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18禁シーサー
木手永四郎 夢卯様リク 12/19↑








生徒が帰宅した学校は静かで、何処か不気味だ。
非常口を示す緑色の明かりが廊下を照らす
何の物音もしない校内はいつも通りならこのまま朝までつかの間の休息を取るはずなのだが、今日はいつもとは少し違っていた。

もう誰も残っていない筈なのに、僅かに聞こえる声



















ガタンっ


















「ごめんなさい、もうしないからっ・・・やっ、やめて、、、お願い・・・永四郎・・・」






















暗い教室の隅で許しを請う私に、永四郎は冷たい眼差しを落としたままその手に力を込める
ロッカーに押さえつけられた背中はひんやりと熱を奪われ、捕まれたままの腕は少し痛い・・・
永四郎の眼鏡は月を映して、怪しげに光を放つ
今までにこんなにも永四郎が怒った事はない、いつも何処か大人で、余裕があって私なんか手のひらで転がされてた。
怒らせたのは他の誰でもない私、何故こんな事になったのか今更後悔しても遅いのはわかってる、抵抗するなんて事は許されない、私に出来るのは許しを請うだけ・・・


















私と永四郎は一年程前から付き合うようになった、永四郎はテニス部の部長で私はマネージャー。
他の部員の手前、公にする事も出来ず、私達の関係は秘密だった
まぁ、永四郎が冷やかされるのが嫌だと言ったのだが、隠すのもなかなか大変だった。
一緒に帰ったりする事も出来ないし、必要以上に話をしたり近づいたりする事はなかった
永四郎はいつも冷静で、厳しく、殺し屋と呼ばれるには十分の人間で、影では『ゴーヤーマン』と一部の人間からはそれはもぅ恐れられている。
私と永四郎はメールで話をする事の方が多い、メールを見て目で合図を出す、その時の永四郎の目はいつもとは違う私だけにしか見せない優しい瞳。
それだけで私は満足だった

二人でいる時の永四郎は別人みたいに優しくて、甘い。 


永「サワー、今日は泊まれるんでしょう?」

「え、」

永「うちの両親は夕方から出かけるそうなのでね」

「でも、妹いるじゃん」

永「寝てしまえば問題ないでしょうが」

「そ、そうだけど」

永「家に電話して斉藤さんの家に泊まるとでも言いなさいよ」

「う、うん」

永四郎の泊まれるんでしょう?は=泊まれ(絶対)であって、NOはないのだ。
一応お母さんにはメールで本当の事を伝えるけど、それとは別にお父さんに電話する、永四郎がどんな男か知ってるお母さんはいつも『分かった』って言ってくれるけど、お父さんには流石に言えない。

一生懸命父に嘘を言う私を永四郎は傍で満足げに笑って見てる 、電話を切ると直ぐにぎゅっと抱きしめて何度もキスをしてくる

本当に二人の時は甘くて、優しいんだ。












そんな永四郎が怒ったのはホンの些細な事だった。
テニス部のマネだから当然他の部員とも何かと話をしたりする、寛と裕次郎とは同じクラス、田仁志はよく私のお弁当を狙いにくる。 とにかく仲がいいのだ・・・
不知火や、新垣、当然晴美とも話すことも多い。

永四郎から言わせれば『必要以上に仲良くする必要はないでしょうが』・・・らしいけど、凛に関してはそうもいかない。
家は隣で幼馴染、何よりうちの親父は凛を物凄く気に入ってて何かにつけては凛を呼べと煩い。

昨日の夕方いつもの様に近くの酒屋に親父の酒を買いに行かされた、たまたま凛もその店にいて重いからって家まで荷物を持ってくれた。
親父は凛が来た事を喜んで、家に上げ自分の酒につき合わせた。 ここまではよくある事で日常茶飯事だった、もちろんこの事は永四郎も渋々納得してはいたのだが、この後がまずかったんだ・・・

私と母は付き合いきれず先に布団に入った。
親父はその後も凛に絡み最後には泊まって行けと言い出したらしいのだ、そんな事は知らず私は夢の中だったんだけど、凛も凛で何を考えたのか私の布団に入って朝を向かえた。
当然酔いつぶれた凛とは何もなかったのだが、凛と私はそのまま学校へ、永四郎と同じクラスの凛はその事を話してしまったのだ。



