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ハルノヒザシ
なんでもかんでもアミダくじ
月曜日。

全く起きようとしない三好をどうにか叩き起こし、バタバタと遅刻寸前で久しぶりの学校へと向かう。
教室に入る寸前でどうにか先生を追い抜かしギリギリセーフ。
席に着いたとたん眠りこける三好。
何時までも起きてるから…。

いつものように気だるげに出席確認を終えた西原先生。
「はい、全員いるなー。知ってると思うが来週球技大会がある。今週中に競技をお前らで決めて報告しろよー」
あーそういえば来週の水曜日は球技大会だ。
体育が苦手な俺にははっきり言って憂鬱な行事。
俺は配られたプリントとにらめっこしながらなるべく楽な競技はどれだと考える。
ふーむ。サッカーとソフトが外。バスケとバレーが体育館か。
どれもはっきり言って嫌だ。

「ちょ、皆さん注目ー!」
教壇からの声に視線を上げると、既に西原先生の姿は無く代わりに体育委員の音羽君か立っていた。
「つーかぶっちゃけみんな種目なんてどうでもいいと思うんで俺達のクラスはアミダで決めたいと思うんですがいーっすか?」
賛成ーと言う声がバラバラと上がる。
アミダくじか…。西原先生のクラスらしく適当でいい気がする。
結局多数決でアミダに決まり、とりあえず朝のホームルームは終わった。

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あきゅろす。
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