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「瑞穂はここで何してるの?」


「友達と話してたの」


「そう、じゃぁあたしたちもう行くわ」


「ねぇ、ちぃくん今日は一緒に帰れるの?」


「ごめんなさいね、今日も仕事で遅くなるわ」


「わかった…」


「気をつけて帰ってね」


そう言うと、柳瀬千裕は歩き出した。


私もその後を追う。


背中に瑞穂ちゃんの視線を感じながら…



瑞穂ちゃんが見えなくなると、柳瀬千裕はこっちを向いた。


「どうして手離したのよ!今はデート中よっ」


ぷんっと怒りながら差し出された手を握る。


うん、なんかほんまに恋人同士みたい…


なんかてれる。


あ、そういえば


「いつも瑞穂ちゃんと一緒に帰ってるん?」


「うん、同じ家に住んでるからねぇ」


「え?同棲?!」


「違うわよ、同居!」


「ふーん。」


「あたしたちいとこなの。それでいろいろあってうちに住んでる。あたしのお母さんと3人暮らしよ」


「へぇ。」


「あなたもうちょっと興味ありそうな返事できないの?」


「そうなんだ、すごい!」


「もう……」


と柳瀬千裕が微笑んだ時、いちこさんが目に入った。



*

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あきゅろす。
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