凛「昨日サワーんちに泊まってさ〜酔ってサワーの布団で寝たんば〜よ。いや〜朝起きてびっくりしたさ〜」

永「・・・・」

凛「んでさぁ〜永四郎、わんサワーの寝顔見たらなんかさぁ・・・なんか、その、て〜じちゅらさんだったんば〜よ。今更やっしが、好きかもしんねぇ・・・・って聞いてるんばぁ〜?」

永「・・・聞いてますよ。」

凛「わん、どうしたらいいと思うば?なぁ、永四郎!」

永「さぁ・・・」

凛「あい!わん真剣なんば〜よ〜!!」

永「練習に差し支えのない付き合いをしなさいよ。」

凛「わかっと〜さ〜!」


こんなやり取りがあったとか・・・
そんな事は知らず、今日も放課後練習が始まった。
凛はなんだか上の空で、ニヤニヤしてるし、永四郎はいつにもましてピリピリ。

凛「サワー〜」

「なに?」

凛「昨日の事まだ怒ってるんば?」

「当たり前でしょ?」

凛「小さい頃は一緒に風呂にも入ったあんに〜」

「凄く小さい時でしょ!!!」

凛「なぁ、サワー」

「煩い!練習しろよ!!」

後ろで永四郎がゴーヤー持ってるよ凛・・・
練習が終わる頃私の携帯が光ってた、こっそり携帯を開くと永四郎からのメールが届いてた。




6/18金 17:58
■木手永四郎
■Re:Re
------------------
平古場君から話は聞
きました。
昨日平古場君と同じ
布団で寝たそうじゃ
ありませんか
随分と楽しそうです
ね?
必要以上に仲良くす
るのは良くないとあ
れ程言ったでしょう
が・・・
何か遭ってからでは
遅いんですよ?
キミは無防備過ぎま
す。
今後同じ事が無い様
にしなさいよ
分かりましたね?


永四郎
-----------------





厳重注意、お怒りは免れたと思った。
練習を終えてそれぞれ帰宅する中、永四郎は部誌を書き込んでいた。
私はそれを横目にカーテンの向こうで着替えを済ませいつものように『お疲れ様でした』と部室を出た。

出て直ぐに金色の髪が目に入る、とっくに部室を出た凛が壁に持たれて座っていたのだ。
私を見上げると立ち上がりキョロキョロと周りを見回した・・・

凛「遅いっ」

「はぁ?」

凛「待ってたさぁ〜」

「別に一緒に帰ろうなんて言って無いじゃん!」

凛「そうやっしが・・・」

「何?なんか用?」

凛「あの、あのさ、サワー!」


次の瞬間手首を捕まれ勢い良く部室の壁に押さえつけられた、暖かさを唇に感じて目を見開くと同時に凛のさらさらの髪が頬に触れて我に返った。
必死に凛を突き放そうともがくが、昔と違って力は到底適わない・・・・
運悪くカチャリと部室のドアが開き横目に永四郎の制服が見えた。

慌てて離れた凛に平手打ちを食らわすと直ぐ隣の永四郎を見上げて唇を拭った。

気まずい沈黙を破ったのは永四郎で、冷静な声だった


永「早く帰りなさいよ?」

スタスタと校舎に向かって歩き出した永四郎を追いかける事も出来ずにただ立ち尽くした。
凛は殴られた頬を摩りながら私を見下ろして何か言いたげにしている。

「馬鹿」

凛「わん、や〜が好きなんば〜よ」

「冗談やめてよ」

凛「冗談なんかじゃないさぁ、しんけん」

凛はもう一度顔を近づけて真剣な眼差しで暖かさを求める・・・ さっき殴った頬とは逆側を殴って距離をとる

凛「痛ぇ!や〜何するんば!」

「凛の馬鹿、大っ嫌い!!」

そのまま校舎へ走った、私にとって凛は凛で、それよりも永四郎の事が気になった。
鞄の中で携帯のバイブがなって要約足を止めた、恐る恐る携帯を開くと新着メールが1件と表示されていた。





