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「あ!ねぇねぇ、今日はまひるちゃんの歓迎会開かない?」


兄ちゃんと喧嘩してたいちこさんの突然の提案


私はビックリしたんだけど、兄ちゃんと柳瀬千裕、森田くんはノリノリだった。


「いいね!お前もたまにはいいこと言うやん!」


「た、たまにはって何よ、たまにはって…!」


また始まった二人の喧嘩。


私はその二人に微笑みながらも、ずっとパソコンと向き合ったままの会長の近くに移動した。



「会長は……お仕事ですか?」


「あぁ。」


「そうですか……」



思わず、シュンとしてしまう。


お仕事やから仕方ないんやけど、でもやっぱり皆さんに来てほしかったなぁ…なんて、あつかましいか!



そう思って、その場を離れようとした時


「なるべく早く終わらせて……行くから」


私を見上げた会長の漆黒の瞳に、思わず吸い込まれそうになった。



「あ……待ってます」


感情のない、でも、静かに燃えているような瞳。


不思議な、人………








「雪哉ー、先行ってるわよー」


いちこさんの言葉に、会長が手を上げたのを見て生徒会室を出た。


どこに行っても生徒たちの凄い視線に会う。


美形揃いやもんなぁ……


*

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あきゅろす。
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