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聖王の御手のうち(本編+SS/完結)
6
 花井汐が編入してきてから、聖王会はあわただしく急に動きを早めた。
 明石の目的はおそらく……花井汐に関わる何かだ。

 花井汐も、聖王会も、そして自分自身も。
 もしかしたら明石を取りまくすべてが、彼の手の瓶の中に沈みつつある存在なのかもしれない。

 ネザクへの帰り道。
 明るすぎる月夜に小さな砂粒を踏みながら、どうでもいいことを過ぎらせた。











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あきゅろす。
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