6/18金 18:35
■木手永四郎

-----------------
教室に来なさい。



永四郎
-----------------







永四郎の教室へ向かう、これから永四郎とのやり取りがどんなものになるのかなんて分からない。
でも今すぐ永四郎の所に行かなきゃ、誤解されたままなんて嫌だった。
電気が消えた校舎は薄暗く私を向かいいれた
2階の廊下を通って一番奥が永四郎のクラス。
電気は点いていない、誰の姿も無い廊下は少し怖かった。
息を切らしてたどり着いた教室に永四郎は静かに座っていた、携帯の画面に照らし出されたその顔は凄く怖い顔で、机の上で組まれた足は苛立っている。
ゆっくりと永四郎に近づき、丁度真横に立つと永四郎は視線を上げた。


永「遅かったですね?」

「ごめんなさい。」

永「昨日の今日であれですか・・・」

「・・・・えいしろっ・・・違うのあれは凛が・・・」


ガンっ!!!!!
言葉を遮る様に投げられた携帯が壁に当たり鈍い音を響かせた、椅子からゆっくり立ち上がり私の首に手を掛けた永四郎の目は冷たく、試合中に見せる殺し屋の目だった。

永「気をつけなさいと言った筈です、注意されたにも関わらず、俺以外の男に唇を奪われるなどあまりにもお粗末ではありませんか?」

「ごめんなさい、」

永四郎の手は力を緩める事はなく、ゆっくりと息苦しさは増していく、鋭い眼差しが私を追い詰めて甚振る様に逃げ場を無くしてく・・・

「永四郎っ・・・やめてっ・・・・」

一瞬緩んだ手から逃げるように廊下に逃げようとした、意図も簡単に捕まる事は考えなくても分かるけど逃げずにはいられなかった・・・



ガタンっ!!!

掃除用具の入ったロッカーの前で殺し屋に捕らえられた私は固い金属の塊に叩き付けられた。


「ごめんなさい、もうしないからっ・・・やっ、やめて、、、お願い・・・永四郎・・・」


腕が締め付けられ、足はカタカタと震える。
許しを請う私に永四郎は静かに顔を近づけた








永「これ以上俺を醜い嫉妬で狂わせるな」

「ごめんなさい」

永四郎はそのまま腕を回して肩に顔を埋めた。
ぎゅっと締め付けられる腕に包まれて、少し震える永四郎に何の言葉も掛けられなかった。
ただ、ポロポロと涙を流すしか出来なくて、自分の隙がこんなにも永四郎を苦しめたと罪悪感に襲われた。



しばらくして腕が緩み永四郎はそっと顔を上げた、悲しい瞳がゆっくりと近づき触れるだけの口付けを落とす。 何度も、何度も触れるだけの口付けを降らせて乱れ始めた吐息が静かな教室に消えていく


永「サワー」

低い声に心臓がドクンと音を立てた
見上げる永四郎はいつもの優しい永四郎に戻っていてる

「永四郎、ごめんね。私、」

永「何も言わないで・・・」

永四郎の舌が首筋を撫でると、左手がスルリと制服に忍び込み下着を剥ぎ取る。 優しく秘裂を撫でる人差し指にビクンと体は強張り息を乱した
深いキスを強引に味わうとぐっと押し込まれる指に甘い声を漏らし、奥まで欲しいと蜜を流す
次第に指を締め付けた秘部は快楽に犯されて、永四郎を誘う、卑猥な音が二人の理性を溶かして欲望のままにお互いの体を求めた。

「はぁ、、はぁ、、、んっ、、、永四郎っぁっ、」

永「サワー、愛してます」

永四郎の指を何度も奥まで咥えた込んで欲しがると、永四郎は答えるようにその太い指を突き立てた
太ももに愛液が伝い一度目の限界が訪れた。
震える足が立っている事を拒んでズルズルと床に座り込むと永四郎の制服を掴んだ、肩で息をして乱れたままの呼吸で見上げると永四郎は濡れたままの指を私の咥内へと入れ、空いたもう片方の手で理性の途切れた自身を取り出した。

