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聖王の御手のうち(本編+SS/完結)
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 雅臣の思考回路にはまったく賛成できかねないが、"会う"という案は良いと思った。
 明石が身をいつわってまで話がしたいと思う花井汐を、とことん覗いてやりたい。

「日が決まったら、連絡しろ」

 踵を返す。

 人が流れ込んだ後の下足室付近は閑散としている。
 返事をしてこない雅臣だったが、事が運び出していることはわかっていた。

 チャイムが鳴る。
 とりあえずは、タイムアウトだ。











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あきゅろす。
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