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ハルノヒザシ

夏が食堂から離れたすぐ後に風紀委員長の木花先輩が現れ、俺達が何故かこってりと絞られた。
当の本人達いないのに…。くるみちゃんは何処かに消えちゃったし。
お陰で昼飯は抜き。
腹が減ったまま俺達は教室へと戻り、授業を受ける事となる。
しかも、今日は久しぶりの図書当番…。よりによってこんな時に…。
最終授業の終了を告げるチャイムが鳴り響くと同時に俺はため息をついた。
ああ、お腹すいた…。
「帰る時間無いんだったら購買行ってパンでも食おーぜ」
三好の提案に俺は頷き、帰りのホームルームが終わった教室を後にした。
そのまま購買に向かうと俺はメロンパン、三好はサンドイッチを買って近くのベンチに座って食べだす。
あー美味しいー!
「あのな、前田…」
パクパクとメロンパンを食べていた俺を見ながら、三好が遠慮がちに口を開いた。
「どしたの?三好?」
「あの、ほら、銀髪の奴の事なんだけど…」
「ああ、くるみちゃんか」
「うん、まぁ、そのくるみちゃんにはさ、あんまり近付くな。イヤ、俺もこんな事は言いたく無いんだけどさ…」
言いにくそうに、でもはっきりと真剣な目で三好が言う。

まぁ確かに、俺もちょっと怖いかな…。びっくりしたし…。

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あきゅろす。
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