕。






俺の足元には、パイナップルの残骸が転がっている。

まったく、不法侵入の上に猥褻行為ねぇ…油断も隙もないな。

まぁ、拳が顎にクリティカルヒットしたからしばらくは目を醒まさないだろう。

今のうちに捨ててこよう。

「ふぅ、世の為になる行いっていうのはこのことだね!」
「ツッくーん?お部屋、今日こそは片付けなさーい!」
「分かってるよ、母さん!今ゴミが出たから丁度やるとこー!!」





クフン…眩しい程に可愛らしい笑顔です。


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