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くすぐったいような、気持ちいいような

変な感じ。


ただ、千裕に触れられてるところが熱を持っているのは


軽いパニック状態の頭でもわかった。


「ち、ちひ……」


私の言葉に、千裕はやっと顔を上げた。


「……っ」


その目は、男のくせに色っぽいのなんの。


私女やのにそんな目一生できん!って、悔しくなるくらい。


「まひる……」


私の手首を掴む千裕の力が強くなる。


「久しぶりに会って、こんなこと言うの申し訳ないんだけど…」


千裕は私の首筋に、また顔を埋める。


「俺もう、我慢できないかもしれねぇ……」


そ、それって


千裕は私と、その……


し、シたいって、思ってくれてるってことやんな……?


それに、こんな時だけ男言葉ってズルい!


「千裕、私……っ」


「ん?」


また顔を上げて、私を見た千裕の目には


少しの余裕のなさと、色っぽさ

そして優しさが、含まれていた。



「私、シたことない……」


「うん、大丈夫」


優しくする、って甘く囁いた千裕の指がゆっくりと私の服の中に入ってくる。


………その時。


『まひる、好きや……っ、好きなんやっ……』


忘れかけてた、過去の記憶が蘇った。



*

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あきゅろす。
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