「んっ・・・はぁ、っ・・」

愛液を舐め取って綺麗になった左手は顎を捉えそのまま自身へと誘う、誘われるまま固い永四郎自身に舌を絡めると脈打つその熱い肉棒を喉の奥まで咥えしゃぶり付いた。
微かに聞こえる永四郎の乱れた吐息・・・
耳までも永四郎に犯された気分に酔って、何度も行為を繰り返す、もうこのまま何時間でも犯されていたい・・・・ 髪を撫でられて、そのまま奥まで受け入れて、舌を絡めて苦しいくらいに永四郎を味わう・・・
先走り液を舐め取って苦しさと、秘裂の疼きに瞳を潤ませ永四郎を見上げる、優しい目が少し苦しそうに細められ永四郎は咥内から自身を抜き取った。
私の腕を引き立ち上がらせるとロッカーに手を付かせ卑劣に熱い自身をヌルリと擦り付ける、腰を抱き内臓を抉る様に押し込まれる感覚がたまらなく全身を振るわせた

「あ、ぁ・・・んっ、はぁっ・・・」

全身に鳥肌を立ててながらもこれから訪れる快楽に体は期待し、愛液を垂らし早くとせがむ
ズッっと肉を掻き分けて奥を突き上げる、次第に激しくなる律動に悲鳴にも似た声を上げ熱を分け合い、一つに溶けていく・・・

永「サワー、はぁ・・・はぁ・・・んっ、サワー・・・・」

永四郎もっと滅茶苦茶にして、永四郎の物だって刻み込んで欲しい・・・・ 


カタカタと音を立てるロッカーの音が廊下にも響いている、誰かが階段まで来れば気付かれてしまうかもしれない・・・

永「サワー、もっと鳴きなさいよ」

「やっ、あぁ、、、えいしろっ、」

両手が腰を掴むと更に奥深くまで突き上げられ、子宮を押し上げるように何度も何度も深い快楽を与え続けて、擦れ遭う感覚が不規則に襲う
もう、ここが学校だとかそんな事はどうでもよくって与えられる甘い罠に身を任せて二度目の波に飲まれた。
きゅうっと永四郎自身を締め付けて、律動を拒んだ


「永四郎、もうだめ、、、、」

くったりと座り込もうとする私を支え、まだ足りないと欲しがる自身をグリッと押し付け耳元で甘い声を落としゆっくりと深い場所を求め続ける


永「もう少しだけ我慢してください」

膨張を止めない固い肉棒がまた動き出し、甘い声が消えないうちに愛を注ぎ、もう少しだけの少しはとても甘くて、我慢出来ないほどに酔わせる・・・

「永四郎っ、だめっ・・・んっ・・・あぁ、やっ・・・」


永「サワー、もっと鳴いて」

「えいしろっ、だめっ、んんんっ、やっん」

永「孕めばいい・・・クッ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

ビクンと脈打って跳ね上がる永四郎自身が熱い愛液を溢れる位に流し込まれる、奥でその液が溶けていくのが分かる。 含み切れない愛がドロリと伝い次第に冷めていく・・・
永四郎が不計画にこんな事をするのは初めてで、永四郎らしからぬ行為だった

お互い床に座り込んで乱れた息を整えもせず、ただだらしなく抱き合って口付けを交わした

唇を離して視線を合わせればクスリと笑い合う。


永「俺もまだまだ子供ですね(溜息)」

「永四郎、ごめんね」

永「明日皆に言いましょうね、サワーは俺の物だと・・・」

「いいの?」

永「これ以上サワーに悪い虫が付くのは好ましくない!」

「でも、冷やかされるよ?」

永「構いません、出来るものならすればいい。」

「・・・・・」

永四郎の笑顔の意味が良く分からなかった、次の日その意味を知る事となるんだけど、一番の標的となったのは凛だった。



凛ごめんね・・・・




END
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夢卯様この度はキリリクありがとうございました。
気に入っていただけるか分かりませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです。

今後とも足を運んでいただければ幸いです。








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