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ハルノヒザシ
秘密はいつかバレる
次の日
俺達は何時ものように学校が終わり、三好と二人で寮へと戻って来た。
俺が早速夕飯の支度を始めると三好がフラリと出ていった。
多分図書室でも行くんじゃないかと思う。本読み終わってたし。
大して気にもせず俺は夕飯の支度を続けた。
(んー、今日は汗かいたな)
夕飯の支度を終え、一息付きながら俺は思う。
今日は体育でバスケをやったのだ。
まぁ俺は運動センスゼロなのでさりげなーくボールと反対方向へ逃げ回っていただけなのだけど…。
結構それでも疲れた。
(シャワー浴びよう)
ズズーっと飲んでいたココアを最後まで飲み干すと俺は立ち上がる。
(あー気持ちいい)
ザバザバとお湯を全身に浴びながらそう思う。
どうせなら大浴場に行きたいのだか贅沢も言ってられない。
最初はこの狭いシャワールームでガタガタと色んな所に身体をぶつけていたのだか、さすがに今ではそんな事はしない。
お湯を止めてシャワールームを出る。
あー洗濯もの洗いに行かないとな。
今まで見て見ぬフリをしてきた洗濯ものを見ながら思う。
(はっ、間違えてシャツじゃなくてトレーナーを持って来てしまった。何してんだ、俺は)
ラッキーな事に三好はいない。
俺はジャージのズボンをはくと部屋に上を取りに行く事にした。
ガタガタとクローゼットを開けてTシャツを引っ張り出す。

ふと視線を感じ後ろを振り替えると目を丸くした三好が後ろに立っていた。

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あきゅろす。
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