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18禁シーサー
知念寛 (前編)アンケートに答えて頂いた皆様へ。 5/20↑
知「今日は無理。」

あたしの18回目の誕生日、約束はこの一言で消えた。
もうデートに行く準備してたのに・・・・
約束の時間一時間前になってこの電話、理由もなく。
納得しろって方が無理

「寛の馬鹿・・・・・」

一緒に食べるはずだったイチゴケーキ、折角ママが作ってくれたのに・・・・
このケーキを食べてから出かける予定だったのに。

一人むなしくケーキにフォークを付き刺して口に運ぶ・・・・

ママ「サワー?何でケーキ食べてるの?寛君は?」

「ん?・・・・来れないって」

ママ「・・・・そう・・・・じゃぁママとお買い物行こう!!」

しょんぼりしてるあたしにママは優しく笑いかけて外に誘ってくれた。
薄暗くなった街をママと歩く、前から欲しかった鞄を買ってもらってチョットはテンションHI!!
紙袋を抱えてウキウキ店を出る。




「寛・・・・?」
向かい側の歩道にいるのは間違いなく寛だった。
他にあんなにでかくて前髪だけが白いやつなんているはずない・・・・
横には綺麗な女の人・・・・・
細くってふわふわの巻き髪、高いヒールを履いていかにも大人の女の人、あたしはきっと何年かかってもあんな風にはなれない、そんな感じの人だった。
声かけられなかった。
誕生日のデート断わって他の女といるなんてもうフラレタも同然だよね・・・・
泣きそうになって紙袋を抱きかかえた。




家に着いてベッドに埋もれた・・・・
悔しさと寂しさでいっぱいになった。

「最悪の誕生日・・・・・・グスン・・・・・」










次の日









授業も聞く気がしない。
こんな時同じクラスってホント困る、まだ朝から一言も話してない
休み時間の度にあたしは逃げてる
なるべく寛を見ないようにしてる、


昼休み一人で屋上に上がる、食欲なんてないけど折角ママが作ってくれたお弁当・・・・箸をつけようか迷っていると後ろから声がした。





知「サワー・・・・ココにいたんばぁ?」

「・・・・・・・何?」

知「ぬ〜がじゃねぇさぁ〜探した」

「そう・・・」

知「ぬ〜やらわじってる?」

「別に・・・」

知「ゆくしだろ?ちらがわじってる」

「・・・・・・・・・」

知「早く言うさぁ〜」

「・・・・・・・・・昨日何してたの?」

知「・・・・・おばぁの家に行ってた。」

「そう・・・・」

知「ぬ〜が信じてねぇってちらやっし」

「随分綺麗なおばぁね・・・・細くて巻髪でヒール履いたおばぁなんて・・・・・ありえないよ・・・なんで嘘付くの!!」

知「・・・・・・・・」

「寛なんて大ッ嫌い!!!!馬鹿!!!」

弁当をしまって鞄に入れて、俯いた寛に背を向けた。









知「待って・・・・」
腕を掴まれたまま俯いてポタポタと落ちる涙をもう片方の手でふきとる・・・・
抱き寄せられてもちっとも嬉しくない・・・・・

知「わっさいびん・・・・」

謝るけど、言い訳はしない・・・・
その腕にきつく抱かれて動けない、
大きな手に顎を捕まれて強引にキスして・・・・

誤魔化してるつもり・・??

「やっ・・・」
抵抗しても勝てるわけなくて、貯水槽のタンクの影に連れて行かれた。
影になったその場所は外からの死角になっている。
何も言わない寛は少し怖い顔してて、あたしは無理やり散歩に連れて行かれる犬みたいだ・・・

死角の壁に背中をつけてまた唇を押し付けられる・・・・
制服のボタンが外されて、唇が首筋を伝う。
逃げ場を失ったあたしはただされるがままになるしかなかった。

知「いい加減・・・機嫌治せ・・・・」

「(--)ム!!言い訳ぐらしなよ・・・・」

知「言っても信じねぇあんに?」

「・・・・・・」

視線を合わせた寛は少し困った顔で、でもなんか意地悪な顔してる・・・・
見上げるあたしに構わず太腿に手をやってまたキスを落として・・・・・誤魔化してる・・・・

「・・・・・」

弱い所ばっかりを弄って、こんなに最悪な男相手に抵抗できない自分が悔しい・・・・
寛しか知らない体は素直でその指を濡らす。

知「プレゼント。」

不意に囁かれた言葉は唐突で、意味不明・・・
グイッ・・・

「やっ!!!!!!何これ!!!」

秘部に押し込まれた異物・・・
深く入れられたそれは自分ではとれそうもない・・・・

「ちょっと!!!!」

慌てるあたしを笑って見下ろす。
体を離して呟く・・・
知「昨日コレ買いに行ってたんば〜よ。ずっと探してた・・・や〜の為に!わんは店に入れないから従姉妹に頼んだ。」

「(゜Д゜) ハア??」

ポケットから出した小さな薄い箱・・・・?
寛の指がそれに触れるとあたしの中で電流が走る。

「きゃあああああああ!!!!」

ペタンと床に座り込んだけどその刺激はピリピリとあたしを責める。
そんなあたしに・・・

知「わんが欲しくなったらいつでもくるさぁ〜(ニヤリ)」

あたしに背を向けて手を振りながら階段を下りていく・・・・・

「モー! <-<)o>> クヤシィー!!」



寛を追って教室に戻ると、にこやかに甲斐を話している姿が目に入る。
急いで近寄るあたしを見てポケットに手を入れる・・・

「!!!!!!!」

足を止めるしかないあたしの情況に寛は笑ってる。
あのリモコン何とか取り上げないと!!!
先生が入ってきてあたしは仕方なく自分の席に座る。
寛は斜め後ろからあたしの背中を見てる・・・
静かに始まった授業、何とかしなきゃって考えていると先生から指を指されてしまった。
教科書を読み始めた瞬間また電流が走る!!

「!!!!!」
声を殺してグッと堪える・・・
その電流は強弱を付けて中を動いて回る。
ちらっと横目で寛を見ると右手はポケットにはいったまま・・・・ぬ〜が?って言いたそうな顔してる・・・・・


こんな事を繰り返して、あたしの体は乱され続けた。
最後のチャイムを迎えるまで寛の意地悪は続いて、友達に顔色が悪いと保健室に促された。

知「わんが連れて行きます。」

誰のせいでこんなになってると思ってんのよ!!
平然と立ち上がってあたしの背中を押す・・・・・
教室を出て保健室に着くまで振動は止まなかった。



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あきゅろす。
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