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ハルノヒザシ
可愛いくて不思議な…
今日はGW最終日。

いつものように買い出しに来ていた俺はようやくバスに乗って帰路についていた。
三好は寝ぼけていたから置いて来たので居ない。
GW中に生活がひっくり返っているみたい。
明日から学校なのに、大丈夫なのか?アイツは。
きっとまた授業中遠慮なく寝て、呼び出されるんだ。
ぼーっとしていると一時間なんてあっという間。
いつものバス停でバスは停車する。
さーて、今日は何作ろうかな、なんて考えながらテクテクと正門に向かっていると後ろから近づいてくり足音。
「すいませーん」
多分俺を呼ぶ声に俺は振り向いた。
振り向いた瞬間、一瞬ギョっとする。

フワフワしたちょっと長めの銀色に染めた髪。
もう開けられないくらい開けられたピアス。
笑みを浮かべた顔には二つの口ピアスと目元の三つのピアスが光る。
身長は俺と同じくらいだろう。
パンク系と言うのだろうか?ジャラジャラとチェーンが光る派手な恰好に身を包んでいる。
そんな恰好に不思議とあっている、女の子のようなまつ毛が長く大きな瞳の可愛らしい顔立ちの少年が立っていた。
俺がポカンとしていると、再度その少年が口を開く。
「あのー、峡城学園の生徒の人っすか?俺、明日からこの学園に編入する事になったんですけど…」
すいませんが、道案内頼めませんか、とちょっと高めの声で言う少年。

ニィっと人懐っこく笑う顔はやっぱり不思議ででも凄く可愛い。


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あきゅろす。
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