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ハルノヒザシ

その少し前…

「いただきまーす」
あの後三好から事の顛末を聞いた俺は、ぐずる三好と心配する保健医をどうにか説得し、は部屋へと戻っていた。
腹が減ってどうしよも無かったので適当に朝飯を作る。

普通にしてないと、駄目なんだよ、俺。

そりゃ身体は痛むし、滅茶苦茶怖い思いしたけど…。

いつまで悲しんでる訳にはいかないんだよ。悲しむって言うのはマイナスなんだ。

特に俺みたいな奴はね。

だからずっとそうして来た。

今もそうするべきだと思う。

「なー、三好。外出許可ってどうやってとるんだ?」
「外出許可?寮の管理人の所に書類書いて提出すればいんだよ。つーかお前…」
外出するの?大丈夫なのか?あんなことがあったばかりなのに、と三好の顔が物語っている。
大丈夫だってー、現にこうやって普通にしている訳だし。
「里帰り一度しようと思ってさ、全部荷物処分しきって無いし。今を逃したら夏になっちゃうし」
「そういえば言ってたな。前にそんなこと」
まぁ、そういうんなら、と三好が諦めたような顔で言う。
「食べ終わって暇だったら一応夏にも知らせたいから一緒に来てくれね?」
「あぁ、いーよ」


朝飯時にそんな会話があって現在にいたる。

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あきゅろす。
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